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くまのプーさんは読んじゃダメ!世界のあちこちで禁書扱いされる理由

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ディズニーキャラクターとしてのくまのプーさんは日本でもとても人気がありますね。けれども、そのストーリーの内容は登場するキャラクターたちほどは知られていないかもしれません。

くまのプーさんの原作はイギリス人作家ミルンによる海外でも有名な児童書です。しかし、その内容やキャラクターへの批判から、今や世界のあちこちで読むことを禁じられている本、禁書扱いになっている状況がおきているのです。

言葉を話す動物は神への侮辱!?

カンザス州などアメリカの一部において、この作品が禁じられている理由は「動物が人間の言葉を話すという表現は神への侮辱」であるからとされています。

それを言ったら日本人からするとディズニー映画はどうなのかと思いますし、アメリカ国内でも納得できない声は出ているようですが、今のところ禁じられたままになっています。

またロシアは過去にナチスの支持者がハーケンクロイツで飾られたプーさんの絵を持っていたことを理由に「過激派的」として、この作品を禁じられた書のリストに入れています。

イギリスやトルコの公共施設でも上記のナチスとの結びつきや「豚のピグレットというキャラクターの存在がイスラム教徒の怒りを呼ぶ可能性がある」という懸念を受けたことから、くまのプーさんの原作は置かれていません。

宗教上、汚れた動物と考えられている豚のキャラクターが活躍することに対するイスラム教徒への配慮はともかくとして、動物が会話することをキリスト教と結びつけたり、ナチス支持者の一人の行動に対してこうも過敏な対応というのは、日本人からみると不思議ですね。

文化や社会背景によって人々の考えがいかに違ってくるのか思い知らされます。日本人から見ると驚くような「禁じられた書」はくまのプーさんだけではありません。

そんな理由!?で禁書

「アンネの日記」はアメリカのヴァージニア州などで内容が性的ということで禁じられ、「不思議の国のアリス」も「性的妄想に繋がり薬物使用を促進させる」ということで、やはりアメリカのニューハンプシャー州で閲覧禁止扱いになっています。

映画で有名になった「チャーリーとチョコレート工場」の原作も「人生哲学が貧しい」内容という理由でコロラド州では閲覧禁止になっています。

「オズの魔法使い」も「神を敬わない内容である」ことや女性に強いリーダーシップを割り当てていることで批判を呼びました。

こうした禁じられた児童書の多さ、特にアメリカでの多さについて、当のアメリカ人たちからも含め数々の反響が上がりました。

女性のキャラクターが強いという理由で本を禁書にしたことについて、ついに時代が変わるときが来たのだと私は嬉しく思った。ピグレットが活躍する部分は面白かった。ほんのささやかな部分がどうして人の反発を呼ぶのか。
禁書の決定は地方レベルの話です。地方は神経質で保守的で聖書の影響が強いんです。全州の共和党員がそれを口にしている。リベラルは一般的に禁書と関係ありません。
70-80年代に保守的な西カリフォルニアの小さな町で育ったが、これらは学校や家や図書館で読んだよ。変な抗議があったとしても、私はそれらの本の大部分は標準的な読み物だったと思う。
息子が四年生のとき、読書に興味を持つようになってほしくて私は彼にこれらの本のひとつをコピーしてあげたわ。役に立った。
この社会の何がまちがっているんだ。
60年代の社会に戻ってほしい。
記事をよく読んでちょうだい。これらの禁止はごくわずかの学校よ。
これらの本を学校で読んだわ。すばらしくて学習したことを他に応用するのに役立ったわ。みんな、もっと落ち着いて。いい加減にしてほしい。
両親は国のやることは教育の補助にすぎないとわかっていた。教育は親の義務だと。人々はテレビが見せるものについて不平を言う。まるでテレビを消すことが自力ではできないことのように。
自由の国って・・・もしかしたら違うのかも。
なんて意味のないことだ。私の頃は学校にみんなあったのに。
こうしたことは共和党が政権をとっているときに起きるものだ。
コミュニティや学校の指導者は子供たちにもっと本を読ませることにこそ焦点をおくべきじゃないの?
けれど彼らはクリスマスや誕生日に子供に銃を買ってやる。なんて冗談だろう。アメリカのモラルはモラルじゃないね。
テネシー州で育ったけどこれらの本は全部読んだわ。これらのほとんどは必須読書リストに入っていた。私自身は進化論を信じていて、全ての宗教は嫌い。
この件も子供たちに家庭教育を受けさせるべき理由ね。論争を招くからと本を禁書にするより、両親が子供に読ませる本のどれが適切でどれがそうでないか決めればいい。
彼らは、態度が失礼な子供たちをとりあげる子供番組を禁じるべき。娘はそうした行儀の悪い子供の態度を見て生意気な口をきくようになった。
アメリカには無数の学区がある。私はこれらの禁書として挙げられた全ての本をミネソタで読んだ。こうした禁書は国中で行われているわけじゃない。
この記事の教訓は、人々の多くが常に愚かということさ。
アメリカ人って変なひとたち!昔ながらの子供向けの本を禁じて戸棚に自動小銃をしまっておくなんて。もしかして彼らの学校の本を増やして銃を減らしたら、もっとたくさんの子供が生き残れるんじゃないかしら。
カリフォルニアに住んでいるけどこれらの本は全部読んだよ。

