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華やかさの裏に昼ドラ並みのドロドロさ!アメリカのプロムが恐い

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2015/06/23

W310
アメリカのハイスクール・ライフ。海外ドラマなどで見て、憧れる!と思った方も少なくないと思います。

よく挙げられるのが、アメリカ特有のスクールイベント「ダンスパーティー」。なんだか華やかで、楽しそうで、アメリカンな雰囲気たっぷり。日本ではまず体験できない、キラキラしたイベントと思っていませんか?

実は、ダンスパーティーは、華やかなだけじゃないんです。裏には色々なバトルや苦労が隠れています。

負けられない戦いがそこにある!プロムとは?

アメリカの高校では、学年ごとに呼び名があります。1年生:フレッシュマン、2年生:ソフモア、3年生:ジュニア、4年生:シニア。大学も同じ名称で呼ばれています。

ダンスパーティーの中でも、ジュニアとシニアだけが参加できる、年に1度のスペシャルイベントが「プロム」と呼ばれるパーティーです。日本の大学でいう、ミスコンのような顔も持ち合わせており、いかに自分がイケているか!を示す場とも言えます。

プロムは、普通のダンスパーティーよりもドレスコードがきちんとしています。

カクテルドレスではなく、日本では新婦しか着られないような、刺繍やスパンコールたっぷりのロングドレスを着用するのが一般的です。デザインも色も様々で、アメリカでは「プロムドレス」と呼ばれています。

女の子は命をかける――プロムドレス

女の子はこのプロムドレスに命をかけます。いかにセンスがよくて、個性が出せて、目立つドレスを選ぶか――女の子にとっては最も重要な問題です。

レンタルもありますが、購入する子が大半です。「購入するなら毎年着るのかな?」と思ったあなた、とんでもない!次の年も同じドレスを着て行ったら、笑われちゃいます。

一回きりのことに、平均で$200(約2万4円)を支払って購入します。もちろん高校生なので、支払いはほぼ親です。でもこの値段でドレスが手に入るのは、お安いのかも。

プロムドレス選びは、誰ともかぶらないことが大前提です。多くの女の子は、当日一緒に行くグループの友人と一緒に買いに行きます。そうすれば、少なくとも内輪でかぶる心配はありません。

最近はFacebookのグループに、学年の女の子全員を招待して、ドレスがかぶらないように写真を投稿しあう、みたいな工夫をしてる人もいるらしいの。完全に防げるわけじゃないみたいだけどね。
私はドレスがかぶったって別になんとも思わないわ。でも実際に、同じドレスや似たようなドレスを着てるってだけで、殴り合いの喧嘩になってる女子を見たことはある。怖いよね。

誘い方も大事、プロムポーズって?

誘う側の男子も以前は「一緒に行こうよ!」くらいで良かったはずが、最近は少しトレンドが変わってきたそう。最近の女の子は、そんな軽いお誘いでは「お断り」らしいのです。では、男の子はどうやって誘ったらいいのでしょうか?

女の子は、サプライズを期待しているそうです。みなさんもテレビなどで、外国人のサプライズプロポーズの映像を見たことありませんか?

フラッシュモブで周りが踊りだして、彼氏が指輪を持って登場!なんて、アメリカ人らしいなと思った方も多いはず。高校生も、プロムの誘いにこんなサプライズを求めているみたいです。

そこで出来た造語が、プロム+プロポーズで「プロムポーズ」。男の子たちは試行錯誤で女の子を誘います。そのため、中にはプロムポーズに$324(約4万円)かけることもあるんだとか。

もはやプロポーズの域です。でも、そんな素敵なお誘いがあれば、女子は大喜び間違いなしですね。ここでいくつか男の子が試した「面白い誘い方」をご紹介します。

彼女を誘うためにドライブに出かけたんだ。通る道はあらかじめ決めてあって、その道路わきに一言ずつ「結婚…いや、プロムに行きませんか?」って書いて立てかけておいたんだ。

でも、前日にセッティングしたせいで、所々の文字が雨にやられて読めなくなってて、最悪だったよ。その後ちゃんと口で言ったら、OKもらえたけどね。ダサかったな。

好きな子をプロムに誘いたかったんだけど、ありきたりじゃだめだと思って色々考えたんだ。

ダジャレにしたら面白いかなと思って、「go(行く)」と「goat(ヤギ)」をかけて言おうと、近くの牧場からヤギを盗んで来たら、警察に見つかっちゃって補導されたよ。牧場主さんにはこてんぱんに叱られたよ。

