当サイトについて

日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。

PR

ファッションの街パリで、女性のパンツルックが法律で禁止?

このエントリーをはてなブックマークに追加

10202
フランス・パリ。この言葉を聞いて思い浮かぶのは、あの有名なエッフェル塔に様々な観光地、そしてなんといっても世界に最新の流行とオシャレを発信する都市というイメージでしょう。

パリジェンヌという言葉もあるほど、素敵な装いでさっそうとショーを歩く女性たちの姿は、世界中の人々の憧れの的です。さて、そんなパリに長い間オシャレに関する信じられない法律があったのをみなさんはご存知でしょうか?

なんとその法律「女性のパンツルック禁止」というものだったのです。衝撃を受ける方も多いでしょうが、実はこの法律パリ市では約200年前から存在していました。

パンツルック=男性の服装という概念

始まりはというと、フランス革命後すぐの1799年、パリの警察長の長官が制定しました。当時の条例には「男性のような服装をしたい女性は、警察の許可と、足を出す正当な理由が明記された診断書を医者から取得するように」と載せられていました。

つまり古きパリの固定観念は「パンツルック=男性の服装」「女性は足を隠し慎みを示すように」ということだったのです。その後徐々に改正され、「乗馬服の場合はOK」「自転車に乗る場合はOK」などの緩和がなされていきました。

しかし、この条例が撤廃されることはなく、様々なデザイナーにより新たなファッションが生み出される中でも残り続けるのです。

ちなみにこの条例に対する反対運動は日々行われ続け、1970年代にはある議会に女性議員がパンツスタイルで現れたことで衝撃がはしり、それをとがめようとする議会に対し「パンツルックに問題があるならここですぐに脱ぐけどいいのか!」と叫んだとか。

男女平等が叫ばれる中でもずっとこの条例は残り続けましたが、ついに最近議会がこのテーマについて議論し、2013年にようやく撤廃されたそうです。

それにしても長い間、パリにしてこんなお堅い法律が?と思えるこの条例が存在し力を及ぼしていたのは驚きですね。この話にはオチがあり、現在ではなんと女性警察官の制服もパンツとか。

時代は変わり、法律もそれに合わせて改正していかなけらばならないことは明らかです。パリのオシャレな女性たちはこの条例にどれだけ悩まされたことでしょう…。

さてこの信じられない法律に関して、世界の声はどのようなものでしょうか。

そんな法律聞いたこともなかったよ。あんなに自由とか男女平等とか叫ばれるヨーロッパで、意外な話だね。
ズボンはいたらいけないって女性に言う権利が誰にあるっていうの?
そういう厳しい法律があったからこそ、女性たちはオシャレにこだわるようになって今は流行の発信地になってるんじゃないの?そういう意味ではよかったのかもね。
結局その条例を作ったのは男性だろ?そこからがおかしいんだよ。女性の同意も得ずに作ってしまうことからだめだね。その人の独断と偏見でって言われても仕方ないだろう。
足を出すのに医者の許可がいるって?医療の観点じゃなくて倫理的に個人の自由でしょ?しかも実際はパンツスタイルのほうが足はきれいに隠れると思うんだけど…。
大体パンツスタイルが男性でスカートが女性だって誰が決めたんだろうね。
オシャレは別にして、様々な活動によってそれに適した服ってあるでしょ。スポーツするのにスカートじゃ話にならないし。パリの女性に対する見方はスカートでじっとしときなさいっていう、淑女みたいなイメージだったのかもね。現代の女性にそれは当てはまらないよ。
確かに女性ってパンツスタイルもスカートも楽しめていいよな。
結構最近まで変な法律が残ってたもんだね。まあすべての女性がちゃんと守ってたかっていうと、そうでもないと思うが。
200年前の警察長官に聞いてみたいよ、なんでそうしようと思ったのかってね。
法律は時代の変化に合わせて変えていかないと。そうしないと国民の不満が高くなって結局上手くいかなくなるから。
昔の政治は男性しか関わってなかったから、結局は男性主観の法律しかなかったんじゃないか。今の時代に生まれたことに感謝だよ。そんな法律制定しようものなら、世界中の反対にあうだろうな。
スカート姿で乗馬なんて、いたたまれなくて見てられないね。
じゃあスカートも長くないといけなかったのか?じゃないと余計に足が見えることになるよ。
服装の選択の自由まで侵害されてたなんて、信じられないな。
法律としては近年まで存在してたけど、実質はあんまり意味なしてなかったんじゃないの?だいぶ前に旅行に行ったとき、普通にパンツスタイルの女性たちが街を歩いてたけどな。僕の彼女も普通にズボンをはいていたけど特になにもなかったよ。
女性がみんなスカート姿だったら、それもそれでパリには似合わないよ。
そういう厳しい法律に反発して、今の斬新なアイディアが生まれたんじゃない?スカートかパンツかもはっきりわからないファッションも多いよな。
これがアラブとか中東の女性だったら、反発もなく普通に現代まで続いてたのかもな。だってあの方面は今も全身を隠すのが当たり前だろ。宗教的背景も見ないといけないけど。
私はよっぽどじゃない限りいつもズボンをはいているから、昔のパリに生まれていなくて本当によかったわ。
どうしてもスカートが似合わない女性っているもんだけどな。それを見る男性はどう思うんだろう。

