【動画あり】海外で柴犬が人気！？外国人が選んだ「柴犬 ザ ベスト5」

ソフトバンクのCMで人気者になった白戸家のお父さん（犬）の犬種は、北海道犬。

犬が人間の一家の大黒柱のお父さんという斬新なアイデアは、日本国外で話題を呼び一躍有名になった北海道犬のカイくんでしたが、同じ日本犬である柴犬の写真や動画がインターネット、SNS上で世界の人々からかわいい！すごい！と評判です。

つりあがったきつね目できりっとした表情、黒くてつやつやのお鼻、小さい三角の立ち耳、太い巻しっぽ、肉付きのよい厚い肉球。

身体全体が筋肉質の柴犬は、小型犬に分類される犬の中でも独特の存在感があります。日本では、飼い犬としては、定番の犬種です。

柴犬の歴史

我が国で、家庭で飼育されている犬事情は、一昔前までは、屋外において番犬の役割を担って飼われることが多かったのです。

しかし近年、品種改良された小型犬種が西洋から多く入ってくるようになり、室内で家族の一員として人とともに生活をすることが当たりまえになりました。

定番の犬種の一つ柴犬は、日本人と共生の歴史が長い日本犬の中でも最も小さい小型犬に属す犬種です。

古い遺跡から、人の骨に寄り添うように発見された犬の骨は、柴犬と同じくらいのものだったということから、柴犬の歴史は縄文時代あるいは、弥生時代にさかのぼるのではないかと推測されています。

柴犬の名前の由来は、赤い毛が柴に似ていたなど所説があるもののはっきりしていません。古くは、狩猟犬として山岳地帯で飼われていたため、他の犬種との交配があまり行われず、純粋性を保っていました。

ところが、明治に入り、海外から洋犬の輸入や雑種が増えはじめたことから純粋性を保つのが難しくなり、昭和11年に国の天然記念物に指定されました。

海外でも人気

海外においても、近年、柴犬は繁殖されるようになったようですが、特にアメリカでは、1990年代以降、日本から輸出が行われるようになりました。

1992年に、由緒あるアメリカの愛犬家団体アメリカンケネルクラブ（AKC）は、柴犬を正式な犬種として認定しました。その登録名は、しば（柴）ではなく、日本語のイヌ（犬）も含めて英語でシバイヌ（Shiba　Inu）です。

外国人は、秋田犬は、アキタと呼ぶのに対して、柴にイヌもつけてシバイヌとそのまま発音することが多いようです。

「シバイヌ」という名前についてあるアメリカ人はこう言っています。

なぜ、今、柴犬が多くの人々を魅了しているのか？検証していきます。

飼い主に忠実～柴犬マリ～

やけ酒の飼い主が酒を飲もうとするのをとめる柴犬マリのかわいさに世界中からコメントがたくさん寄せられています。

しこみ芸でありながら、外国人にむけた字幕もないのに、この動画は、柴犬の飼い主に対する忠誠心と思いやりにあふれた姿に共感した世界中の人々の間に瞬く間に拡散、話題を呼んでいます。

柴犬の魅力、5つの理由

クールな表情の柴犬の写真や動画がなぜ世界中の多くの人を惹きつけるのか？その魅力について徹底分析した、外国人向けのブログは、「柴犬　ザ　ベスト」の５つの理由をあげて紹介しています。

• 悪天候でも耐える我慢強さ
  台風が日本列島に近づいている様子をニュースが伝える映像に、たまたまおじさんと散歩中の柴犬の様子が話題
  別の写真は、マイナス20℃の屋外でじっと耐える柴犬の姿を紹介
• 垂直な塀でも、蜘蛛のように登れる身体能力
• カモフラージュの達人
  落ち葉に埋もれてじっとしている柴犬や、壁とフェンスに挟まれて身動きができないでいるシバイヌの写真
• ご主人がいないととてもさびしがり屋さん
  　　軽トラックにお留守番させられてたまたまうつむいている柴犬がしょんぼり
• 甘え上手
  かわいい写真満載

柴犬ドリル

ついに外国人が自ら飼っているキュートな柴犬の写真のツイッターが評判よび、フォロワーが一気に増えています。犬がぶるぶるっとすることがありますが、シバイヌの大きな黒い鼻がドリルの先端にみえ、おもしろくてかわいいのです。

柴犬の飼い方　～海外編～

写真や動画でその愛らしい姿を見せる柴犬は、日本では番犬として屋外で飼われてきました。それに対して、室内で飼うのが一般的な西洋の家庭では、柴犬を飼うのは難しいと言われます。

短所は、飼い主にしかなつかず（これが長所という場合もありますが）、社会性に乏しいところでしょう。西洋の猟犬とは異なり、日本の伝統的な狩猟方法、1人の主人が1匹を連れて歩く方式の猟犬として飼われていた歴史も関係しています。

西洋の家庭で飼う場合は、柴犬の特性をよく知った上で、飼い主は柴犬をペットとして家族の一員に迎え入れるべきでしょう。

シバイヌを飼っている外国の方はこんなアドバイスをしています。

インターネットやSNSでのシバイヌの魅力が世界中に広まったこともあり、全米人気犬ランキングにおいて、シバイヌの順位は、2009年65位から2014年には46位と上がっています。

人気の秘密は、我慢強い、飼い主への忠誠心、真面目、無表情などなどまるで日本人の良さと重なりあっているのかもしれません。

そんな柴犬の力強くて威厳のある外観に対し、写真や動画に見せるキュートなしぐさや行動が人々を惹きつけてやまないのでしょう。日本で愛される柴犬の魅力は、世界共通といえるでしょう。

（参考）https://twitter.com/shibesbot/status/599868813656621057?lang=ja
http://www.animalplanet.com/tv-shows/dogs-101/videos/shiba-inu/
http://www.jkc.or.jp/modules/aboutjkc/index.php?content_id=18
http://en.rocketnews24.com/2015/01/08/five-reasons-why-shiba-inu-are-
the-absolute-best/

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