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どこの国の女性も大抵の場合、花束のプレゼントやキレイな夜景の見えるレストランでの食事に満足してくれるでしょう。しかし、スルマ族の女性は違います。彼女たちの“男”になるべく強烈な印象を残すには、棒を使った決闘を制さなければなりません。
当然、負傷者も出ますし、時には死亡者も・・・。ケガを負った場合は補償を受けることができず、死亡した場合は家族に賠償金が払われます。賠償金といっても、通常であれば20頭の牛、または対戦相手の一族から未婚の女性が補償されるのだそうです。
エチオピア南部のオモ川流域に住むスルマ族に特有のこの儀式はドンガとして知られ、雨季の終わりに行われます。勝った者は英雄となり、スルマ族の人々から称賛を受けるだけでなく、最も美しい少女たちの中から好みの女性を選ぶことができます。
ただ、戦いの前にはもうひとつ、乗り越えなければならない壁があります。それが2リットルの新鮮な牛の血を飲む儀式。牛の動脈から直接ひょうたんの器に注がれた血を飲むのです。牛血はすぐに固まってしまうため、バトルに参加する戦士は一気にたくさんの量を飲まなければなりません。一気飲みができる戦士は多くなく、結局はほとんどの戦士が吐いてしまうそうです。
牛血一気飲みの儀式が終わると、スルマ族の男性は川で身体を洗い、女性たちの注目を集められるよう、男らしさと美しさを強調するボディペイントで身体を覆います。
ドンガのルールはシンプル。特に細かいことは決められておらず、ナイフのように先端が鋭利な2メートルほどの長い棒を使って戦い、相手が地面に倒れるか、ギブアップすれば勝利です。スルマ族の別々の村からやってきた男性20名ほどのグループで対戦します。実際の戦いは一人ずつ、一対一で行われますが、どの戦士もほぼ裸の状態のため負傷は免れません。
激しい大乱闘を繰り広げた末に、勝利を収めた男性が見守っていた少女たちの方に向かって棒を指し示します。勝者に選ばれた女性が身につけているネックレスを棒に差し出せばOKの合図です。女性側は断ることも可能ですが、選ばれることが名誉に値します。
ここから2人のお付き合いがスタート。ここで結ばれたからといって必ずしも結婚する必要はありません。スルマ族では女性は結婚前ならどの男性と関係を持っても大丈夫ですが、結婚後は禁止されます。
スルマ族独特の文化や儀式ではありますが、タイプの女性を落とすまでの彼らの“試練”を世界の人々は若干引き気味にとらえているようです。
まさに、これぞ男の中の男! と言えるとは思いますが、女性とお付き合いするハードルが高すぎはしないでしょうか。儀式とはいえ、そもそも女性にも選ぶ権利はあるわけで・・・。自分がスルマ族でないことにホッとしてしまうのは平和な日本に生まれ育ったからかもしれません。
(参考)http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2629461/Amazing-images-inside-
Ethiopian-rite-involves-guzzling-fresh-cow-blood-fighting-sticks-sharp-knives.html
パフォーマンスでやってると思ったが、写真を見たらガチっぽかったのでビックリした。牛の血を見ただけで吐きそうで、海外のコメントどおり、牛がかわいそう。