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大阪にある淀商事は、質屋からスタートし、長年大阪での営業実績のある金融業者です。
ブラックでも融資OKということで知られる、アイキャッシングの親会社でもありますね。だからこそ、今でも利用希望者は少なくありません。
しかし、今アイキャッシングに申し込みをしたい、追加融資を希望したいと思っても、新規キャッシングをすることは出来ません。
現在のアイキャッシングは、一体どういう状況にあるのでしょうか。
アイキャッシングは、インターネットキャッシングの先駆けとして営業をスタートし、日本全国から利用することが可能でした。
平成2年に設立され、20年以上の営業をしてきた実績もあります。また、ブラックでも利用できる消費者金融として、多くの人に利用されてきたのです。
そんなアイキャッシングは、平成23年12月29日をもって新規融資、キャッシングを停止しています。
ですから、現在アイキャッシングからキャッシングをしたいと希望しても、それは叶わないのです。
新規の契約が出来ないだけで、現在利用中の人であれば追加利用は可能なのでは?そう思うかもしれません。
当初、キャッシングが停止されたのは新規契約者のみでした。
ですから、相談によっては既存ユーザーは追加利用をすることが可能だったのです。
しかし、平成23年12月29日からは、既存ユーザーの追加利用も不可となりました。キャッシングについては完全に停止していると考えておきましょう。
新規の契約・キャッシングが停止となったため、当然ATMコーナーも閉鎖されています。
最終的には大阪駅前第4ビルATMコーナーが閉鎖し、現在利用できるATMは無い状態です。
店舗数も変わっています。
この3店舗が閉鎖され、現在残っているのは大阪駅前第3ビル店のみです。
業務内容縮小と共に、ATM、店舗も減少しているという事は把握しておきたいですね。
アイキャッシングはブラックの人へも融資を行う、比較的審査野甘い消費者金融です。
しかし、悪質な会社というわけではなく、貸金業登録を行っている正規の消費者金融でした。
貸金業登録は、お金を貸す貸金業を営む際に必ず行わなければいけない登録です。
この登録をしなければ貸金業として営業することは出来ないわけですね。
今、貸金業登録データベースでアイキャッシングを検索してみても、該当する消費者金融はありません。
アイキャッシングは、現在貸金業登録を行っていないのです。ですから、今の状態で融資をすることは違法行為となってしまうわけですね。
しかし、稀にアイキャッシングを名乗る会社から新規融資の勧誘が来ることがあります。現在正規の貸金業社ではないのに何故!?そう思いますよね。
実は、アイキャッシングの名を語った詐欺なのです。実際、勧誘電話が来たという口コミがいくつか挙がっているのです。
アイキャッシングは現在融資をすることが出来ない状態であること、法的にNGとなってしまっていることを知っておけば、このような詐欺に引っかかる事もありません。
すぐに貸します、誰でもOKですなどと言った詐欺商法には、十分に注意しておきましょう。
アイキャッシングが新規の契約・キャッシングを停止したわけですが、今まで借りたお金がチャラになるということではありません。
借りたお金はしっかり返さなければいけません。アイキャッシングへの返済義務は残っているのです。
これらは契約時と変わっていないのです。そして、新規での契約・キャッシングが出来なくなっただけでしっかりと問い合わせ窓口も残っています。
何か不安な事、疑問な事、確認したい事があれば、大阪駅前第3ビル店へ問い合わせてみましょう。
営業時間は、平日の9時~17時までと限られていますが、来店しなくても電話・もしくはメールでの問い合わせが可能です。
他店での契約を済ませた人でも、問い合わせ窓口は大阪駅前第3ビル店へ全て集約されています。
電話番号、Eメールアドレス等はアイキャッシングのホームページから確認できますので、一度チェックしておくと良いでしょう。
新規での契約・融資を停止した会社は、淀商事のアイキャッシングだけではありません。他にも、同様な状況にある消費者金融はいくつもあります。
その中でも、比較的知名度があるのは、ディック、そしてアエルでしょう。この2社の現状について簡単に紹介していきましょう。
ディックは現在も会社としては存続していますが、新規キャッシングを利用をすることは出来ない状態となっています。
貸金業登録からは削除されており、返済のみを行う事が出来る状態です。
この4つの提携先は現在も残っていますが、いずれも返済を行う事が出来るだけですね。
アエルは、2008年に民事再生法の適用申請を行っており、現在は過払い金返還の受付をするためだけの事務所が存在しているのみです。
民事再生を行ったために、過払い金請求が出来るのは再生債権届出書を提出した人のみとなっている点は、気をつけなければいけません。
通常、過払い金は全額返還してもらうことが可能なのですが、民事再生を行ったために弁済率はわずか5%程度となっている現状です。
つまり、過払い金請求をしてもその5%しか戻ってこないという事です。過払い金がある人にとっては、とても厳しい状況となっています。
アイキャッシング、ディック、アエル、その他中小の消費者金融の経営が悪化した要因の1つが、改正貸金業法だと言えます。
改正貸金業法では、大きく次の2点が変更されました。
グレーゾーン金利が撤廃され、実質金利の上限が29.2%から20.0%となってしまいました。
つまり、今まで得ることが出来ていた金利分の収入を得られなくなったわけです。
また、上限金利の引き下げによって、法定金利よりも高い金利で返済している人はその差額分を返還してもら得るようになりました。
これが過払い金請求です。過払い金請求の対象者が増えたこと、過払い金請求が世間に認知されるようになったことで、過払い金請求の件数は増加しました。
消費者金融側にとっては、得られていた収益が支出へと流れる状況が発生したわけです。
上限金利引き下げによって収益が大きく減少し、過払い金の請求も増加してしまった、このことが経営悪化につながったわけですね。
また、総量規制が導入されたことで、貸し付けできる上限金額が年収の3分の1までと制限されてしまいました。
貸し付けできる金額が減ったという事は、やはり得られるはずだった金利収入も減ってしまうわけですから、中小の消費者金融にとっては大きなダメージだったんですね。
今後も間違いなく過払い金請求は続いていきます。そして、今の貸金業法が更に改正され、消費者金融側の状況がすぐに好転するとは考えられません。
総量規制による貸付金額の制限、上限金利引き下げによる減収という状態は変わらないのです。
改正貸金業法の施行から3年で、貸金業者数は半数近く減少しています。
淀商事のアイキャッシング、ディック、アエルのように、新規契約・キャッシングを停止するところ、事実上の廃業をしてしまうところは、今後も出てくることでしょう。
現在利用していたり、利用を考えていたりする中小消費者金融があれば、よく状況を見ておきたいですね。
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