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日本における海女という職業は時代の変化とともに廃れかけていますが、海外では女性の職業に対する平等を求める意識や、スポーツ界における女性の進出によって、そうした日本の古き伝統が再び見直されるという現象が起こりつつあるようです。
日本のあまり良く知られていない文化の一つに、真珠養殖をする海女さんがあります。「海女」文字通り海の女という意味で、日本の最も古い詩集である「万葉集」にも記録されています。
女性達は「ふんどし」だけをまとって、10mの深さまで冷たい水の中を素潜りし、特別な技術を用いて最高2分間まで息を止め、アワビや海藻、他の貝類などを1日4時間に渡って集めます。
最も高い収入を得る方法は真珠のために潜ることですが、カキの中に天然の真珠を発見することは大きなボーナスであっても、それほど頻繁に起こることではありませんでした。
しかしミキモト真珠の創始者である御木本幸吉氏が事業を起こしたことで、大きな変化を迎えました。御木本氏は鳥羽市の近くにあるミキモト真珠島において真珠養殖の為に海女達を雇用し、彼女達は会社の白い衣装を身につけて潜水を行いました。
海女達の役割はカキを海底から集め、真珠の元となる珠を貝の内部に挿入した後、台風や赤潮などの危険から守られた海の底にカキを戻します。
この手順を完了させるには、冷たい水の中で最高2分間に渡って息を止める必要があり、海女達は浮上した後、口を小さく開いてゆっくりと息を吐き、「磯笛」と呼ばれる音を立てます。
日本においてこうした女性が潜水を行う職業に就くようになった理由の一つは、女性は男性よりも多くの皮下脂肪を持つため、冷たい水の中でも長時間活動ができるからだと言われています。
そしてもう一つの理由は、こうした職業を持つことで女性が独立した生活を営め、それによって強いコミュニティを作り上げる原動力となるからです。
しかし現在では海女の数は激減し、1956年には17,611人いたものが、2010年には2,174人の約8分の1となり、その中の973人は三重県の鳥羽または志摩市で働いているとのことです。
こうした世界でも珍しい良き伝統は、何とかして保存して行きたいものですが、日本でもNHKの連続テレビ小説で「あまちゃん」という東北に移住した若い女性が海女になるという番組が放送され、知名度の回復を図る動きがあるようです。
日本の海女さんは、女性が冷たい水の中で素潜りをするという厳しい仕事をこなす点から海外でも注目され、様々な話題をもたらしているようです。
最近ではオリンピックやプロスポーツの世界でも、これまで男性の競技とされてきたものが、女性も同じ競技を平等に競うようになっています。
そうしたことから、世界においても女性の職業観に対する変化が見られ、古くからそうした枠を越えて真珠の養殖を支えてきた海女さん達に敬意を表する声が増加しています。
(参考)http://gakuran.com/ama-the-pearl-diving-mermaids-of-japan/
いくら女性が男性より皮下脂肪が多いとしても、冷たい海はつらいでしょ。真珠の養殖と海女さんが関係しているのは知らなかった。ただ貝とってるだけかと思った。
あーまた湧いて出ますね…日本が盗んだとか言ってたし
※1
もう鬱陶しいだけだから、いい加減に引きこもってないで正式な「活動」でもして鬱憤晴らせよ
証拠も何もかもあるならきっちり止め刺してこい
男性よりも頑張ってるってなんなんだろう。
男達は男達で指が千切れるような重い網を持って漁をしてるんでしょうに。
あんまそういう方面で利用しないでほしいもんだね。
ずっと不思議だったんだけど、海の中って目を開けてられるもんなの?
自分はプールくらいでしか開けられない。海水は目にしみるんだよ。
今はゴーグルがあるけど、昔は何もないわけでしょ…すごいよね
女性の素潜り漁の文化って日本の沿岸と済州島あたりに忽然とあるばかりなんだってね。
海洋民の一文化として南方から伝わったのか、漁場に恵まれた日本近海で発生したのかどっちなんだろう…
外国人ダイバーがこぞって出かけるような南洋でも、その後民族や宗教が変わったのか、近年まで漁師以外、ましてや女性なんて海に入らなくなっちゃってたところもあるし。