中国では古くから、「大家族=幸せ」の考えを持つ人が多くいました。特に毛沢東時代の「家族が多いのはいいことだ」の発言、「産めよ、増やせよ、政策」の影響もあり、中国の人口はどんどん上昇していきました。
人口過密により食糧難、充分な教育が行き届かないことを心配する声が高まりました。そこで、1979年人口増加抑制のため「一人っ子政策」の実施を開始しました。
一夫婦子どもは一人まで、二人目からは罰金の義務を負うなど都市部では厳しい政策がとられました。一部農村部や少数民族は例外とされましたが、中国はこの政策で約4億人の人口増を抑えたと言われています。
「一人っ子」ばかりになるとどうなる…?
- 男女比率のアンバランス
中国では男の子が親の面倒を見る習慣があるため、男の子を欲しがる傾向にあります。そのため、産み分けや中絶、黒子ども(隠し子)の問題などが出ました。女の子と分かると中絶するなんて、ひどい話です。
現在、80年代に生まれた子どもたちが成人に達しましたが、男女比がいびつなため、結婚できない男性が多いそうです。女性側からすると選び放題?かも…
*黒子ども…戸籍のない子ども。出生しても戸籍をもらえず、闇の子どもとして育てられます。戸籍がないと学校や病院に行くことが困難で、国民としての権利も与えられません。特に農村部に多く、一人っ子政策以前から問題にはなっています。
- 甘やかされ世代
日本でも一人っ子は甘やかされて、わがままに育つなんて言われていますが、クラスメート全員が一人っ子の場合はどうなるのでしょう。
わがままの尺度も全く違います。両親、祖父母の愛情を一身に受けた小皇帝(中国ではこのように言われる)は自立心の低い、精神的・肉体的にも脆弱に育ってしまう傾向にあります。兵役でトレーニング中、倒れる兵士が続出しているとか。
- 労働力の減少
2015年ごろを境に労働力人口が減少する傾向に…2050年時点では65歳以上の人口が4億人を超えるとも言われている。
これは「八四二一問題」とも言われ、将来一人の子どもが二人の両親と四人の祖父母と八人の曽祖父母の面倒を見ると言われています。曽祖父母が全員健在であるほど寿命が長いということはないと思いますが、今や深刻な問題ですね。
中国人夫婦、第二子出産に罰金「一億三千万円!!」
「一人っ子政策」を守らなかった時の罰金も破格ということで話題になりました。それにしても、人命のことですから、払えなかったらどうなるの?という疑問はつきません。
- もし払えなかったら、どうなるの?この政策は市民を失望させ、子どもを殺してるよ。このコメントの政策を啓発する擁護者が遅かれ早かれ世界の人口を減少させると思うよ。
- 他の記事では540万だったから、人によって違うのかな。それでも年収の14倍と言っていたから、払える額ではないけど…
- 中国人は人口コントロールを試みたことで推奨されている。同じ政策を取ったほうがいい国もあるだろう。
- この罰金で政府の財政が潤っているのを忘れてはいけないよ。政府はこれに味をしめているんじゃないかな。
- アフリカのいくつかの国も同じ政策をとればいいのに。それにしてもこの夫婦は中国の大富豪に違いないね。
- 罰金を払わせて、物事を進めるのは欧米が法律や秩序を強制する時のやり方だね。そこには少なからず人権侵害が存在するね。慎重に考えて。
79年の一人っ子政策、そして現在の緩和を受けて世界の声は…?
- 中国では女の子ができると養女に出す、中絶する、時には殺人さえあって、とても深刻な問題よ。中国政府は1979年に一人っ子政策に乗り出したけど、その背後では多くの女の子の赤ちゃんが死に、今では男女比は116対100。罪もない何千人もの赤ちゃんが殺されるなんて…
- 多くの父親は決して赤ちゃんのおむつを取り替えないし、ご飯をあげたり、いっしょに遊んだりしない。母親がいつも赤ちゃんの世話をしている。もし父親が子育てしないんだったら、彼らが子どもを持つ意味がある?
