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皆さんは「不殺生」という言葉をご存じでしょうか。意味は生き物を殺さないということですが、この言葉は日常的に使わないまでも、我々の精神には深く根付いていると思います。まあ誰だって殺生なことはしたくないですよね。
我々は「食べ物を残さない」や、「自分の飼っている生き物は大事にする」など様々なことを教えられてきたと思います。そして、その「不殺生」の精神を極限まで実行する人々が、海外の掲示板で紹介されました。それが、「ジャイナ教徒」たちです。
今回はその「ジャイナ教徒」の一風変わった習慣について紹介していきたいと思います。
まず、歴史からして古い。生活習慣以前に、ジャイナ教の歴史がまずすごいです。ジャイナ教は、インドのヴァルダマーナという人が開いた宗教ですが、この人は紀元前6世紀くらいに生きていた人物だと言われています。
これはどれくらい古いかというと、彼が活躍した頃は、日本では縄文時代でした。日本には文字すら無かった時代にヴァルダマーナさんは現在まで続いている宗教を開きました。本当にすごいですね。そして、彼は人々にこんなことを説きました。
ジャイナ教では「アヒンサー」の教えが徹底されます。「アヒンサー」とは、日本語で非暴力、もしくは不殺生と訳される単語で、我々と関わりの深い仏教でも教義の1つとなっているものです。
アヒンサーはその訳語の通り、すべてのものを傷付ける行為を禁止するもので、ジャイナ教では、①相手を肉体的に傷付けること。②相手を言葉で傷付けること。③相手を傷付けようと思うこと。の全てが禁止されます。
そして、その教えは、人間にだけでなく、(草木も含めた)全ての生き物に対しても適用されます。そのため、ジャイナ教徒はアヒンサーを守るために次のような徹底した不殺生生活を行ないます。
ジャイナ教徒たちは、どんなに小さな虫であっても、絶対に殺さないようにします。そしてそのために、画像のような服を着て過ごします。
まず、ジャイナ教徒たちは常にマスクのようなものを着けてますが、これはホコリを吸い込まないようにするものではなく、なんと間違って虫を吸い込んでしまわないようにするためのものだそうです。
また、椅子などに座るときには必ずホウキを使い、その椅子を入念に掃きます。これも椅子などにいた虫の上に座って虫を殺すことがないようにするためのものです。
先ほど紹介した服装など、ジャイナ教には独特な風習が数多くありますが、そのなかでも最も驚くべきものは、食生活です。
日本の仏教にも精進料理というものがあり、精進料理は肉類を一切使わないことで有名ですが、ジャイナ教のそれは仏教よりもはるかに厳しい制限があります。
植物ではないものは一切食べません。ジャイナ教徒たちは、前述したとおり、アヒンサーの精神に則っているために、動物を絶対に殺しません。
そのため、肉はもちろん禁止であり、牛から乳を搾ることも、牛に対する暴力にあたるため、乳製品も一切食べません。
また、卵を食べることも、卵から育つはずのニワトリを殺すことにあたるため、もちろん禁止なのですが、それについては掲示板で議論になっていました。
卵が生産される過程とインドの牛乳を製造する伝統的な方法を比べると、牛たちは傷付けられていない。もっと現代的で工業的な工場では、動物たちは皆ひどい扱いを受けている。だから僕はジャイナ教の教義に則して生きるためには、工場で生産された牛乳は、卵と同じように消費しないべきだと思う。
僕の父さんの世代も卵を食べる人が多いけど、それは主に卵を食べないとたんぱく質が摂れなくて不健康になるからだね。 多くの人にとって、卵は消化を良くするために火を通さないといけないけど、僕のお祖母ちゃんの世代は…いや、毎年の誕生日ケーキに卵が入ってないのは悲しいことだね、とだけ言っておくよ。
なぜならオスとメスの比が1:1であることは適切ではないからだ。オスのニワトリは寿命が7~8年あるが、一般的に2~3歳のころに死ぬ。数羽のニワトリを生かしておくことは可能だが、非生産的であり、大規模にできることではない。
