日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。
中国ではfacebookもtwitterもできません。YouTube動画も見ることはできません。全て、検閲がかかっています。
そのあたりは一括ブロックですから、技術としてはそう難しくはないかもしれませんが、その他、細かなところも膨大な人数で監視を続け、見つけ次第ブロックをかけます。
インターネットやテレビ番組から書籍の輸入に至るまで、全て規制がかかります。巧妙なのは、規制がかかっているとあまり悟られないようさりげなくかけることができるところ。だから一般市民は、目にしている情報をそれが全てだと信じています。
中国のテレビ番組は、制作の段階でもちろん国のチェックが入りますから、許可できる範囲内の報道しかできないことになっています。報道の自由はありません。
一方、富裕層の多くは衛星テレビを見ることができる環境にいて、例えばアメリカのCNNニュースや、イギリスBBCニュースを見ることができます。
外国の番組を見ることができるこの衛星テレビ自体違法であり、この衛星テレビのアンテナが立ててある高級マンションには時々警察からの知らせが配られます。
「○月○日○時から一軒一軒回ってチェックする。衛星テレビを確認でき次第没収」という趣旨の案内です。もっとも、実際に警察が来ることはありません。
それらの衛星テレビの番組も全て検閲済みで、例えばアメリカCNNニュースで中国に都合の悪い内容が流れる時、画面は真っ黒になり、音声も消えます。初めて体験した人は、テレビの故障かと思うでしょう。でもただの情報操作です。
その話題が終わればまた、画面も音声も元通り。何事も無かったかのように番組が続きます。こういうことが起こるためある程度の富裕層なら知っています。何かがおかしいと。
ただ、知ってはいてもまさか、ここまで多くの情報が隠されているとは思ってもいない様子です。
現在ニューヨークタイムズの中国人ライターとして活躍する雪村さんは、VPNを使い、初めて検閲の無い状態でウェブサイトを見た時の驚きを振り返ります。チベットの情報を見てここまで酷いとは、と驚いたそうです。
そして夢中で天安門事件、大飢饉、文化大革命などをサーチしまくり、ひたすら唖然としたと言います。政府の不利になる情報は一切目にすることができなかったのですから、驚くのも無理はありません。
2010年10月、中国の大学構内で女子学生2人がひき逃げされ、そのうち1人は死亡しました。運転していた男性は大学の構内を、とんでもないスピードで飲酒運転走行中に女子学生をひいてしまったのでした。
その後構内をそのまま逃げましたが、彼が校門を出る前に全ての校門が封鎖されたため、大学の外へ逃げることはできませんでした。
外へは出られないとわかったこの男性は車から堂々と出て来て言いました。「俺の父親は李剛だ。文句あるか?」
彼は父親、李剛の権力を使いその場から逃げようとしたのです。この態度にあきれかえった中国国民たちは皆怒りました。そしてこの言葉はその年一番の流行語となり、ネット上で吊るし上げられ、過去の写真まで続々と公表されました。
本人は逃げられると思ったようですが、そううまくはいかず、捕まりました。そしてその後すぐに報道されたのは、泣いて謝る父親、李剛の記者会見。
「うちのドラ息子が取り返しのつかないことをしてしまい、申し訳ありません」と大げさな嘘泣きを披露しました。
実は中国での報道はこの辺りでうやむやになりました。その後、あまり続報が流れなくなったのです。実際はその後、事件は大きな展開を迎えていました。とりあえずメディアで謝った後、加害者側は裏工作を開始しました。
李剛は、彼の奥さんの父親も大物、彼自身の父親も共産党関係の更なる大物であったため、あらゆる方向への圧力が可能でした。
大学にも、被害者の両親の住む村にも手が回り、裁判を起こそうにも証言する人は誰もいなくなりました。死亡した女子学生の両親や兄弟は強烈な圧力に耐えかね、示談に応じることになりました。
この件はドラ息子の馬鹿発言が多いにネットを湧かせ、権力を不正に使う加害者側の出方は猛反発をかいました。とにかく社会は大騒ぎです。
それでも徐々に報道されなくなり、ほとんどの人の記憶は、父親の李剛が謝ったところで終わっています。何もかも計画済み。こんなことができてしまうのは、報道規制のおかげです。
職権乱用、という言葉がありますから、権力を使ったり、圧力をかけたり、は日本でももちろんあるはずです。
ただ怖いのは、メディアの規制を自由に操ることで、国民をどう言う方向にでも導き放題だというところです。隠すところと表に出すところをうまく使い分け、操作します。恐ろしい話です。
(参考)http://www.nytimes.com/2015/08/18/opinion/murong-xuecun-
scaling-chinas-great-firewall.html?ref=topics
http://www.chinahush.com/2010/10/21/sue-me-if-you-dare-my-dad-is-li-
gang/
http://www.tv-shanghai.com/
海外コメントが面白い!中国人に海外からネットでいろいろ検索してほしいけど、海外に出ることはやめて欲しいから難しいなぁ。検閲がこんなに卑劣だったとは知らなかった。
北京五輪の聖火ランナーが長野を走った時のことを
日本人は絶対に忘れてはいけない。
あの状況がいかに異常で、いかに中国本国の指令に日本在住の中国人が従って行動するか認識するべきだ。
昔からだからあんまり驚きないなこれだけネットが普及してるのにいつまでも歴史がアレなら反日教の隣もだいぶネット規制してるんだろうきっと
管理人が指摘する通り、マスメディアの偏向や地方の有力者が幅を利かせる時代遅れ感は日本でもないわけじゃない。
中国は社会が洗練されていないから隠すのが下手なだけだ。
言いようによってはアフリカよりかなりマシになったということだ。程度の問題だ。朝鮮もそうである。あまり上からギャーギャー言っても意味はない。虫は哺乳類に進化した。それは喜ばしいことだ。文句を言うべきものではない。
中国政府の規制システムを組み込めと言われて断ったのはグーグルだけだったよね。だが、グーグルも米政府の干渉を受けているという話もあるね。要はどこにその企業のバックボーンがあるかだね。
ちなみにヤフーは日本においては孫正義の会社。そして孫正義は…(検閲されました)
中国では北朝鮮を糾弾することも禁止みたい。
教育が変わらないと規制がなくなったって変わらないだろ
教育なんて洗脳とか価値観を植え付ける洗脳なんだから