ほとんどの父親はそうだよ。ほんの少しの男性は子育てに協力的だけど…。この高失業率のなか、二人以上の子どもは必要ないし、聖書にもあるように食料危機になるよ。
- 本当にショッキングなこと。みんなが知って、このひどい人権侵害に抗議しないと。
- 経済の側面から見ると、記事は環境への影響を重要視していないと思う。中国政府は14億人の市民に富を分配するために仕事を与えた。でも、それ以上に環境問題に関するコストは高い。私は一人っ子政策が解除されると事態はもっと悪化するのではないかと懸念している。
- 若い世代はなるべく働かず、最低経費で、のんびり過ごすことを望んできている。今後、少ないお金でやりくりするのに子どもを欲しがるかな。早くいい社会になってくれることを望むよ。
- 中国はまだ子ども殺しをしている。神様は分かっているよ。
- 教育はとても大切。出生率の低下は人々に教育を受けるチャンスを上げている。それでも中国の教育指数0.627はカナダの0.908と比較すると低い。もっと賢い方法で中国の人口過多を切り抜けられるといいな。
- 中国はいろいろな国の経済と軍制度をハッキングするのに忙しいんだな。GPS付きの衛星通信を使ったミサイルや武器を作ったり、石油会社を買ったり…。彼らの野望は、地球規模で市民の幸福より全体の経済効果を得ることのようだ。彼らに人口の現状を話そうとするのは月に話をするようなものだ。
- 私は大家族で育ったから、ここに生まれなくてよかったわ。兄弟もきっと同じ気持ちよ。皮肉にも私の兄が結婚して、子どもが一人しか持てなかったの。彼らなら中国で生活できるわね。
- 中国で法律にも慣習にも違反することなしに政府が彼等の権力を乱用しているかを示す典型的な例だね。
- 中国は欧米から多くを学び、私たちのようになってしまった。政府が幸福の名において、人々を抑圧するとき、彼らは限界を無視するんだ。オバマがタリバンやイラン、ベネズエラにミサイルを発射したのと同じさ。今、中国は全ての政党が官僚主義で、彼らの権力への強欲は人々の精神と身体を蝕んでいるよ。
- 大事なことは男性が女性より2400万人多いということなんだ。中国は気をつけないと、歴史上ナンバーワンのゲイ国になってしまうよ。
- 多くの赤ちゃんがただ一つの理由で殺されている。それは運悪く、女だったという理由だ。その選択について、多くの女性には「選択権がない」と考えられている。それが中国では普通なんだ。
- 多くの左翼はヨーロッパで既に起こっている深刻な人口衰退を引き起こす政策をしでかしてしまったと見ているよ。そうは言っても中国にとっては必要なことだったと思う。現状を見て思うのは、共産主義はそんなに家族の絆を重要視してないんじゃないかな。
そして今、ベビーラッシュ!!
当時、人権問題などでさまざまな物議を醸したこの政策ですが、2013年に入り、「夫婦どちらかが一人っ子だった場合は第二子の出産を認める」と一人っ子政策は緩和されました。
年間200万人の出産増が見込まれ、今度は病院のベッド数を始め、出産関連の施設不足という問題が発生しています。また、一人っ子であることをどのように証明するのか?など新たな問題も生まれているようです。
産む権利が与えてもらえない、または自由に産むと国として成り立っていかないというのは中国人にとって不幸なことだったでしょう。
79年に個人の権利よりも国の将来を選んだ中国の政策は正しかったのでしょうか。また、約35年経った今、その結論は出たのでしょうか。
(参考)http://www.lifesitenews.com/
中国の国民が政府にかなり振り回されてるのがよくわかった。罰金が高すぎて、これじゃ戸籍のない子も生まれちゃうと思ったけど、いれで大人になった人はどうなるんだろう?中国人の好き勝手やる国民性は1人っ子ばかりだからかww
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政策緩和の結果、予想より出生率増えなかったってニュースになってたよ
子育てに金とか時間とかコストかかるようになったから、二人目を持つなんてとんでもない!って家庭が多いんだとさ
これって先進国の少子化事情と同じだね