乳牛に関して言えば状況はさらに悲惨だ。乳牛は子牛を出産しなければ牛乳を出さない、だが牛の数を増やしたくないのであれば牛一頭につき子牛一頭しか産ませられない。まあオスも増やすのであれば二頭産めると思う。
だがそれはつまりメスは20年の寿命の内1,2年しか牛乳を生産しないし、オスは20年間ずっと牛乳を生産しないことを意味する。それは現実ではあり得ないことだ。
メスは4回子供を産ませられ、寿命の4分の1も行かない内に死ぬ。産まれた子牛のほとんどはすぐに食肉となる。動物たちにとって何一つ良いことは無い。それは「放し飼い」であってもそうだ。
さきほど、ジャイナ教徒たちは植物以外のものは食べないと述べましたが、ジャイナ教徒たちは植物の中にも食べるものと食べないものがあります。たとえば、下のコメントにある通り、ジャイナ教徒はジャガイモやレンコン、ゴボウなどの根菜を食べません。
それは根菜のことを植物の卵とみなすからです(コメントには別の理由が書いてありました)。そのほか、ジャイナ教徒はコメントにあるとおり、様々なものを食べることを禁止します。
ソース:僕はインドに住んでいて、ジャイナ教徒に囲まれている。
食事に関して僕はインドにいる家族ほど厳格に戒律を守っている訳じゃないし、僕も昔家族の人に同じことを聞いたんだ。そしたら、自分たちの行っていることは完璧ではないってことには賛成していたよ。ジャイナ教では生きているってことだけでジャイナ教のすべての教義に反するんだ。
でも重要なのは自分が自分以外の生命に振るう暴力を最小限にするってことなんだ。それをどこまで実行できるかは人それぞれだけどね。究極的にはここに書かれているとおり餓死するのが一番だ。これが最高の答えじゃないことは知っているけど、僕が知っている唯一の答えだ。
私はジャイナ教を信じていないので、食べる物の制限は一切行なっていませんが、それでもジャイナ教のアヒンサーの考えは面白いものだと思います。日本にはおいしい物が多いので、食べ物に感謝して味わっていきたいです。
宗教の問題は難しいけど、日本が縄文時代のときからこんな考え方があって、それが今まで残っているなんて、さすがインドは進んでいたんだなぁと思う。しかし餓死するのはちょっとやりすぎだ。
ジャイナ教とは釈迦が仏教を開いた時代から存在し、いまだに残っている。
釈迦の仏教は一度絶えてしまったことを考えると、凄い宗教だと思う。
紀元前後で線引きしちゃうけど、世界的に見れば紀元前数千年ですでに都市国家の時代だからね。
むしろ、なんで蒸気機関や地球の直径まで知ってた世代から
産業革命起こすまで数千年かかってるんだよって感じ
マハーバーラタには水銀を熱した蒸気を噴射して飛ぶ機械まで載っている
まあ、ジャイナ教的思考が一般的だったら
現代社会は欲深すぎて作っちゃいけない文明という認識があったのかも
インドすごい
インド旅行中パナジの街で羽ぼうきで歩くところを掃きながら歩いてるジャイナに遭遇したことある。意味を尋ねたらアヒンサーアヒンサーって言ってた。虫を踏まないようにそうしてるみたい。
そんな教えで絶滅しなかったのが不思議
マリオ(クリボーを踏む)も禁止になるのか
タイトル間違えてますよー
>6
確かに土でも食べて生きなければならない。
というか土の中にも細菌がいるから本当に食べる物が無い。
ジャナイ教って一気に陳腐になるな
ベジタリアンは腐れヒッピーのゲイぐらいに思ってるけど
ジャイナ教ぐらいぶっ飛んでるのは別
押し付けがましくないしね
今海外で広がってるビーガン()と相性良さそうじゃないか
無駄な殺生を避けるのは良いことだけど、食べる生き物を選別してる時点で偽善者だわ
植物「自分たちも生きてるんですけど」
タイトルでオチてるやり直し
卵をハチミツにかえたらって、蜂さんに対する暴力やん。
無機物 (酸素、水素、炭素、アンモニア等)から有機物 (アミノ酸、糖、脂質)を合成すれば良い。そうすれば細菌も植物も殺さなくてすむ。
ビーガンについて批判する前に、ビーガンに関する本に目を通してください。植物は食べていい理由も分かります。