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クリミア問題で揺れ動くロシア。そんななか、ロシア政府ではインターネットの規制が可決され、twitter、FacebookなどのSNSの監視を考えているそうだ。
その目的というのも、生活の中に潜むテロリスト(=反政府的な思考を持った人)を効率よく逃さないため、いまや世界中にユーザーが増えているTwitterの存続が危機にさらされているのだ!
Twitter。その手軽さで、いまや世界中の人が愛用するSNS。日本人にとっても同じように欠かせないもの。電車や休み時間にポチポチっとなんて事無い日常を書いて不特定多数に送信し、興味を持った人と楽しくオンライン上で会話なんて事は今じゃ当たり前だし、勿論私だってやっている。
もはやストレス発散の為に必要と言っても過言ではない!おまけに日本語は、世界中の全ツイートの中で一番使われている言語が、英語の次に多いとランキングで発表されるほど、日本人はツイッター大好き(ちなみ3位がスペイン語、4位がマレー語)。
そんな私たちには、にわかに信じられない事が、他国のツイッター事情である。その中の一つがロシア。というのも政府が今年に入って法でインターネットを規制する事が決まり、近い将来ロシアでは、ツイッターで自由に好き勝手つぶやく事が出来なくなるかもしれないとネットでさわがれているのだ。
ちなみにロシアのツイッターユーザー数は500万人を超え、ロシアでも日本と同じ様に絶大な人気がある。そこまで国民に浸透しているのに、何故このような事が起きたかというと、プーチン大統領の再選がきっかけだそうだ。
プーチン大統領が 「インターネットはアメリカCIAの秘密工作だ!」とメディアで発言したことにより、それまでは無かった、インターネット規制の風潮が高まったようだ。その結果先日ロシアにてインターネットの規制強化案が可決されたのである。
実際どのような規制が考えられているのかというと、Twitter,Facebookでの発言内容が審査、制限されたり、規則を破ると罰金が発生することが予想されるそうだ。おそらく政府にとって不適切な発言などが審査の対象になるのではと言われている。
私が読んだ記事では、罰金に関してはブログを例にして説明されていたが、例えば3000以上の読者の来訪があるブロガーは、政府にマスメディアとしての登録が必要になったり、ブログを更新する際、機関での検問が必要になったり。もし規則を破ったら、30,000ルーブル支払わなければいけない事になるらしい。
ちなみにこの金額は住民一人当たりの月の収入に値するそう。特に人気のブロガーの中には政治的な発言をし、人気を集めている方も多く、政府に反対派の意見をもった仲間や読者を抱えているため、こういったブロガーがこの規制で一番影響をうけるのでは?と推測されている。
しかしこの政策、まだまだ議論の余地がある問題らしく、どのようにこの法律を機能させて行くか検討する必要があり、まだ具体的に声明を発表出来る準備が整ってないらしい。
すでに 中国ではネットの規制は行われているが、同じような事をする国が増えて行くとは思わなかったし、もうすでに常にネットは世界中で自由であるべきっていう認識は幻になりつつあるのかも。
ちなみにこの記事はドイツ語圏のニュースサイトで知ったのだが、もちろんネットユーザーの反応というと
やはり私と同様に信じられないと言う方から、アメリカとロシアを同時に中傷する方までいるが、当然反対意見しかみなかった。当然というか、だよね・・・って感想。
日本ではすっかりスマホが定着して、空き時間のパートナーとしてネット、ツイッターをはじめとしたSNSが私たちの生活の一部になっているが、自由にこれらを使えるというのは幸せな事かも知れない。普段つぶやく、くだらないつぶやきにありがたみを感じてみるのもたまには悪くないなと思った。
(参考)http://www.spiegel.de/netzwelt/netzpolitik/internetzensur
-russland-droht-eine-twitter-sperre-a-969895.html
ブログ更新しただけで罰金なんて絶対国民から反対の声が出ると思う。
しかもその額が月収分ぐらいなんて、海外のコメントでもあるけど高すぎる。