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日本書紀にも記述がある和菓子の起源!日本の芸術に称賛の声

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日本には様々なスイーツがあり、日々の疲れや煩わしさから解き放ってくれる癒しにもなっています。人それぞれに好みはありますが、千年以上にわたり日本人の生活に溶け込んできた「和菓子」は、その中でも別格に位置づけられるのではないでしょうか。

参考写真はこちら↓
http://weibo.com/1400776392/B3ENomCqp#_rnd1401769861159

「和菓子」という言葉自体は、明治時代に欧米から入ってきた洋菓子に対応する言葉として、戦後に定着したものですが、日本の歴史文化の中で、少しずつその形を変えながら海外から輸入された菓子などの影響を受けつつ形成されてきた、まさに日本の菓子の総称であり、日本人に愛され育まれてきたものにほかなりません。

そんな和菓子ですが、お隣中国ではどのように見られているのでしょうか。ここに、「日本人はなぜ季節ごとに様々な和菓子を食べるのか?」という記事が中国語ミニブログ微博(ウェイボー)で紹介されています。色とりどり様々な和菓子が写真入りで解説されており、これを見た多くのユーザーが興味を持ち、転載コメントをしています。
 

かつての日本の貴族は、菓子をこよなく愛し、「朝露」、「錦玉羹」等、皇族貴族は和歌の題材から多くの雅な名前を付けました。長い歴史を経て、日本人は和菓子と日本文化、民族精神を融合させてきました。

国花である桜を例に挙げれば、多くの和菓子の題材として採用されており、色や形状だけでなく、実際の材料として桜の花弁や塩漬けにした桜の葉が使われることもあります。このように小さな和菓子は、日本人の文化と精神そのものなのです。

四季折々の表情を見せる日本にあって、和菓子にも季節ごとの食材や名称、味付けを施しています。例えば、餅には季節の食材、春には椿や桜などを加え「椿餅」や「桜餅」等春らしい和菓子が店頭に並びます。

夏には、外郎生地の上に小豆や寒天を載せた「水無月」が好んで食べられますが、これは旧暦6月の別名です。茶道の発展に伴って広まった羊羹も、口に含んだ時の爽快感から、夏の食べ物として受け入れられています。

また、ある微博ユーザーは、「和菓子は甘過ぎるものも多いが、好きなのだ。それは和菓子の奥深さゆえであり、工業化時代の機械加工のような冷たさがなく、手作りの真心や芸術作品のような風情を感じられるからである。京都では、よく老舗に足を運び、味わってくる。熱いお茶を飲みながら、時折外から下駄の音が聞こえてくると、心に静寂が訪れるのである」と表現しています。

ほかのコメントを見ていきましょう。

よだれが……。
カワイイ!! これが健康食品で低血糖なら、健康に色が添えられるわ!
プロの業だ…。
このお菓子は最高だね。好きすぎておかしくなりそう。
見とれてしまう。
お茶が欲しくなるね。
これすごいよねえ。
日本から戻ってきたばかりだけど、和菓子は基本糯米と餡なんだね。実に精巧で美しいよ。
勉強になった。
和菓子って午後のお茶にぴったりな感じ。
あなた!これが食べたいわ!
きれい、手が込んでるねえ。
うう、我慢できない……。
日本にいたとき、体験で作ったことがあるよ。衛生基準がものすごく高くて、しっかり洗浄消毒してからじゃないと作らせてもらえなかった。
饅頭美味しい!少なくとも中国人には作れないよ!
元々は中国の茶道文化に端を発するみたいだけど、中国の菓子はいったいどうなってしまったんだろう。
芸術だ、これが芸術だよ。
糯米で作ったお菓子が一番好きだな。それに餡子を載せたら、完全にノックアウトだね!
いつか食べに行きたいな。
これぞ美ですね。
「心に静寂」そういうの好きだわ。
甘いものが好きなわけじゃないんだけど、見てたら味見してみたくなっちゃった。
甘い和菓子には抹茶を合わせると、相互の良さが引き立つんだ。
食すというのは、五感すべてで味わうということだ。
来客があると、女将さんが緑茶と和菓子を持ってきてくれてました。懐かしいなあ。
じっと見てるけど、ほんとこれどうやって作るんだろう。

