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小学校時代の楽しみを聞かれたら、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。給食、お弁当、運動会、遠足など色々なことを思い浮かべることでしょう。中には学校の登下校なんて思い浮かべる方もいるのでは?
実は、私も学校の登下校は小学校時代の楽しみの一つでした。
当時、朝は登校班と呼ばれる近所の子供たちが列をなして学校に行き、列が乱れると先頭の班長さんや一番後ろの副班長さんに注意を受けながらも、みんなでワイワイ楽しく学校へ行き、また帰りは方角が一緒のお友達と寄り道しながら、家に帰っていました。
特に学校から帰るときは、春であればレンゲ畑で白レンゲを見つけて取って帰ったり、友達と鬼ごっこしながら帰ったりと、本当に楽しみながら家に帰っていたのを思い出します。
あれから数十年経った現在、登校班の姿は見られなくなりましたが、朝、家の前を歩いていくランドセルを背負った子供たちを見ると、車が多いから気を付けて学校へ行ってねと心の中で思いながら、見ています。
少子化と言われる昨今、昔ほど子供たちを見られませんが、それでも、私が住んでいる田舎では、歩いて学校へ行ったり、帰ったりする子供たちは見られます。
しかしながら、アメリカの場合は多分映画などでも見たことがあると思いますが、黄色のスクールバスや親またはナニーさんが送り迎えをしていて、日本のように歩いて学校へ行ったり、帰ったりすることはまずないと思います。
多分、アメリカのように広大な土地では学校までの距離が遠いということも考えられますが、やはり治安が影響しているのかもしれませんね。
日本では徒歩での登下校は普通のことですが、これが普通でないハワイのリフエの裁判所でキラウエア在住のロバート・デモンドが一年間の執行猶予と200ドルの罰金という判決を言い渡されました。
理由は何だと思いますか?自分の息子を学校帰りに1マイル歩かせたということだそうです。
えっーと思われたかもしれませんが、キャサリン・ワタナベ判事はこの父親が息子に与えたこの罰は「昔の学校」でやっていたようなもので、現在ではこのような罰の与え方はふさわしいものではないと言ったそうです。
デモンドは息子を学校まで迎えに行ったのですが、その帰り道に父親が、息子が学校で反省をさせられた原因は何だったのか尋ねても父親の質問に全く答えようとせず、反省を促すために1マイルほどある距離を歩かせたという事だったようです。
執行猶予と罰金を言い渡されたデモンドさんは、判事に自分が息子に罰としてやったことが、道徳的に間違っていて、犯罪になると思わなかったと言いましたが、これに対して判事は、現在の子どもを食い物にするような犯罪者がうろうろしていることを考えると、時代は変わったのだと答えたそうです。
この記事には色々な反応もあるようですので、見てみることにしましょう。
マイルで言われてあまりピンとこないと思いますが、1マイルは大体1,6キロぐらいなんです。アメリカは肥満の人たちも多いので、この距離を学校の行き帰りに歩くなんて健康にもとっても良いでしょうし、ダイエットにもってこいなんですけどね。
何よりも学校帰りの道草の醍醐味を味わうことができないなんて、ちょっと残念な気がします。
(参考)http://www.foxnews.com/us/2014/05/29/hawaii-
man-gets-probation-for-making-kid-walk-1-mile-
judge-calls-it-old-school/?intcmp=latestnews
日本の学校を卒業しているので、毎日バスや車で通学するなんてセレブの生活みたいに思えてしまうが、犯罪面を考えてのことだと知って、日本の治安の良さを改めて実感させられた。みんなでバスもいいけど、のんびり歩いて帰るのも楽しい思い出だった。みなさんは学校帰りの思い出、何かありますか?