日本の「正確さ」や「便利さ」は、海外でも時々ニュースで取り上げられているほど、徹底されています。
特に時間においては、他の先進国も比較的守る傾向にはあるものの、例えば日本の電車等の交通機関が「秒」単位でコントロールされているというところに、思わず爆笑していたイタリア人を見たことがあります。
海外では、電車が遅れるどころか、来ないことも珍しくないからです。
日本でも「沖縄時間」があり、沖縄出身の友人から待ち合わせ時間はただの目安という話を聞いたことがあります。時間の感覚というのは、確かに自分が慣れ親しんだ文化の影響が少なからずあるものなのでしょう。
国籍は関係ない?遅刻魔はどこにでもいる
しかし、皆が同じ感覚で生活している地元でならまだしも、様々な文化が混在している国や地域においては、改めて時間のルールを確認しておく必要があるようです。
国籍で区別せずとも日本にも遅刻魔はおりますが、彼らを腹立たしく思うのは日本人だけではないようです。「いつも遅れてくる人って、いったい何考えてるの?」という疑問に対する、各国の皆さんの反応をご覧ください。
- 私のフィリピン人の妻がいつも遅れるんだ。で、妻はそれを「フィリピン時間」と呼ぶんだって言うけど、自分はそれを「遅刻」と呼んでる。
- 出身地とか宗教とか、そういうもののせいにする人は多いけど、言い訳にはならない。
- いつも遅れてくる自分の友達は「ラテン時間」と言ってた。プエルトリコ、ブラジル、アルゼンチンだ。
- ↑それは本当に文化的なものだ。メキシコ在住だけど、ここでは「10時に会おう」と約束したら、皆「実際は10時半」だと解釈する。それが普通だと思えば腹は立たない。いつもそうだと分かっているから、誰かに会うときは本を持って行くんだ。自分はどうしても時間通りに行ってしまうからね。
- 待ち合わせ時間については、他の国とは捉え方が違う国もある。
- こういう人、本当に困る。携帯のせいじゃないかな。「遅れる」って一言メールすれば許されると思ってる。
- 携帯のせいではない。携帯がなくても遅れたり、携帯持ってるくせに連絡すらしてこない人もいる。自己中心的なんだ。
- 横柄だと思う。待ち合わせ相手に敬意がない。
- ↑彼らは、自分がどれほど大切な存在か君に知ってほしいんだろう。
- 自分はいつも遅れる。わざとではない。ただ、そうなるんだ。もし何か本当に重要なことがあれば遅れないだろう。でも、仕事や友人との待ち合わせには遅れる。自分の婚約者も困ってる。
- ↑あなたが嫌い。
- でも、なんで?どんな考え方したら、そんなにいつも遅れられるの?
- 自分もよく遅れる。単純に、時間が足りないから。別にボーっと座っているわけではなくて、することがいっぱいありすぎる。時間通りにいくように計画は立てているのに、あれやこれやとすべきことをこなしていると時間が過ぎてる。
- 自分は早すぎだと感じるくらいに家を出発しなければ、遅れてしまう。こないだまで勤めてたところでも、いつも遅刻してた・・・クビになるまで。
- ↑あなたの「早すぎだと感じるくらい」が皆の「時間どおり」に匹敵する。
- 結局は皆、「時間通りに行くほど重要だと思ってない」って言ってるのと同じ。
- マーチングバンド部にいたんだけど、「早めは時間どおり、時間どおりは遅刻、遅刻は死」って言われてた。
- ↑なかなか激しいマーチングバンドだね。
- ↑驚くかもしれないけど、常識だ。
- 遅刻する人は、無能か大雑把かどちらか。
- でもかけひき的なものならいいと思う。パーティーとかで遅れてくる人は良く見えるっていう。
- 言い訳を繰り返すことは、遅刻自体よりも困る。交通渋滞とか駐車に時間をとることも少なくないけど、想定できる場合は前もって伝えておけばいい。そういったことのために早く起きるのは面倒だけど、多くの人はそれを強いられている。
