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奥の深い、多種多様な人々が混在するインド。
Beggarベガー、いわゆる物乞いも多様化しており、本当に物乞いになってしまった人もいれば、故意でそれを続けている人もいます。
家庭の事情で教育の機会を与えられなかった人は、物乞いを職業とし、家族を養っているのです。
その物乞いたちをまとめる組織も存在するぐらいですから、インドには物乞いビジネスというものが確立しています。今日ご紹介するのは、父親であるベガーのお話です。
インドの「象男」は新しい顔になるための整形手術を断りました。それで、娘の結婚式資金にするのです。
デリーのマンナン・モンダルさん、またの名を「顔の溶けた男」は放射線再構築手術を断りました。そうすることで、物乞いが続けられるからです。
50歳のその男性は神経線維腫症を患っています、つまり腫瘍を悪化させるリスクがあるのです。
しかし生計を立てていくため、そして20歳の愛娘ラシェーダの結婚式の資金を稼ぐために手術を拒否しています。
「私は娘にいろいろ買ってやらなくてはいけないんですよ。ベッドにキャビネットに、指輪でしょ。時計に、あと婿には自転車をね。」と目や、耳、そして歯のほとんどがないマンナンさんは言います。
マンナンさんはインドは西ベンガルのコルカタの極貧家庭で生まれました。外見にも人とは差がありましたし、学校からも入学を禁止されていました。
ですから、物乞いだけが唯一のオプションだったのです。
そんな状況だったにも関わらず、18歳で結婚し、今では2人の息子と2人の娘がいます。
マンナンさんは、インド中を物乞いして回ります。そして1日に5ポンド(850円)を稼ぎ、家族に送ります。家族の人は誰もマンナンさんのような外見ではありません。
マンナンさんは
「周りの人間は私のことをいい風には扱ってくれないし、好きじゃないよね。これは何年もずっとそう。」
「こうやって自分をコントロールしてるんだ。例えば、歯磨きがいらないとかね。私には歯が4本しかないから、指で磨けばいいでしょ。」
「ちなみに家はないよ。道路沿いにテントを張って住んでいるんだ。もちろん、土地や家を買うお金なんてない。」
「でも私の妻や子供達は一生懸命サポートしてくれている。家族のみんなはこう言うんだ。”お父さんの顔は神様が創られたものだ”ってね。その定めは避けられないものでしょ。」
マンナンさんは以前に一度だけ、医者に顔の出来物を見せたことがありましたが、それはがん性のものではないし、短期的なものではないとのことでした。
しかし先月、グルガオンのドクターに診せたところ、神経線維腫症のひとつであり、遺伝子的な要素で出来物が増加し続けているとのことでした。ただ、がん性なものではなく、命に別条はないということです。
顔中の出来物を取れるだけ取って、新しい顔のパーツも作り直すことはできるのです。もちろん100%は戻りませんが。
マンナンさんはこう言います。
そうやってマンナンさんは50年間、同じように物乞いをして生きているのです。
一見、びっくりするようなインド人物乞いの人生。ですが、インドではこういった人は決して少なくないのです。以下が世界の反応でした。
50%が遺伝性のものらしいのです。そしてあとは突発性のものだということです。夫も私もそのような遺伝子は持っていません。
この男性は、手術を受けないことで間違いを犯しているのではないかと私は思うんです。彼の家族はこれ以上、家族を増やさないように考慮すべきだと思います。
日本には物乞いはいませんが、ホームレスは存在しますね。インドに比べてそれはごく僅かですが。
でもNGOやいろんな団体から、ご飯の支給があったり、死なずに何とか生きていける環境が与えられているような気がします。
でもインドの物乞いたちはそれでしか人生においてお金を稼ぐ術を知らないため、それを死ぬまで貫くしかないのです。何だかんだ言って、日本はいい国ですよね
(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2630372/Indias-Elephant-man-turns-offer-new-face-needs-pay-daughters-wedding.html
物乞いという職業があるのに驚いた。物乞いだと同じ場所での収入は限られてくるので、定期的に移動しなくてはいけなかったり、第一収入も少なそうなので大変そう。
日本のホームレスは物乞いをしないので、インドに比べるとマナーや治安が良いイメージがあって安心できる。