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共産党VS中華人!地上げを拒否し続けたらこうなったww

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日本でもバブル期に地上げが問題になりましたが、中国にも地上げがあります。日本同様、交渉したり、立ち退き料を払ったり、立ち退かないと言い張る人がいたり、少々手荒な方法で立ち退かせる人がいたり。ただ細かい事情が少々異なります。

中国の土地は元々国のもの。都市部には多くのマンションが建設され何億円という金額で取引されますが、売り買いできるのは所詮、上に建っている建物だけで、土地は常に政府のものです。

「人民のため」強引な立ち退き

もっとも何か事情がない限りは、ただの意地悪だけで立ち退きを強制されることはありませんが、ひとたび立ち退き、となると「15日以内に出て行ってください」とかなり強引なケースもあります。

金儲けが絡むと「人民のため」と、いきなり立ち退き要求が始まります。要求と言うよりは強制です。

まだまだ十分住める築数年の分譲マンションに住む人達に「人民みんなのために土地使うので、上に建ってる建物、壊します」と言ってのけちゃう国です。はらはらします。

家の周りが道路になっちゃった

地上げに嫌がらせはつきものです。どうしても立ち退いてくれない地主をそこへ放置し、その周りの広大な土地に大きな建物を建ててしまうことは日本にもあります。中国でもこの通り。

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ぱっと見たところ別にわざわざここに道を通さなくても、まわりにいくらでも土地はありそうですが、このように仕上がりました。

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中ではこのように、老夫婦とニワトリが暮らしております。もっともこの写真がネット上を駆け巡ったことで事態は大きく変わりました。この建物は立ち退きのシンボルとなり、多くの取材班が訪れました。

老夫婦はこの家の住み心地が格段に悪くなったと判断し、結局500万円の立ち退き料と共にこの家を後にしました。都市部の大卒新入社員の初任給が5万円であることを考えれば決して安い金額ではありません。

ですから、ごねて立ち退き料をつり上げようとする輩と思われてしまっても仕方がない面もあります。ただやはりまわりに誰もいなくなると妙にさみしいものです。

釘子戸(ディンズーフ)と呼ばれるこれらの家は文字通り家が地面に釘で固定されているイメージです。日本語なら「てこでも動かない」状態です。都市開発が加速する中国では大きな問題になっています。

立ち退かせるためにそこまでやるの!?

また別のケースでは完全に嫌がらせという形で、家のまわりにお堀を掘られてしまった家族がいます。

立ち退きを拒み続けた結果、ディベロッパーに堀を掘られました。堀は深さ1.5メートル、幅1メートルですから、そこを超えて行くのは大変です。つまり住みにくくなったことで自主的に引っ越しを検討させるのが目的です。

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家のまわりを、こんなに深いお堀でぐるりと取り囲まれてしまった老夫婦。

このディベロッパーはもう地方政府の助けを借りて既に500以上の家を壊してきました。残るはあと4軒です。地方政府が絡んでいるというところが気の毒です。決着はもうすぐ付くかもしれません。

もっとも30年以上をここで暮らしてきた彼らは、立ち退き料が少なすぎる、と今なお抗議を続けています。

都市部だっておかまいなし

地方の農村部の立ち退きならこの程度で済みますが都市部、例えば上海や北京の立ち退きは「絶対的」です。居座ることはできません。取り壊される予定の建物には取り壊しマークが直接ペンキで書き込まれます。

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このマークはそのあたり一体の建物にいくつもまとめて書かれていることが多く、その一帯が再開発地区になったことがわかります。

こういった地域は確かに古くてボロボロな建物が並ぶ地域ですが、それと同時に中国の昔からの生活の様子がわかる貴重な一帯でもあります。

観光客、特に白人観光客にも人気がありますが、彼らは写真を撮ったりウロウロ散策したりするだけで決して多くのお金は使いません。

中国人富裕層向けのマンションかショッピングモールを建てる方がよっぽど儲かりますから、結局は取り壊されることになります。

その方が儲かるのはわかりますが、人が住んでいるところですから、そんなに簡単に計画されても困るのですが・・・。住人はギリギリまで済み続けますが、工事が始まれば出て行くはずです。