世界各地からの様々な反応からも分かるように、やっぱりこの女性のパンツルック禁止の法律は多くの人の目に理不尽に映るようです。時代の変化とともにやはり法律も改正する必要があるようです。スカート、パンツスタイルを着こなしてこそ、女性は本当の意味でオシャレを楽しめますよね。服装に関して自由が尊重されている日本にいるからこそ、世界からの様々な刺激が取り入れられ新しいファッションが生まれているのかもしれません。

歴史的にどこの国も女性に行動制限を加えるとこは多いんだなぁと思った。女性議員の「ここで脱いでやる」発言は日本では誰もできないので、さすがフランスだと思い、びっくりした。

PR【黄金の国ジパング】では、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運営しています。

今日の人気記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 12:37 PM

    欧州におけるパンツは少し特別な立ち位置でして、
    男性というよりは権力や家父長権の象徴なんですよねぇ・・・
    尻に敷かれた亭主はパンツを履かせてもらえない、なんて小話もフランスにはあるくらいで

    法律の制定時は、そういう価値観と新しい価値観とが対立してた時期なんでしょうね

  2. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 12:47 PM

    フランス革命後、貴族が履いてたハーフパンツは格好悪いから履かないとかね。洋服の歴史があるからその分いろいろあるんだろうな。最近になって洋服を着始めた日本の方が自由だと思うよ。

  3. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 1:49 PM

    70年代にも皆さんそろってぞろぞろ長い、裾を引くようなスカート履いてたんかいな?
    日本の民法や校則()にもけったいなのが生き残ってるもんだけど、誰ももう気にとめてない形骸化したもんにケチつけただけのような気もするなぁ。
    まあ「うちわにみえるかもしれないけれど信条を書いたもの~なんです」なんて戯言をいう政治家もいるしなw

  4. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 2:03 PM

    ジャンヌダルク殺したのもこの価値観だし。

  5. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 2:16 PM

    今もズボン履いたら駄目なのか?

  6. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 2:56 PM

    へえ、知らなかった。じゃあ観光客とか変な目で見られてたんだろうか?

  7. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 3:26 PM

    日本の着物は洋服で言えばロング丈のワンピース
    行燈袴はスカート
    馬乗り袴はキュロット

    つまり日本人男性は洋服と和服を使い分けることで、誰はばかることなくパンツスタイルもスカートスタイルも楽しめるってこった

  8. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 3:47 PM

    パンツルックは体のラインが見えるからイヤらしくていいだろうが

  9. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 5:21 PM

    まあお洒落の街パリっつーても、パリの街歩いてる連中にオシャレな人なんてサッパと居ないけどな。地元のパリっ子ねーちゃんはどいつもこいつも黒(シルエットは格好いい服だけど)、観光客やガキはほとんど、黒・赤・青に蛍光色。西欧どこ行っても、観光客と地元民の比率で色が変化するだけ、着てるもの大して変わらない。

    なんというか、日本人は同調圧力云々よく言われるけど、ぶっちゃけ服飾に関してはあっちの抑圧っぷり・横並び同調圧力のが遥かに上だわ。日本だとゴスロリで電車乗ろうがオッサンがセーラー服着てようが、心で何か思っても誰も何も言わないが、アッチだと「他者と違う格好=暴言・暴力自由です」になるから暴言放吐かれたり暴力振るったりしてくるらしいからな。

  10. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 8:14 PM

    女性のパンツルックが禁止になれば、また時代は男女不平等の時代に逆戻りだね。
    スカート姿じゃ出来ない仕事は女は参加出来なくなるってことでしょ。

  11. 日本の名無しさん
    2014年10月20日 8:28 PM

    そりゃパンツ一丁じゃダメだろ

  12. 日本の名無しさん
    2014年10月21日 12:07 AM

    欧米でレギンスをまんま履いてるファッションなんなの?筋見えてんだけど

  13. 日本の名無しさん
    2014年10月21日 9:50 AM

    ※9
    あのさ、原色なんかを使った派手で奇抜な恰好することがファッションじゃねぇんだぞ?コスプレとファッションを混同するんじゃねーよオタク野郎www

  14. 日本の名無しさん
    2014年10月21日 6:47 PM

    ※13
    大きな勘違いをしている。
    「欧州の観光客はユニクロみたいな量販丸出しの原色の服しか着れない」という意味だ。

    少しでもそのドレスコードから外れたら、何らかの不利益を受けるから。

  15. 日本の名無しさん
    2014年10月21日 11:25 PM

    え!?つまり2013年まで女性はパンツルックはしてなかったん?

コメントをする



Copyright © 2014 黄金の国ジパング All Rights Reserved.