ウェブサイトの閲覧を制限されたとしたら、日常生活で不便を感じるでしょうか?
仕事でインターネットを活用している方はもちろん、パソコンやスマートフォンを使って普段から掲示板、ブログ、Twitter、Facebook、YouTubeなどのソーシャルメディアを使用している方にとっては生活ががらりと変わってしまうかもしれません。
世界で多少なりと“ネット検閲”を実施している国は多く、日本も政府機関が実施していると伝えられており、自殺系サイトや出会い系サイトなどをはじめ、犯罪につながる可能性のあるサイトが対象になっているようです。
2014年に言論および報道の自由を護る国境なき記者団が発表した“インターネットの敵”に挙げられている国は、
アラブ首長国連邦、キューバ、イラン、バーレーン、ベラルーシ、パキスタン、ベトナム、トルクメニスタン、スーダン、アメリカ、シリア、ロシア、サウジアラビア、イギリス、ウズベキスタン、インド、中国、北朝鮮、エチオピア
これらの国々ではネット検閲を行ったり、接続を遮断したりしていると言われています。
イランでザッカーバーク氏に出廷命令?
先ごろ、イランでは裁判官がFacebookのプライバシー侵害に関する訴状に答弁させるため、創設者であるマーク・ザッカーバーグ氏に出廷するよう命じました。
インスタグラムとWhatsapp(Facebookの買収契約は未完了)を含む同社のアプリケーションがプライバシーを侵害しているとの訴えを受けてのもの。裁判官はインスタグラムとWhatsappの両アプリをブロックするよう命令も出しています。
イランとアメリカには犯罪者引渡条約が交わされていないため、ザッカーバーグ氏がイランの法廷に出頭する見込みは低いとのこと。
イランでは時折ウェブサイトやインターネットアプリケーションがブロックされることがあると報じられているものの、利用自体は可能なようです。ただ、Facebookはすでに禁止されていて、TwitterやYouTubeなどのソーシャルサイトも同様に禁じられています。
イラン外相のようにTwitterを活用している一部の上級幹部もおり、若者など技術に長けた人々は規制を突破するためにプロキシーサーバー等の回避方法を使ってインターネットを使用しているそうです。
国家や権力者にとって不利になるような情報や国として禁じている情報を国民に見せないようにしたり、国が国民に不要と判断した情報を遮断したりするネット検閲。すべての情報を検閲することは難しいと考えられていますが、特定のサイトにしかアクセスできないようにする等の措置が取られている国もあります。
やはり自由にインターネットを活用できないのは現代の生活に見合っていないと考える人が多いようで、ウェブサイトの閲覧やアプリケーションの使用を“禁止”する行為に疑問の声が上がっています。
- 彼(ザッカーバーグ氏)がアメリカからイランに引き渡される、というのは考えられないこと。
- イラン政府はソーシャルメディアに対してとても分かりやすい態度を取っていると思う。彼らの野望に見合うものは「素晴らしい」けど、そうじゃなければ「ブロックしろ!」って。だからTwitterもFacebookもYouTubeもブロックされているんだと思う。そして、これらのサービスを使っていることが発覚した普通のイラン人が裁判なしで逮捕され、収監される理由。
- YouTubeが見られないって、仕事中にどうやって暇をつぶしているんだろう?
- またイラン政府のジョークかよ!イランの人たちだって政府のことは気に入っていないだろう。彼らは自由を求めて戦っている。だから政府はソーシャルネットが怖いのさ!
- マーク(ザッカーバーグ氏)はイランを買えちゃうからね。テーマパークにしちゃえばいい!
- Whatsappを使って彼(ザッカーバーグ氏)と話せばいいんじゃない? それか、Facebookを使ってプライベートメッセージを送るってどう?
- ミスター・ザッカーバーグは年齢以上に知性と商才に恵まれている。ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットと同じ利他的な努力が自らを物語っているとも思う。今回のイランのバカげた表明に関して良い面があるとすれば、彼らが嫌うミスター・ラシュディ(サルマン・ラシュディ)を世界的な作家にしたことくらい。ミスター・ザッカーバーグのためになることがあるとは思えない。
- これのどこがプライバシーの侵害なわけ。自発的に使っているだけじゃん。
- このニュースは間違っている。Facebook、インスタグラム、Whatsapp、スカイプ、すべてイランで使えるし、ブロックなんてされていない。ユーザーの活動はもしかすると政府にコントロールされているかもしれないけど、それは単純に彼らが守りたいだけで、ソーシャルメディアを通して真実のニュースが流れてしまうことを恐れているから・・・。
- それなら、今イランの外にいる人たちがこれに答えるべきだね!
- 腸が煮えくり返る・・・。マーク(ザッカーバーグ氏)を護るために募金しようよ。
- かわいそうなイラン・・・。
- ちょっとおもしろいのは、もしかしたら彼らが正しいのかもしれないと思ってしまうこと。
- この裁判官はコメディアンになるべきでしょ。彼の命令はジョークとしか思えない。こんな状態で誰がイランの法廷に出廷するっていうんだ・・・。
- ザッカーバーグが法廷に現れるとは思わないけど。イラン?真面目に言っているとしたら5歳児並ね。
- イランは彼のことをいじめようとしているだけじゃないか。皆、自ら望んで登録しているのにプライバシーの侵害だって?
- Facebookが気に入らないならアカウントを消せばいい。登録なんてしなきゃいい。そういうことでしょ。
- マーク(ザッカーバーグ氏)を呼びつけたいなら、他の全企業も連れて行かないといけないでしょう。イランはマークもそうだし、Google、マイクロソフト、携帯電話、GPS、そういうテクノロジーすべてに失望しているだけ。個人的に言えば彼がイランに行く必要はないと思う。どうせきっとNSA(米国家安全保障局)はイランが何をしているのか分かっているだろうし。
- イランの人たちがイスラム教の下に生まれてこなきゃいけないってことが私には悲しいことに感じる。大惨事になる前に、イランの政府が自分たちの手法が間違っていると気づいてくれたらいいんだけど。
- イランの政治は制御不能。善と悪は信じているけど、他の文化のことなんて気にならない。誰かを傷つけるわけでもない方法で自分の思いを表現したら、捕まえられるか死刑になるかしかないなんて、そんなのは異様だし恥ずべきこと。彼らのような過激なやり方は遠くへ追いやるべき。さらに悪いのは、ひどい社会標準と恐ろしい社会によって窮地に陥っている女性が現地にいるってことだと思う。
日本の場合、プロバイダや携帯電話会社が子供を対象にしたインターネットの閲覧制限等の対策を義務付けられるなど、ネット検閲が一切ないわけではありませんが、Facebook、Twitter、YouTubeなどは自由に閲覧できます。
中国のように個人のインターネットアクセスが厳しく監視され、犯罪以外のケースで逮捕されることもありません。閲覧や接続を規制される国に比べれば日本のインターネット環境は自由度が高いと言えるでしょう。
(参考)http://12mars.rsf.org/2014-en/#slide2
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2640546/Mark-
Zuckerberg-ordered-appear-court-IRAN-answer-
complaints-Facebook-violating-privacy.html
SNSも使い方によっては人助けなど良い影響を与える道具にもなり得るので、制限されるのはとてももったいない話だ。“インターネットの敵”に挙げられている国に自由の国アメリカが入っているのが意外だと思った。
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- Facebookは使用禁止!ザッカーバーグ氏に出廷命令