見た目の美しさや、形状の精巧さに感動の声が多数寄せられています。和菓子職人は、自然の風物などを自分の感性で感じ取り、和菓子に表現していくものなので、手作り和菓子には、ある意味絵画や書のように、個性が反映される芸術品と言えます。見て楽しみ、香りを楽しみ、舌で味わう、なんとも贅沢なひと時ではないでしょうか。

和菓子の変遷

全国和菓子協会によれば、古代農耕が始まって以降、日本最古の加工食品である「餅」や団子、『日本書紀』にも記述のある水飴などの甘味が生み出され、これらを後の和菓子に繋がる起源と見ることができます。

やがて遣唐使の時代(630年~894年)に唐朝から持ち帰られた祭祀用の特殊な形状をした「唐菓子」に影響を受け、続いて鎌倉時代初期(1190年頃)に大陸から伝わったお茶が茶の湯として流行するようになり、茶席にそえられる軽食として和菓子は大きく発展します。

そして、カステラや金平糖などポルトガル人やスペイン人により渡来した南蛮菓子が原型となり、戦乱の世が終わりを告げ平和な江戸時代になると、各地の城下町や門前町で、職人による和菓子技術が飛躍的に発展しました。

現在食べられている和菓子の多くが、江戸時代に誕生したものだそうです。明治時代以降、西洋文化の伝播によってオーブンなどの技術がもたらされると、焼き菓子類の多くが誕生するようになります。

このように、日本人は、古来より外来文化の影響を受けつつ、日本人独自の菓子として吸収し、「和菓子」に昇華させてきました。見た目の美しさもさることながら、和菓子が単なる食品に留めることなく、文化芸能として大切にされてきたのは、その背後に込められた意味、芸術性ゆえであるとも言えるでしょう。

普段何気なく食べている和菓子の由来など、考えたり調べたりしてみるのも非常に面白いことだと思います。日本の文化が海外に紹介されることで、改めて日本のことを知る機会は少なくありません。その良さや奥深さを再発見していくこともまた、日本人として意義深いことではないでしょうか。

(参考)http://t.cn/8seR4qW
http://weibo.com/1702275522/A2phGxPjx?
type=comment#_rnd1401769925407

どれも高価そうで、書いてあるとおり貴族の食べ物という印象があった。日本人は昔から食に対しても芸術を求め、味だけでなく見た目も華やかなスイーツを作っていたことに驚いた。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2014年12月22日 4:29 PM

    どこかの国が起源を主張してくるな

  2. 日本の名無しさん
    2014年12月22日 5:25 PM

    桜は国花じゃないんだけどね

  3. 日本の名無しさん
    2014年12月22日 6:21 PM

    #1
    でしょうね。
    まあ、起源を主張してきたら、それは良いモノである。と逆にお墨付き(?)貰うみたいな感じ。

  4. 日本の名無しさん
    2014年12月22日 6:22 PM

    外国人からすると桜が一番綺麗に見えるかな?
    菊は桜に比べるとちょっと地味かも

  5. 日本の名無しさん
    2014年12月22日 6:51 PM

    中国のお菓子というと月餅とか桃マンかな

  6. 日本の名無しさん
    2014年12月22日 10:12 PM

    中国人の反応っていまいち面白さがないんだよねー

  7. 日本の名無しさん
    2014年12月23日 6:07 AM

    さすが中国
    お茶が欲しくなるとか解ってるな

  8. 日本の名無しさん
    2014年12月23日 7:15 AM

    甘い点心も菓子の部類とすれば、中国も負けてはいないようだが・・・?

  9. 日本の名無しさん
    2014年12月23日 11:26 AM

    あんなに素晴らしい文化を持っていたのに今じゃゴミ溜めの罰ゲームのような国やもんな(笑)情けない限り。

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