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iPhoneを駆使する日本のサラリーマンの指技に世界が驚嘆しています。
山岡セイコウさんは、大阪芸術大学でグラフィックデザインを学び、iPhoneやiPadでArtStudioという2ドル99セントのアプリを使用して精巧なイラストを描き続けてきました。2013年には、京都の著名な観光スポット、祇園で初の個展を開催しました。
通勤電車の中で、本を読んだり音楽を聞いたり数独を解いたりして時間をつぶす乗客が多い中、この日本人のサラリーマンはまったく違ったことをしています。
山岡セイコウさんは、いつもiPhoneでArtStuidioを起動し、超人的な指の動きで、ポートレートを創作しています。その驚くべき仕事は、油絵の具やアクリル絵の具のように見えます。しかし、実際の画材は指とアップル製品だけです。
日本の大阪府堺市に住む山岡さんは、創作の様子を記録した動画でもって、インターネット上のセンセーションとなりました。
特に有名なのが、オランダの画家フェルメールの代表作、『真珠の耳飾りの女』をiPad mini上で彼の指で再現したものです。
この既婚のアーティストは、長い通勤の途中にiPad miniやiPod Touchで創作することも多いのです。つまり、アトリエは電車内なのです。
山岡さんは、ズームインとズームアウトを繰り返し、緻密に描き込みながら、美しいデジタルペインティングを1作品3~4時間で仕上げます。
しかし、カンバスを避けているわけではなく、彼は本物の水彩ポートレートも描いており、その作品は彼のFaceBookページやYouTubeチャンネルで見ることができます。
山岡さんがiPhoneアートを始めた時、ソフトウェアは今よりずっとベーシックで、スケッチの練習用として使っていただけでした。しかし、画材の準備も絵が乾くのを待つ必要からも開放してくれるテクノロジーに魅了されました。
iPhoneがいつでもどこでも自分に絵を描かせくれるとの期待で、興奮したと語ります。創作上の目標はより水彩に近い絵を描くことだと言います。
英語をコンピュータコードに変換するコンパイラを作ったのはグレース・ホッパーだ。食器洗い機は、ジョセフィーン・コクランの発明。自動車のワイパーは、メアリー・アンダーソの発明。
僕はiPadのProcreateというアプリを使っている。凄い種類のカラー、ブラシ、多層レイヤーのオプションがある。これでたったの4ドル95セントだ。あと必要なのは才能だけだ。
トレンドハンターのスーザン・キーフは、テクノロジーの発展が、より才能がものをいう世界を実現すると言います。テクノロジーの進歩なしでは、どんなブラシを手に入れるか等画材へのアクセスでふるいが掛かっていたでしょう。
それを専門としない人たちへのアートへの参入が容易になります。今後は、素人ながら手先が器用で凝り性が多い日本人の活躍が増えるかもしれません。
(参考)http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2429833/Finger-painting-
goes-hi-tech-Japanese-office-workers-stunning-iPhone-sketches.html
http://www.huffingtonpost.com/2013/06/19/ipad-artist-seikou-yamaoka-
recreates-girl-with-a-pearl-earring-photo-video_n_3462012.html
http://www.huffingtonpost.com/2012/07/30/seikou-yamaokas-iphone-
finger-painting_n_1719448.html
1作品3~4時間でできてしまうなんてすごい!これを指だけで描いてしまうなんて!もっとオリジナルと作品の比較を見てみたい。別にこんなにうまく描けるわけじゃないけど、作品見てたらiPadが欲しくなってきたなぁ。