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この写真はアメリカの卒業式の時によく見られる、式の終わりに生徒が帽子を上に投げているところです。みなさんも、テレビや映画などで一度ぐらいは見たことがないでしょうか?
式の終わりに帽子を投げる習慣は日本ではないと思いますが、アメリカでは伝統行事のようにやっているようです。「卒業できた!」「これで解放される~」「やった~」なんて声が聞こえてきそうですよね。
そんな伝統行事とでも言えるこの帽子投げが思わぬ波紋をよんでいるようなのです。シカゴの郊外にあるリッジウッド高校の卒業式の最後に卒業生たちが帽子を宙に投げ上げたために、卒業証書を授与しなかったという事態が起きてしまっているようです。
学校側は式の前に何度も帽子を放り投げるようなことはしないようにと、学生たちに注意を促していたのですが、彼らがこの警告を無視して行ったために、このような事態を招いてしまっているという事なのですが…。
卒業生の一人アンドリューは「帽子を上に放り投げてそれで式がやっと終わったって感じ、なのに卒業証書をもらえなかったんだ」と答えていました。
高校側は生徒側が公式に謝らない限り、卒業証書を渡すことはないだろうと言っているそうです。また、学生たちに繰り返し帽子を投げる行為は尊敬に値するような行為ではないからするなと注意していたのにと憤りも感じているようです。
教育長のロバート・ルポ氏は自身のブログでこのような決定を下した理由を次のように述べています。
更にこの式は屋内で行われていました。過去の式では、学生が帽子を投げあげてきましたが、その帽子が当たって怪我をして卒業式を終えるなどしてもらいたくないのです」
一方で、保護者の一人メアリーは学生側を支持しているようで、次のように答えています。
「学生に帽子を投げないように求めるなんてちょっと馬鹿げたリクエストね。この行為が尊敬に値しないなんてことはないし、ただ生徒たちは帽子を投げて、学年最後の締めとして祝っていただけなのに」
この記事の世間の反応は以下の通りです。
何人かの学生は卒業式の後帽子を宙に投げていたけど、誰も気に留めたりしなかったわ。ただのテンション上がった18歳の学生が何かしているぐらいに学校も見てたんじゃないかな。
当初は、6月4日に開かれるミーティングで生徒の代表が公式に謝れば卒業証書を取りにくることが許されるけれど、生徒側からは何もそのことでどういった反応を取るのか明らかにされていないとうところで記事が終わっていました。
その後、世間の反応を読んでいくうちに学校側が考えを変えたという記事のアップデートを出してくれていたコメントを見つけたので、早速そのソース元の記事をたどってみることにしました。
その記事によると、コメントにも書かれている通り、卒業式の5月27日火曜日のビデオを見直して生徒の半分以下しか帽子を投げていなかったということがわかったそうです。
それでどのような結末になったかというと、当初の学生からの公式の謝罪要求を取り消して、木曜日(5月29日)に卒業証書を郵送すると教育長のルポ氏が言われたそうです。
彼は卒業式で卒業証書を渡さなかったことに対するたくさんの批判的なフィードバックをもらったけど、同時にたくさんの前向きなフィードバックも頂いたと言っていました。
上の写真はアップデートされた記事にあったもので、実際にリッジウッド高校の卒業式前のリラックスした生徒たちの様子がわかると思います。でも、この後にまさかの卒業証書お預け状態になるとは誰が予想できたでしょうか。
(参考)http://www.nbcchicago.com/news/local/Students-Denied-
Diplomas-For-Throwing-Graduation-Caps-In-Air-261034881.html
何度もやってはダメと忠告されていたのにやった根性がすごい。でもアメリカの伝統行事のようにも思えるこの帽子投げと卒業証書を天秤にかけるなんて!学校側もかなりひどいと思うけど、謝罪すれば許してくれるそうなので、安心した。
愛と青春の旅立ち、観てからアメリカの卒業式は全て帽子投げるんだと思った。
投げた後自分の帽子を回収出来るのか前からすごい気になってるんだけど、どうなん?経験者いる?
帽子の形変えたら?
帽子かぶらなきゃいいじゃん