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盆栽のワールドカップ!2017年の開催は28年ぶりに日本に決定!

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世界に広まる日本の芸術文化「BONSAI」。今、「盆栽」が世界の注目を集めています。

2017年に「第8回世界盆栽大会」がさいたま市で開かれます。実は、日本での開催は1989年に大宮(現さいたま市)で開かれた第1回以来、28年ぶり。

盆栽と言えば日本だけの文化というイメージがありますが、実は「BONSAI」は海外でも知られており、世界中に愛好家がいます。

さいたま市(大宮)の盆栽村

さいたま市は盆栽がさかんで、北区盆栽町に「盆栽村(ぼんさいむら)」と呼ばれる、盆栽業者が集まるエリアが存在し、世界中から盆栽愛好家の観光客が訪れます。

このエリアには、「清香園」「藤樹園」「芙蓉園」「九霞園」「蔓青園」といったたくさんの盆栽園や盆栽ショップが営業しているいます。

その他、観光客が休憩できる「盆栽四季の家」という有料予約制の和室を備えた施設や、「盆栽緑地公園」、「盆栽中央緑地公園」といった公園、「さいたま市大宮盆栽美術館」という盆栽のための美術館もあります。

また、毎年5月3日から5にまで、「大宮大盆栽まつり」が開催されています。

盆栽2
盆栽3

盆栽の歴史

盆栽の起源は、平安時代に中国の唐から伝わった「盆景」と呼ばれる、お盆の上に自然の美を表現する立体造形芸術が起源とされています。

お盆の上に、草木や、土、石、砂、苔などを用いて自然の景観を表現するもので、現代の「ジオラマ」にも似ていますが、本物の草木を用いるという点では生け花にも通じるものがあるかもしれません。

ただ、盆栽と異なるのは、盆景には育てるという概念があまりなく、長期に保存することはできませんでした。

江戸時代になると盆栽が一般にも広まり、植木鉢の中に自然の風景を切り取り、さまざまな手法を駆使して生きた樹木を育てていくという文化が確立しました。

ただし、優れた盆栽を育てるためには膨大な時間や手間がかかり、優れた盆栽作品には高価な値段がつくようにもなり、次第にお金や時間にある程度余裕のある熟年層の趣味というイメージが定着していきました。

ところが、1990年代以降、海外でもガーデニングを趣味とする人たちの間で「盆栽」が注目を集め、「BONSAI」が世界にも広まっていったのです。

1989年に第1回世界盆栽大会が大宮市にて開催され、その後4年ごとにアメリカ ニューオーリンズ(第2回)、韓国 ソウル(第3回)、ドイツ ミュンヘン(第4回)、アメリカ ワシントンDC(第5回)、プエルトリコ サンフアン(第6回)、中国 金壇市(第7回)で開催されました。

2017年の第8回世界盆栽大会は28年ぶりに日本での開催が決まり、さいたま市(大宮)で開かれる予定です。

海外から日本へ盆栽を学びに来る人たち

東京都江戸川区に、「春花園BONSAI美術館」という、盆栽の美術館があります。
そこの館長を務めるのが気鋭の盆栽作家の小林國雄氏です。

今までに、「日本盆栽作風展」の最高賞、内閣総理大臣賞を4回受賞するなど、日本を代表する盆栽作家です。

世界各地で公演を行い、今までにイタリア、スペイン、フランス、スイス、ドイツ、チェコ、アルゼンチン、アメリカ、オーストラリア、台湾、中国など、海外での活動も積極的に行っています。

盆栽に関するテレビ番組などにも出演。地元の小学校で盆栽のワークショップなども行っています。盆栽のすばらしさを世界に伝えるために、海外からの弟子の受け入れと育成にも力を入れています。

他にも、大阪府池田市にある「藤川国際盆栽学校(Fujikawa International School of Bonsai)」では、少人数制で海外から盆栽を学びたい人たちに、盆栽の技術と知識を教えています。