「朝ロッカーを開けたら、いっぱいのフラワー」って、女の子好きでしょ?でもストレートに花を入れたらつまらないから、「フラワー(flour・小麦粉)」を入れてみたんだ。しょうもないって思うだろ?彼女からOKをもらったよ!
彼女に、僕がピッチャーをやる野球の試合を見に来てもらったんだ。そこで彼女をバッターボックスに立たせて、ストレートを投げ込んだんだ。彼女は空振りで、ボールを取ったキャッチャーが彼女にボールを渡したんだ。

ボールには「ストレートすぎるかもしれないけど、一緒にプロムに行きませんか?」って書いておいたんだ。喜んでくれたよ。

アメリカらしいジョークを交えたものが多いですね。やり過ぎに感じるものもありますが、アメリカ人だったら笑ってOKしちゃうのかもしれません。

カップルでコーディネートすることも重要!

プロムのもう一つのバトルポイントは、パートナーがいることを主張することです。もちろんパートナーがいなくても参加できますが、多くの場合チケットに「カップル割引」があり、独り身の子よりお得で、且つ優越感があります。

カップルは多くの場合、それを主張するためにお互いの衣装を色で統一するなどしてコーディネートします。

例えば、彼女のドレスが赤なら、彼のタキシードのベストとチーフの色も赤にする、など。さりげなく「私たち仲良しカップルです」という主張をします。これでシングルの子との差を見せつけます。

アメリカ人は、まだまだ見栄を張ります。通常のダンスパーティーは校内をデコレーションして行いますが、プロムは学校側が会場を借りて行います。ダンスホールのあるレストランやバー、はたまたコンサートホールなどが一般的です。

そこへ普通に車に乗って登場、ましてや親が送り迎えする、なんてダサい!イケてる子は、当然のように「リムジン」です。この夜のためだけに、リムジンを確保して、音楽が爆音で流れるリムジンで派手に登場。それだけで注目の的です。

もちろん、みんながみんなこんな演出をするわけではなく、一部の学生――特にチアリーダーやアメフト部など学内でも目立つモテる子たちだけです。

というより、そういう子にだけ許された「特権」という感じですね。こんな演出ができれば、あなたの高校生活は大成功!というわけです。

一夜のためにかける費用は$○○!

では、いったいこの一晩のためにどれくらいのお金がかかるのでしょう?

ある調査では、1回のプロムにかける金額は、なんと平均$919(約11万円)!この金額には驚きです。そして、この費用のうち、実に7割以上を親が支払っているそうです。

アメリカの高校生は、一般的にアルバイトはしません。夏休みの間にする程度なので、親が支払うのは仕方ないとは思いますが、高校生の子供のイベントに10万円近く支払うのは、結構な負担ですね。

たかがダンスパーティーと思いたくなりますが、アメリカの高校生にとってプロムは一生の思い出になるもの。そう考えれば、「仕方ない」という気持ちになるのかもしれません。

お母さんがドレスとネイル代を払ってくれたの。パートナー、ただの男友達だけど、がチケット代払ってくれたし、せめてディナー代は私が払うつもり。
私のドレスは割と安かったの。すごく気に入ったのもあったけど、それでも安かったわ。結局お母さんがボストンに行くついでに買ってくれたけどね。
$1000もプロムに使うなんて考えられないわ。そういう人は、リムジンを雇って、プロの写真家にライトも付けて撮影してもらって、豪華なドレスにリッチな花束とディナーなんてこともしてるんだろうけど。あんまり興味はないな。
私は$1000なんて余裕で使えちゃう!去年は2か所のプロムに参加したから、全体で$900は使っちゃったもん。しかも全部お母さんが払ってくれたの!でもちょっとは反省してる。今年はもう少し抑えるわ。

