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フィンランドは、充実した社会保障制度や世界からの注目を浴びている教育制度、世界をリードするエコへの取り組みなど、住みやすく発展した国という印象がある。
2012年のコロンビア大学地球研究所の調査では、国民総幸福量において世界第2位であると報告された。ちなみに日本は驚くべきことに90位だったそうだ。
そんなしあわせに溢れた住みやすい国に、少しやりすぎでは…と思いたくなるような法律があることをご存知だろうか?
それは、「テレビを持っている持っていないにかかわらず18歳以上のすべての成人は、テレビ税を納税しなくてはならない」というもの。
日本でもNHKへは受信料を支払わなくてはならないし、なんだ当たり前じゃないかと思うかもしれない。
しかし、これは税金なので「義務」である。そして支払いの対象は「一世帯」あたりでなく「一人」あたりであり、金額も収入によって変わるが年間50〜140ユーロとされているので、18歳以上の成人4人からなる家族であれば、最低でも年間200ユーロ支払わなければならない計算になる。
さらに、このテレビ税はテレビを持っていない人でも支払わなくてはいけない。これについて、フィンランド政府は「たとえテレビを持っていなかったとしても友達の家で見たりするだろう」と発言している。
実は、この法律は2013年より施行された。それ以前はテレビライセンス料という形で、テレビを所有する家庭のみ一世帯あたり年間244.90~253.80ユーロの納税義務とされていた。
しかし、フィンランド政府は「テレビを所有していない人も、どこかでテレビを見ている」との結論から、新しい法律へと変更したそうだ。
どちらにしてもあまり手頃とは言えない金額だが、新しく施行された法律の“テレビがない人も”というのはちょっと強引すぎないだろうか。高額納税は当たり前のはずのフィンランド人からも疑問の声が上がっているという。
その当時、僕はテレビを持っていたけど、何も映らなかった。なぜなら、マンション全体に新しいケーブルを敷かないとテレビを見ることができない環境だったからだ。
そんなこと一住人にできるわけない。だからそれを説明して、中に入って確認してもいいと言ったんだ。
そしたら彼は、後日中に入って確認するためにまた来る、といって帰って行った。そうして2ヶ月後、僕のもとに、テレビ税の請求書が届いた。
しかも、請求金額が高くなっている。「一度目の請求で支払わなかった」からと…こんな法律はクソだ!
(参考)http://www.stupidlaws.com/you-must-pay-a-television-tax-whether-or-not-you-own-a-television/
http://www.finlandforum.org/viewtopic.php?f=3&t=61125
http://www.eurotopics.net/en/home/presseschau/archiv/article/ARTICLE103727-Finland-s-new-TV-tax-is-antisocial
日本のNHKの受信料も高いと思ったけど、フィンランドのテレビ税はとても厳しくて高額でびっくりした!
それだけ支払って番組の質はどうなのか?と、現地フィンランドの人に聞いてみたいが、世界でも幸福で有名らしいのでテレビにも満足がいっているのではないか。