コメントを見るとこうした禁書に政治がからんでいることがわかり、驚かされます。

幸い日本では、ここで禁書として挙げられた本のほとんどを簡単に手に取り読むことができます。あたりまえのように受け止めていたことですが、少し感謝しなくてはいけないかもしれませんね。

(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2351806/The-childrens-
classics-banned-bookshelves-America-late-1990s-deemed-outrage-
moral-decency.html
http://online.wsj.com/news/articles/SB40001424052970204884404574364
964010507896?mg=reno64-wsj&url=http%3A%2F%2Fonline.wsj.com%
2Farticle%2FSB40001424052970204884404574364964010507896.html
http://listverse.com/2012/12/09/10-stupidly-banned-childrens-books/
http://www.buzzfeed.com/spenceralthouse/classic-childrens-books-that-
have-been-banned-in-america

子供に悪影響があると判断したのかな?別にくまのプーさん読んで犯罪に走る人もいるとは思えないから嫌がらせなんじゃないかと思う。女性に強いリーダーシップがあってもいいじゃないか!自由の国が聞いてあきれる。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2015年4月3日 10:05 PM

    ホームランダービーで廃人になるからだな

  2. 日本の名無しさん
    2015年4月3日 11:20 PM

    信じられないほどwith GOD

  3. 日本の名無しさん
    2015年4月4日 2:41 AM

    下半身露出の変態縫いぐるみだからじゃないのか?
    ティガーなんてゴムのオモチャだしね

    こんなのを禁止してたら文化が衰退するだけだろうに、宗教家やPTAは本当に害悪だな

  4. 日本の名無しさん
    2015年4月4日 6:23 AM

    プーさんの飼い主 (持ち主?)の人間の男の子がとれた尻尾を釘で留めるシーンが残酷とかなんとか。

  5. 日本の名無しさん
    2015年4月4日 8:13 AM

    って、学校レベルで進化論否定して授業で教えない教師も居るよね?
    神が全てをその様に作ったから、進化論は有り得ない!って。
    歴史も同じ。ホワイトハウスから、機密保持期限切れの文書が公開されても読まないし。
    アメ人ってかなり保守的でアレだからwww

  6. 日本の名無しさん
    2015年4月4日 11:43 AM

    さすがアメリカ。元が英国から追われた狂信的カルト集団だからねえ。
    出自は隠せないわ。

  7. 日本の名無しさん
    2015年4月4日 12:46 PM

    世界よ、これがアメリカ様の自由主義社会だ!!

  8. 日本の名無しさん
    2021年11月13日 10:25 AM

    海外からのコメントで多数「禁書なのはアメリカの限られた場所では」と指摘されてますね。誤解を産むタイトルや内容は訂正して欲しい。誇大広告と同じ。

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