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日本は世界の中でも温泉が大好きな国として知られています。温泉に浸って日頃の疲れを取り、ごちそうをたらふく食べて旅館に泊まる・・・なんて最高の休日の過ごし方ですよね。
長野県にある猿が入浴する温泉など、海外ではたびたびテレビやインターネットで日本の温泉や旅館のことが取り上げられています。今回は石川県にあるとてつもなく長~い歴史を持った法師温泉の記事をご紹介します。
法師旅館の歴史が始まったのはなんと約1300年前の718年!白山(石川県粟津温泉の近く)で厳しい修行を行っていた泰澄大師の夢の中に白山大権現が現れてこう言ったそうです。
泰澄大師はその村を訪ねて温泉を掘り起こし、村の病気の人たちを温泉に浸からせてみました。すると病人たちはたちまち元気になったそうです。
そこで大師は弟子の雅亮法師に一軒の湯冶宿(長期間の温泉治療を行う宿)を建てさせ、そこの湯守りを任せました。
その後1300年もの間、代々長男は善五郎と名づけられ法師旅館を受け継いできました。現在は46代目善五郎さんが伝統ある旅館を守っています。
46代の歴史の中で養子をとったのは2代目善五郎さんの一度だけ。47代目は伝統通り46代目善五郎さんの長男が家業を受け継ぐ予定だったのですが2013年に急逝し、法師一家は困難に立たされました。
家業を継ぐはずだった長男が亡くなったことで、急に次女に法師旅館を守る役目が回ってきたのです。「兄の様態が悪くなり、補助・手伝いをし始めました。今は責任が頭に重くのしかかっています」と次女のひさえさんは語ります。
大学卒業後、内科の秘書として働き、その後好きなことを学んできたひさえさん。旅館とはまったく違う道を進んでいたそうです。「法師の一員でなかったら良かったと思うこともありました」と彼女は言います。
ひさえさんは将来旅館を一緒に経営していくのにふさわしい結婚相手を探すためのお見合いもしています。旅館の伝統を守りたい気持ちと自分のやりたいことをしたい気持ち。彼女の中には大きな葛藤があるようです。
長男が亡くなった今、46代目善五郎さんは次女のひさえさんが旅館を守っていく人物にふさわしいと考えています。法師一家の仕事は「旅館の長い歴史を未来の世代に受け継いでいくこと」、そして「温泉を守ること」。
昔は毎晩宴会が開かれゲイシャなどが出入りししたりしていた法師旅館。今はファミリーでの利用が多くなってきており旅館も時代と共に変わってきています。今も昔も変わらないことはただひとつ、人々を癒す温泉が湧き続けていることです。
歴代の法師家族が大切に守ってきた法師旅館は、1994年に世界一古いホテルとしてギネスより認定されました。しかし2011年には山梨県の西山温泉慶雲館が705年から続く世界一古いホテルとして正式に認められています。
伝統のために旅館を継がなくてはいけない次女のひさえさんに対してかわいそうという意見と、1300年もの歴史を守るためには多少の犠牲は仕方がないという意見に分かれていますね。
現代社会のなかで、新しくスタートする5つの会社のうち5年後残っているのは1つあるかないかと言われています。
そんな厳しい競争社会のなか長い間法師旅館を守ってこられたのは、伝統を重んじる歴代の法師一家の努力と犠牲があったからこそなのかもしれませんね。
1300年もの長い間人々を惹きつけ続ける法師旅館。一度訪れてみたいものですね。
(参考)http://www.gizmag.com/worlds-oldest-hotel-hoshi-japan/13017/
http://www.theatlantic.com/video/index/387649/this-japanese-inn-has-
been-open-for-1300-years/
http://abcnews.go.com/Travel/japanese-inn-passed-46-generations/story?
id=29782733
世界で一番と二番目に古いホテルが日本にあるなんてすごすぎる!泊まりたいとは思わないけど、一度中を見てみたい。建て替えはしてると思うけど、中には1300年前から使用している木とかあるんじゃないかな。
血筋とは関係なくこの旅館を守ることはできると思う。旅館の伝統を守るためにお見合いしなきゃいけないなんておかしいよ。将来いずれお見合いに反対する子供がでてくると思うよ。永遠に続くものなんてないんだ。
↑白豚カスは黙ってようぜ
ひと昔前の日本ではお家存続の為に養子もらうことが普通だったんだから、才能と伝統を重んじて下さる方がいるならそちらの方が良いと思うよ。
なにせ1300年続いてるんだから、当代で潰せないプレッシャーは半端ないだろうし、今まで旅館に従事してきてなかった分相当なかくごが必要だよ。
歴史ある建物の旅館は大好きなんだけど、トイレとかの水回りは直してくれてないと不便なんだよね。
あと、隣国人がいなければ是非泊まってみたい。
数十年の価値観で1300年の伝統における是非を語ろうなんておこがましいとは思わないのかね
長女は?
長男の次の子どもさんが女の子で『次女』としてるんだろうとは思うけど、日本語としてはおかしい。
商家では家業を守る為に夫婦養子をとることもあったが、まず血縁だからなー
良い婿さんが見つかると良いな
※3
長寿館さんは平成元年築の新しめの別館もあってウォシュレットもついた清潔なトイレありますよ
温泉好きなら絶対行くべきです
※5
単に他所の家に嫁いでるんじゃないの?
※1
いや、かなり的を射た現実的な意見だろ。
長男が相続を拒んで飛び出すことは十分あり得るし、少子化も進んでるので、嫡男が生まれない可能性もある。
生まれても、長男、もしくは奥さんに生殖能力がないことも考えられる。
古来から、日本では養子による家督相続は当たり前に行われてきたわけで、血筋より家督が大事とも言えるから、すでに血筋ありきとも言えないが。
「長男」ってのはこういう義務とプレッシャーを背負ってきた。たくさんの「長男」にだってやりたいことはあっただろう。なんで継ぐのが女性になったとたんこんなふうにとりあげられるんだ。。。
血縁でなくとも、熱意ある人がいれば養子に入って貰ってもいいんじゃないかな?
長女に迷いがあるならそれも一案だと思うけど、まあ余計なお世話だね。
先日、法師旅館泊まりました。
大きなお風呂でのんびりゆったり、お料理も美味しく、なんといっても当主の朝のお話しが心に染み渡りました。
皆様も是非一度泊まってみてください。
H29年10月27日この「法師」旅館に泊まっています。先ほどまで団体の宴会の席でその女将さんとも話ししてました。驚いたのは、その女将さんの名字が「法師」だそうです。美人ですよ。大学生ぐらいの子供が居てもおかしくないそうで、大体の年齢は想像できますが、でもスタイルも顔もキレイです。代々続く「法師」の名字、私も途切れさせて欲しくないです。[ああ自分があと20才位若ければ・・・]