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映画「シンドラーのリスト」を見られた方は多いと思います。世界を代表する映画監督スティーブン・スピルバーグの数ある映画の中で「ジョーズ」「ジュラシックパーク」「E.T.」等に並ぶ最高傑作の一つとされている「シンドラーのリスト」。
第二次世界大戦中に実存したドイツ人実業家をモデルとしていて、主人公自らが経営する工場に必要な人員という理由でナチスに迫害されるユダヤ人1000人以上をかくまい、その命を救ったというストーリーです。
この「シンドラーのリスト」と非常によく似た出来事が、ある日本人にも起こったという記録があります。ポーランドに隣接している「リトアニア」という国の日本領事館に勤めていた「杉原千畝(すぎはら・ちうね)」と呼ばれる人物です。
今回はその杉原千畝について紹介してみたいと思います。
杉原千畝は、1939年にリトアニア領事官で働くことととなりました。
当時の周辺国の様子としては、ドイツが旧ソ連に向かって進撃をしている時期で、独ソ間にあるポーランドやリトアニアという国々には多数の難民、特にナチスに命を追われたユダヤ人難民が溢れかえっていました。
ユダヤ人たちの目標はドイツ軍から逃れ安全を確保すること。西側から領土を広げてくるドイツに対する逃げ道は、旧ソ連の領土を通って東アジアへと移動するルートしか残されていませんでした。
杉原千畝のリトアニア領事官での任務は、東ヨーロッパの戦争の情勢について情報を収集して、ドイツと旧ソ連が戦闘を開始する時期を探ることでした。
なので大量の難民が杉原を訪れて日本上陸に必要なビザを要求する、ということはとても想定出来るものではありませんでした。また1940年にはリトアニアは旧ソ連に占領されており、旧ソ連から杉原の所属する領事館閉鎖の要求も来ていました。
一方日本政府からは、リトアニアから日本を通ってアメリカへ渡ろうとしている難民たちにむやみにビザ(日本への上陸許可証)を出さないようにとの命令も来ており、杉原千畝の選択肢は限られていました。
1つは、日本政府に従ってユダヤ難民達にビザを出さず、ドイツ軍が迫るリトアニアに留まらせること。もう1つは、日本政府に背いて無理矢理ビザを出してユダヤ人たちに生きる可能性を与えることでした。
当時、上司に当たる日本政府の命を背くことは、簡単に言うと「母国に対する裏切り」です。そのせいでどんな罰が待っているか分かりません。
それでも杉原千畝は妻(幸子)とも相談し自分たちがどうなっても、ドイツ軍に捕まれば殺されると分かっているユダヤ人を見殺しには出来ない、という決断をします。
その後は日本政府から来る「追加ビザ発給停止命令」を見て見知らぬフリをしながら、万年筆が折れ自分の手が動かなくなるまで難民たちのビザを発給し続けたそうです。その数6000超。「シンドラーのリスト」で救われたユダヤ人の約6倍です。
その後、杉原は仕事を追われ、家族の不幸と心臓病とに戦う生活となりました。
晩年イスラエル政府から多くのユダヤ人を救った功績を称える「正義の異邦人」という称号を送られますが、体調が優れず式には不参加。翌1986年に心臓が悪化し亡くなりました。
こうした杉原千畝の勇気は海外でも武勇伝として伝えられています。下記海外の反応をまとめました。
私が杉原千畝を知ったのは、20歳を超えたくらいの頃でした。やはり「シンドラーのリスト」を見たのがきっかけでした。
私が子供の頃、この杉原千畝という人物について習った記憶はありません。どうやら日本政府に背いた人物、ということで教科書に載せることが出来なかったようです。
現在の学校で杉原千畝について学習するのかは分かりませんが、偉大な功績を遺した日本人として世界的に認められていることは間違いありません。同じ日本人として、杉原千畝について少し勉強してみてはいかがでしょうか。
興味が湧いた方のために、杉原千畝についての動画をUPしておきます。
日本のシンドラー 杉原千畝物語 六千人の命のビザ
その時歴史が動いた 6000人の命を救った外交官 杉原千畝
(参考)http://remember.org/imagine/sugihara
http://www.ushmm.org/wlc/en/article.php?ModuleId=10005594
http://www.artofmanliness.com/2010/05/02/lessons-in-manliness-chiune-sugihara/
スピルバーグ監督に是非この話も映画化してほしい。この時代に上司の命令を無視して人命お救うなんて、とても勇気ある行動だと思った。是非とも渡辺謙さん主演でお願いしたい。スピルバーグ監督と渡辺謙さんの強力タッグでヒット間違いなし!
アメリカの公職追放で外務省をクビになったのに
何故か日本がリトアニアの件でクビにしたかのように創作されてしまう不思議。
ビザだって日本側の影の協力がなければ一領事館の独断として
拒否されて日本を通過できないのにね。
まあ、知らない人は知らないよな。
本当に偉大なのは国の決定にただ従うだけの人ではなく
自分で考え、自分の責任で、自分で行動すること
ま、これもそれも東条英機のサポートがあっての美談なんだけどね。
えーーーーーーーいきゅーーーーーーう戦犯のね!
樋口季一郎は取り上げられないのかな。
> 日本政府に背いた人物、ということで教科 書に載せることが出来なかったようです
邪推しすぎ…
今年ハリウッド映画化されるぞ、管理人。
監督は太平洋の奇跡の人ね。
しかし日本の政府にも言及されてないのは残念だな。
そしてクジラを食べるシーンとかあったらどんな感想になるのかな
キリスト教文明の外にある文明国としての日本の価値は既に認識され始めている。
ジスカールデスタンがそこまで期待したとは思えんが・・・
日本の戦犯と言われる人達の尽力が認められるのはいつの日か
この史実を知ってるのはユダヤ系の親日派くらいかね
決して反日ばかりじゃ無いんだよな彼らは
それを受け入れたのは日本そのものなんだけど
政府は建前上、そういう命令を出しただけだろ
東条英機もユダヤ人を救ったこと教えてやれよw
東条は、例え何千人のユダヤ人を救ったとしても、何百万人もの日本人を死に追いやったのだから、話にならん。
悪人ではなくとも結果的に無能。国を率いる器でなかった。
助けた人々が、後の人生を善人として全うしたのならエエけど。
たとえばイスラエル建国に絡んでたら、パレスチナの方々にしてみれば、彼は悪魔でしかない。
杉浦千畝が日本のシンドラー?違うな
シンドラーが「ドイツの杉浦千畝」なのだ。
ハリウッドはユダヤだし、そこに持ち込みますかけるシンドラーはまあ
ハリウッドはユダ○だし、そこに持ち込みますかけるシンドラーはまあ
ポーランドで映画撮影してる?してた?よね?唐沢寿明が杉原千畝役で。
あとヨーロッパに居た他の日本人外交官(大使・領事)なんかもビザ発給してるよね?
で、満州で樋口季一郎が上の許可とらずに受け入れ、事後報告、その『上』に当たる人が当時この地域を担当してたのが東条英機。
トータルで2~3万人ぐらいのユダヤ人助けてるはず。
あと河豚計画とかね。
>>13は?
シンドラーは、殺されそうになっていたユダヤ人をつかって金儲けをした人
シンドラーは、美化され過ぎ
日本人がユダヤ人を助けた話をすると、当時の白人主義国家がユダヤ人や有色人を
どれだけ虐げていたのかを話さなければならない。
この話をして欲しくない国によって、埋もれている事実