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日本で実家に帰省する時期と言えば、お盆休みや正月休みなどが一般的で、何年も地元には帰っていないという人も少なくありません。一方で、お隣の中国では実家に帰ることを義務付ける新法が施行されました。
目的は両親の経済面と精神面の安定を確認すること。守らなければ法廷で裁判を受け、罰金を支払うか、投獄される可能性があります。
日本同様に高齢化が進み、高齢者の孤独死が社会問題になりつつある中国は人口規制政策、いわゆる一人っ子政策を採っているため、子供が一人しかいない家庭が多く、他国以上に子供への負担が大きいことで知られています。
孤独死問題の対策として“強制帰省”の法律が採用されたわけですが、これが新たな負担となって人々の肩にのしかかっているのです。
中国では、親の老後は子供が面倒を見るとの考え方が根強く、子供が顔を見せに来ないことに不満を抱き、裁判沙汰に発展するケースもあるそうです。
地元が近ければ法律で定められているように“頻ぱんに”実家に帰ることができますが、実家から遠く離れた場所に住む人にとっては現実的ではありません。仕事や学校など、子供にも生活はあります。
新たに自分の家庭を持っていれば、子供の面倒も見なければなりません。親を大事に思う気持ちは万国共通とはいえ、自分の生活が忙しければ実家への帰省は難しいでしょう。
中には残業などで必死に労働をこなし、まとめて休日を取って帰省する人もいるそうですが、これはこれで心身ともに負担が大きいと言えます。
親の元を訪れなければ罰金が科せられる法律でありながら、子供たちが実家に帰る費用はもちろん実費であり、会社を休んで減った給料の保障はありません。
新たな法律が施行されて以降に娘の“ネグレクト”を訴えて裁判を起こした母親がいます。裁判所は77歳になる母親の訴えを受けて、新法の下で次のような判決を下しました。
少なからず子供のキャリアを重視する親もいますが、多くはこの77歳の母親と同じように何よりも帰省を重要だと考える親がほとんどだそうです。
特に自立心を重視する欧米では親子関係で成り立つ家族の在り方に疑問を抱く人が多いようで、親と子はそれぞれの人生を自分で歩むべきとの意見が目立っています。
(1)中国政府の典型ではあるけれど、彼らは自分たちの思い通りの生き方を国民に押し付けている。一人っ子政策がいい例だ。
(2)責任というのは上(の立場)から下(の立場)の人に向けて持つべきもの。親世代なら子世代の責任を持つ。個人的に言えば自分の子供に遊びに来てほしいとは思わない。
(3)おそらく、私たちが考えている以上に中国では子供の虐待が多いように思う。子供は親を愛しているだろう。でも同時に嫌ってもいる。親のものと訪ねるかどうかはプライベートなことだ。
むしろ、政府がやるべきなのは従業員が家族のために“休日”を取れるように企業法を作ることなんじゃないの!中国政府の皆さん、私たちは人間です。機械ではありません。こんな風に私たちのことを扱わないで!
社会保障もあるし、薬もあるし、医療も受けられる。例えば、子供に子供ができたとして、親の面倒を見てばかりいたら子供の世話が出来ないだろう?親が子供の面倒を見る。それが普通なんだ。
親を大切に思う気持ちは万国共通。特に親が年を取ってくればできるだけ顔を見せてあげたいと思うものです。ただ、それを法律で強制されるとなると反発心が出てくるのは当然かもしれません。
少なくとも日本が、実家への帰省を法律化することはないと思いますが、仕事や自分の生活で手いっぱいなのに、田舎の親の経済面や精神面まで面倒をみる余裕がある人は多くないでしょう。
結婚して子供ができた後の“家族での帰省”となると、夫と妻、両方の田舎に行かなければなりませんので旅行費用の負担も大きくなります。こういった法律のない日本に生まれてホッとしている人はきっと少なくないはずです。
(参考)http://www.cnn.com/2013/07/02/world/asia/china-
elderly-law/
http://www.bbc.com/news/world-asia-china-23124345
中国はいろんな民族の集まりだが、地方の少数民族の人が都心部に出てくるのを防ぐため、このような法律を作ったという噂もある。本当かどうかわからないけど、毎月2回は多すぎる。盆と正月の年2回帰れば十分だろう。
強制した時点で親孝行とはいわないよね!
年金制度とか無いので、子供が親の面倒をみないと大変なことになるからな。
なんとまぁ、、
休みを取って親と会うのは親の病気の悪化を防ぐのに効果的だと思う。対処療法ではなく東洋医学的に元から治すというアプローチで素晴らしいと思う。日本では子供が会いに来ず、老人ホームで薬ずけの年寄りがどれだけいることか。