運営するのは、「藤川光華園」の園主でもある、藤川敬一氏。国風展、大観展をはじめとする展示会への出品実績も数多く、日本のみならず海外でも盆栽芸術の発展に寄与しています。

スタッフチームにいるビョーン・ビョーホルムさんは、藤川さんに盆栽の技術と知識を学び、盆栽学校の講師として教えつつ、自身で立ち上げた「ビョーバラ・ボンサイ・スタジオ」のオーナーとして、海外に盆栽の魅力を伝えています。

ビョーンさんと、藤川さんが出演する、盆栽のYouTube動画に、海外から賞賛の声が集まっています。

今まで見た中で最高の盆栽動画。ありがとう。すばらしい作品だね。
ワイヤーの使い方が分かったので、やってみる。
こんな風に接木をするの、初めて見たよ。シンプルだけど、理にかなってる。考えても見なかった…。
日本のモミジを手に入れたので、さっそくやってみる。
この木、すごすぎる!
勉強になるわ。さっそく、うちの木でも来年の春にやってみる!
これは、すばらしい芸術だ。
清楚で美しい。まるでパラダイス。
俺も、弟子にして欲しい。雑用こなしながら、藤川さんから学びたい。
盆栽の忍耐力がすごい。一生かけて手入れをして、死んだあとも残る作品。
すばらしい動画。「根張り」についてもっと教えて欲しい。
動画をアップしてくれてありがとう。前から学びたかったけど、クラスを受講するにはお金がかかるので。すばらしい。
すばらしい盆栽!この日本の盆栽をアリゾナでも育てたいけど……、残念ながら暑すぎて。
すげー、動画を4回くらい見返したよ。日本のモミジはすばらしい、参考になります。
うちにもこの木がありました。でも、暑くてダメになっちゃった。
すばらしい動画シリーズ。
こういうオープンなデモンストレーションって、日本ではあまり無いですよね。日本人は、どう思ってるの?
日本のすばらしい盆栽を見せてくれた。日本家屋の伝統的な盆栽の見せ方が大好きです。
すばらしい動画。すばらしい梅の木。
この動画シリーズのおかげで、自分も盆栽をやってみるようになったよ。

日本の伝統文化である盆栽が、「BONSAI」として海外でも愛好家が増えてきています。

実際の木と土、鉢を使って、自然の景観をコンパクトに再構成する、時間も手間もかかる芸術ですが、その魅力は日本だけでなく、海外でも認められるようになりました。

あわただしい日常だからこそ、ゆったりとした気持ちで、盆栽と向き合ってみるのも良いかもしれません。

(参考)http://www.city.saitama.jp/004/001/001/p037950.html
http://www.bonsai-art-museum.jp/
https://www.facebook.com/OmiyaBonsaiArtMuseum
http://www.stib.jp/mogitate/2011/01/ekihai.html
http://wbff-bonsai.com/jpn/
http://kunio-kobayashi.com/
http://fujikawabonsaischool.com/
http://www.fujikawabonsai.com/fujikawa/

盆栽の世界大会があったなんて!しかも1989年から!日本人の作品はすごいだろうと簡単に想像できるけど、外国人の盆栽を一度見てみたい!日本と同じ木を使うのかな?とても興味が惹かれる!

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2015年5月30日 9:19 PM

    カラテキッズ(ベストキッズ)Mr.Miyagiのお陰かな?

  2. 日本の名無しさん
    2015年5月30日 10:25 PM

    今は丁度さつきの時期だから花物が凄く綺麗だよ

  3. 日本の名無しさん
    2015年5月31日 2:56 AM

    檜の盆栽とか凄いな、ミニチュア作ったのかって感じ
    素人が見ても凄えって分かる
    どんな育て方したんだよ

  4. 日本の名無しさん
    2015年5月31日 2:59 AM

    出来のいい盆栽は庭において置くと盗まれるんだよなあ

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