一時の思い出より、大学に備える現実派も多数

このようにプロムのことで頭がいっぱいの学生もいる一方で、かなり現実的にものを考えている学生も多くいます。

多くのシニアは、当然目前に控えた大学生活の事も考えなければいけません。そのため、一夜のイベントにそんなに大金は払えないと考える、現実派の学生も多くいます。

実際、シニアの年って大変。大学のこととかもあるし。だからドレスの値段とか、タキシード代とか、ましてやリムジンとかそんな贅沢言ってられないわ。私は大学生活を準備万端で迎える方を優先したい。
プロムの準備中も、常に大学の学費のことが頭にあったわ。「こんなにお金をかける価値はある?」って考えながら買い物したのを覚えてるわ。
プロムっていうと、みんなすっごいオシャレして、とにかく派手にやろう!って考えるけど、過ぎて振り返ってみると、必ずしも満足するってわけじゃないと思うの。ほとんどの子が「ここまでしなくて良かったかも」って後々感じてるかも。
みんな「プロム」って看板にプレッシャーを感じてるんじゃないかな。どんどん派手になっていって、取り残されたくないって気持ちで。
人生で2回しかないことだから、もちろん振り返った時に、写真にベストな自分が写ってたらいいなとは思う。だから無駄とは思わないけど、やり過ぎる必要はないかもね。

アメリカの高校生活は、やっぱり想像通りド派手な一面があります。しかし、普段はTシャツにジーンズな男女がほとんどなので、年に1度のイベントくらい思いっきり楽しんでもいいのかもしれません。

みんなそれぞれ自己主張が強いので、たまにトラブルは起きてしまうようですが、素敵な高校生活の思い出が欲しい!という気持ちは日本人もアメリカ人もみんな一緒のようです。

(参考)http://www.theguardian.com/money/2015/apr/20/prom-night-cost-
teenagers-parents-pretty-penny
http://mashable.com/2014/03/21/instagram-promposals/

ドラマや映画では見たことあったけど、実際に詳しく説明が聞けたのは初めてだったから面白かった。日本人は常に努力するタイプだけど、アメリカ人はやるときはとことんやるタイプなので、こういうパーティーは大人顔負けでビックリする。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2015年6月23日 11:13 PM

    必ず戦いなんだな 平和に出来ない環境か何かなのかね

  2. 日本の名無しさん
    2015年6月23日 11:53 PM

    あらゆる意味で、実力主義なんだよ。
    ただ、日本人は実力主義=本人の実力と勘違いしてる人が多いけど、違うよ、全く。
    アメリカにおける実力とは、親の職業、財力、コネクションぷ

  3. 日本の名無しさん
    2015年6月24日 12:06 AM

    途中で送信ミスったー!
    あらゆる意味で、実力主義なんだよ。
    ただ、日本人は実力主義=本人の実力と勘違いしてる人が多いけど、違うよ、全く。
    アメリカにおける実力とは、親の職業、財力、コネクション+本人の能力、外見、人種+育ってきた宗教的バックグラウンドってのが正しい感じ。
    一部の人間が勝者になって、総取りする裏で多くの敗者が虐げられる構図の社会だから、若い頃から自分の実力をアピールしないと上に行くチャンスも与えられずに終わってしまう!という焦りからこうした過剰なアピール合戦になるのではないかと感じた。
    なんていうか、なあなあ、ゆるゆるでも許してくれる日本の社会の方が人に優しい気がする。
    しかし、王様が嫌で逃げ出してきた癖に新たな王様を作っちまうのは何なんだろうな?

  4. 日本の名無しさん
    2015年6月24日 1:37 AM

    結局王様がいたほうが都合いいこともあるってのはわかってたんだよ
    だから嫌な王様の場合には自分の所持する銃を使うという選択ができる国にした
    自由の国ってのはそもそも、権力者を打倒する自由があるってことだったのさ

  5. 日本の名無しさん
    2015年6月24日 4:53 AM

    どうりでアメリカ人はユーモアがあるわけだ

  6. 日本の名無しさん
    2015年6月24日 7:50 AM

    ※4
    侵略者が「やり返される」と怖いし、困るから銃持ってるだけだよ。自分達がやった事がどれ程アレなのか理解してるから、銃は手放せないだけ。

  7. 日本の名無しさん
    2015年6月24日 8:52 AM

    こう言うのみると、性別曖昧な自分は日本に産まれて良かったと本当に思う。

  8. 日本の名無しさん
    2015年6月24日 10:07 AM

    いつも思ってたけど、激しくめんどくさい行事だね。特に金がかかると言う点が。
    自分なら絶対サボるが、そうも言えない空気があっちの高校にはあるんだろうな。

  9. 日本の名無しさん
    2016年10月5日 1:35 AM

    日本にプロムがなくてよかった
    こんな行事いらない

  10. 日本の名無しさん
    2017年6月26日 2:36 PM

    やだねー、きっと誘う側も誘われる側も、プロムの前になると必死なんだろうねー。実に田舎ぽくてダサい風習だわ。

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