- 時間を守る人は、人の遅刻によって自分の時間を無駄にされたと怒る。自分は早く着いてしまったら、それは自分のミスだからその時間は待つのが当たり前。でも、待ち合わせ時間を話し合って決めたのに、20、30分も遅れて来られたら、自分の貴重な時間を奪われたと感じる。
相手を待っている時間にもっと他のことができたかもしれないから。5分から10分は大した問題ではない。でも自分で約束に合意したのなら、20分も道端で待ちぼうけをくらわせたり、グループに君一人を待たせたりはしてはいけない。
- 以前、1時間以上もランチに遅れてきた友人がいた。彼女がレストランに着く前に、ウェイトレスは他の客に席を譲ってしまったの。だから余計に待たなければならなくなった。ようやく座ることができて、皆でメニューを決めたと思ったら、またその友人は20分間メニューを決めるのに色々と言いだした。
彼女は謝罪の一言もなく、「あなたたちを餓死させちゃうわね!」だって。完全に腹が立って、それ以来、彼女とは出かけていない。
- ↑良いアイデアがある。彼女抜きで進めればいいの。席に着いてから、彼女がほしいものを見ておいて、彼女を待っている間に食べておくの。「待っておかなくては!」みたいな考えには何の価値もない。自分もいつも遅れるんだけど、人を待たせるのは好きではない。
皆携帯を持ってるんだから、会う時にどこにいるのか教えてくれればいいだけ。侮辱しているのではなくて、自分たちのように時間を守れない人間は、例え瞼の中に時計が光っていたって時間が守れないの。
- ↑先に食べておけばいいっていうのには賛成するけど、周りが君に連絡する義務はない。
- やはり文化によるのでは。アメリカでは、連絡のない5分の遅刻は『のろま』。個人的な約束だったら許される範囲。15分はイラっとする。30分は悪、45分だったら突き飛ばす。
でも、私のガーナ出身のフランス語の先生は、彼の仲間たちは待ち合わせに2,3時間は遅れてくると言ってた。むしろ時間通りに来る先生を奇妙に思うらしい。ドイツでは全て時間通り。自分のドイツ人の祖父は「時間通りっていうのは5分前のこと♪」とよく韻を踏んでる。
さて、いかがでしょうか。遅れる側がただ開き直っているように見えてしまうのは、気のせいでしょうか。日本と同じ感覚の国も案外多いことを知りました。
ただ、時間にあまりとらわれない文化の人たちは、人の遅刻にも寛容であり、気楽と言えば気楽ですよね。いつも遅れる人が人を待っているイメージもあまりありませんが・・・。
私のアラブ系の友人は、待ち合わせ時間になっても一向に現れないので電話をすると「おはよう。今起きたよ。これから行くね」とまるでモーニングコールの如くの扱いをしてきたり、何の連絡もないまま約束をすっぽかしたりします。
他の国でも、時間に遅れるどころか永遠に現れない人もいるので、新種の嫌がらせかと落ち込んだこともあるのですが、色々聞いてみると、気が乗らなかったというのが許されるものらしいです。
軽視されているといえばそうなのですが、個人的には仕事以外でなら彼らの気楽さは嫌いではありません。
こうして全体的に見ると、温かい国は時間に寛容な印象があります。気候的に人を外で待つことが苦痛に感じないのかもしれません。逆に、寒空の下で誰かを待つことには限界があり、来ない奴が悪いという考えにも大きく頷けます。
郷に入りては・・・なのか、自分の考えを通すのか、皆さんだったらどうしますか?
(参考)http://www.reddit.com/r/AskReddit/comments/9mgm6/why_do_
people_who_are_consistently_late_think_its/
時間にルーズな人達はどうやって待ち合わせるんだろう?こんなんじゃ待ち時間ばかり増えて、時間の無駄が多過ぎる。みんなが意識を変えて時間を守るようになればもっと有効に使える時間が増えるのに。
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