中国では立ち退かない人への同情も確かに多いけど、一般論的には「農民が欲張り」と言う意見の方が多いと思うよ。
こんなぼろ家だから、どうせそろそろ建て替え時期だろ。ちょうどいいじゃん。
建ててまだ数年の都市部のアパートから出て行くように言われる人達のことを思えばずっとましだと思うね。
家でも学校でも容赦なく立ち退きだもんね。
立ち退かなかったことで嫌がらせをされるのは確かに気の毒だけど、結構な金額が提示されてるよね。
農民側からの提案額は実はべらぼうなんだぜ。ありえない金額さ。金が欲しいのか、出て行きたくないのか、理由は何だろうね。
この家、ぼろぼろだし、建物自体には価値はないだろう?住み慣れた所に住み続けたいだけじゃないの?
ネット上で注目されるメリットは、どうやら結構ありそうだね。中国は何事もすぐ隠すから、こうして隠しづらい状況になるのはラッキーかも。
地方政府が関わっているってことはもう、どうしようもないわね。気の毒に。
お堀を掘られたから家から出られませんって?板かなんか渡せば済むだろ。1メートルだろ。子供の喧嘩か、これは。
こういう時、中国の警察は一体どちらの見方をするのか。強硬なディベロッパーか、それとも権利を主張しすぎる農夫か。いつも疑問に思う。
この堀にさっさと橋を渡して、水入れて魚飼うくらいのことができればこの農夫、ネット上でかなり味方を増やすことができると思うんだけどね。
間違っても、わざと落ちて骨折して慰謝料をせしめよう、なんて考えは起こさない方がいいね。たたきつぶされるよ。
中国の恐ろしいところは弱者を守る法律がないところ。先進国は普通、不公平なくらい弱者をしっかり守る法律が整備されてるんだけどね。
これには政府が絡んでいる、というところが大きな違いよ。ただの地上げじゃないのよ。
だからこそ、多めの立ち退き料が用意できるんじゃないの?農民の方が欲張り過ぎなんだよ。こんなところ、どうせ何にもないド田舎だろ。
家のまわりにこんな大きな堀を作られたら、普通、作ってる時点で気付かない?その場で直接文句は言えなくても警察へ連絡くらいするだろ。
このお堀を掘ってるのはただの作業員だろうけど、誰が掘らしてるかわかってる?
家のまわりに堀を掘るって、そこは一体誰の土地なんだ?勝手に穴掘るなんて違法なはずだが。
中国は法治国家ではありません。こういうのを人治国家と呼びます。上の人が「いいよ」と言えば全てよし。

再開発や立ち退きは日本でもありますが、その理不尽加減が違うため、「そりゃないよ」と思えてくるのが中国流です。しかもやられる方もただではやられない強さがあります。

何もかもが戦々恐々。だからこそ中国人の口癖は「大丈夫」と「仕方ない」なのでしょう。

(参考)http://matthewfelixsun.blogspot.jp/2012/08/demolition-in-china.html
http://shanghaiist.com/2015/10/13/developers_dig_dig_around_home.php
http://www.theguardian.com/world/2012/dec/01/chinese-highway-house-
demolished
http://www.theguardian.com/world/gallery/2012/nov/22/chinese-citizens-
refuse-demolition-homes-in-pictures

人が住んでても取り壊しを始めるようなもっとひどい状況を想像してたけど、中国にしては穏やかな対応だと思った。立ち退きは街の発展のためには必要だと思うから仕方ないだろう。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2016年3月31日 10:36 AM

    中国人なら共産党の指令に従えよ。
    人民の自由なんて絶対に有り得ないんだからさ。

  2. 日本の名無しさん
    2016年4月2日 2:36 AM

    成田のアレみたくならないためには国も細心の注意を払うしかと思っていたが
    やはり中国のスケールは違うな。強引さも、出せる額も

  3. 日本の名無しさん
    2016年4月2日 8:20 AM

    日本だって村ごとダムに沈めたしなあ。

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