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人生最後の日を安らかに迎えたい。誰もが願うそんな当たり前の自由すら、中国では認められないようです。6月1日に迫った土葬禁止の法を逃れるため、今中国安徽省では老人たちによる「駆け込み自殺」が次々と起こっています。
故毛沢東が土葬を「醜い習慣」と定めたことにより、中国では土地資源を有効活用するために、火葬を推進するキャンペーンを国家的に繰り広げてきました。
もちろん、個人の所有財産である墓の撤去は違法ですが、畑や工場用用地の確保をしたい共産党には関係無いようです。地元メディアの報道によれば、河南省では、2012年に40万基もの墓が破壊され、これに対する大規模な抗議が発生したといいます。
安徽省でも、4月1日に発行した新法により、6月1日以降に死亡したものは、何人たりとも火葬以外の埋葬方法は認められなくなり、省内のすべての共同墓地が閉鎖されます。「墓地はあまりに多くのスペースを占めている」と安徽省の担当者は語ります。
この規制を知った91歳の老婆Wu Zhengdeさんは、5月5日に首を吊りました。また、政府職員が彼女の墓を引き倒すのを目の当たりにした83歳のZheng Shifangさんも、自ら命を断ってしまいました。68歳になる別の女性は、人々が毒を煽るのを見て、飛び降り自殺をしたといいます。
こうした老人たちの自殺を眼にしながらも、政府は、老人たちの自殺と新法にはなんの関係性もないと切り捨てます。「中国は広い。老人たちの死や病気など当たり前のことだ」
しかし、なぜ老人たちは火葬を恐れ、死に急ぐのでしょうか。中国大陸では儒教思想に基づき、先祖崇拝の伝統が長きにわたって続いています。先祖の墓を立派に守ることで、一族に幸福と繁栄がもたらされると人々は信じているのです。
自分が死ねば、先祖と同じ墓に入り、子孫が守ってくれるのです。そして、儒教において火葬は、身体の毀損行為であるとされています。そんな彼らにとって、墓を破壊され、火葬にされるのは、たまったものではないでしょう。
しかし、世界の反応を見ていると、これは中国だけの問題ではなく、イギリスでも懸念されている問題のようです。
僕の父と母は、母の両親と同じ墓に入るけど、その内2人は土葬、他の2人は火葬になる予定なんだ。で、市の担当者によれば、その墓にはこれ以上もう誰も入れないそうだ。僕は同じ墓に入れないんで、今困っているんだよ。
昨年安徽省で発生した死後に土葬された農民の遺体を、公務員が掘り返し油をかけて償却した事件は記憶に新しいですよね。日本では到底考えられないことですが、自殺してまで土葬されたといっても、まだまだ中国の人民には安息は訪れないようです。
(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2639757/Elderly-
Chinese-people-committing-suicide-make-sure-deaths-registered-
end-month-ensure-proper-burial.html
http://www.theguardian.com/world/2014/may/28/anqing-china-six-
elderly-people-kill-themselves-burial-ban
土葬が醜い習慣という考え方が醜い。中国は広く、人口も多いためいろんな考えの人がいて当たり前だと思うが、40万基もの墓が破壊されるのは、さすが中国だと思った。
中国人とか5億以上増えたら自動的に減らせばいいのに。
広いと行っても祭祀してもらえる距離だ南向き斜面の好適地なんてそんなにあるわけ無いよ。
まるで文革のようだぁ(直喩)
垂直に埋めろでワロタw
埋立地に埋めれば?w