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現代人は、迷信や魔法は前時代的だと思いがちです。歴史をひもといてみても、魔法を科学的に説明することはできますが、その逆はできません。ただし、考古学の分野をのぞいては。
古代の遺物の中には、明らかに科学では説明できない力をもつものがあることを、考古学者でさえ認めざるをえません。そんな不思議な力をもつ古代の遺物を10紹介します。
(注釈:古代から中世にかけて使われた据え置き式の大型弩砲)
1980年代後半、イスラエルとシリアの国境近くで、ローマ帝国が敵軍の要塞を攻撃する際に使ったと思われる、原始的な砲弾が何百個も見つかりました。
記録によると、古代都市ガムラは、城壁を破壊され、ローマ帝国によって支配されました。その際9000人もの市民が、ローマ軍から逃れようと崖から飛び降りて、命を落としました。
2015年、博物館の中庭にあるはずのないバリスタ砲が置かれていたことで、窃盗が発覚。そのバリスタ砲には、返却する理由が書かれたメモが添えられていました。以下メモの内容です。
伝説によるとポンペイは、古代ローマ帝国軍が聖地を破壊したことで、呪われた都市になったといいます。
ポンペイの考古学最高責任者マッシモ・オサナの元には、モザイクタイルやフレスコ画の破片、彫刻など、盗まれたポンペイの遺物が返却されて来ます。
それとともに、泥棒に降りかかった呪いについての手紙が、毎年100通以上寄せられます。あるスペイン人の泥棒は、窃盗を働いたことで家族もろとも不幸になったと、5箱分のポンペイの遺物を送り返してきたそうです。
オサナ氏は、「ポンペイから持ち帰ったもの〜こうして私は呪われた〜」とタイトルをつけ、彼の元に届いた手紙をすべて展示しています。
シルウィアヌスの指輪は、1700年代終わりに発見され、現在はナショナルトラストが所有しています。この指輪は、12グラムの金の指輪で、手袋をはめた親指につけるための大きなものです。
特徴的なのは、ラテン語で書かれた「セニキアヌスよ、そなたが神と共に生きんことを」という文字がデザインされていることです。
発見されてから2、30年ののち、シルウィアヌスの指輪について言及している、古代ローマ帝国の銘板が見つかりました。シルウィアヌスというローマ人によって書かれた碑文には、ノデンスという神にたいして、指輪が盗まれたことを訴えています。
その文には「セニキアヌスという名前の者すべてが、ノデンス様の神殿へと指輪を返しに来るまで、健康であることをお許しになりませんよう。と記されています。
オクスフォード大学教授で文学者の J・R・R・トールキンの作品「ホビットの冒険」などの有名な作品に、影響をあたえた指輪として知られています。
ジェームズ・レディ・クレンドンは、ニュージーランドに入植した初めてのヨーロッパ人で、原住民であるマオリ族と、ヨーロッパ人入植者の橋渡しをする役目をしました。
さらにニュージーランドで初めての銀行の頭取であり、アメリカ領事でもある名士でした。ラウェネのクレンドンハウスは、クレンドンの所蔵品やマオリ族の遺物を展示する資料館になっています。
マオリ族の遺物がもつ呪いの力に、手癖の悪い見学者はまったく気づいていなかったようです。
クレンドンの長男が所有していたクジラ骨製の鞭ハンドルは、盗まれてから1ヶ月もしないうちに、クレンドンハウスに戻されました。泥棒本人に不幸が次々とふりかかったため、返却を決意したらしいのです。
2004年、あるドイツ人男性が、ヒエログフが刻まれた彫刻物を盗みました。その後、盗んだ男の義理の息子が、ベルリンにあるエジプト大使館に、盗んだ彫刻物を返却しに訪れました。
エジプト旅行から帰って間もなく、盗んだ男は原因不明の麻痺と発熱ののちに、癌を発症し死亡しました。せめて、男の魂が安らかであるようにと、家族の判断で彫刻物は返却されました。
しかし、それ以上に男の親族に災難が降りかかることを恐れ、神に許しをこう意味もあったようです。大使館は、エジプトに、彫刻が本物であるかを検証してもらうため、また厄介払いをするために送り返したのでした。
ポンペイと同じく、ゲティスバーグ古戦場公園には、毎年たくさんの小包が送られてきます。公園の小枝や石など、盗難物が送り返されて来るのですが、同梱の手紙にはもれなく、自分の身にふりかかった呪いについてが綴られています。
ある手紙には、仕事中の怪我、複数の外科手術そして人間関係の破綻などに見舞われたと記されています。また別の手紙では、妻と息子、そして家を失い、その後9年間刑務所に服役したと記されていました。
公園の監視員は来園者に向けて、どんな小さなものでも、園内にあるものは絶対に持ち帰らないよう呼びかけています。
炭鉱で栄えたヴァージニアシティに、1867年大規模な墓地が作られました。当時ヴァージニアシティの、ここそこに死体が埋葬されていたことが問題となり、作られた墓地でした。
2000年に墓地が史跡に指定されると、墓石が大量に盗まれていることが明らかになりました。しかし、間もなくまとめて戻って来たそうです。管理人のキャンデス・ウィーラーは、なぜ墓石を盗んだのか、泥棒に理由を尋ねることにしました。
そうしたところ、盗まれた墓石は、ドアストッパーや庭の装飾など、日常のありふれたものに使われていたことがわかりました。泥棒どもに起きた不幸は、金銭的困窮から離婚、そして死に至るまで多岐にわたりました。
泥棒たちは、墓石が元の場所に戻ることで、呪いから逃れられると信じていたため、ちゃんと持ち主に返却されたのか、非常に気にしていたそうです。
1905年に、モルモン教開拓者によって発見されて以来、ユタ州の小さな町ブランディングは、アナサジ文化(注釈:アメリカ南西部で紀元前300年頃から紀元後1700年頃まで栄えた先史農耕文化)の遺物が豊富なことで有名になりました。
地元の考古学者ウィンストン・ハーストは、少年時代の1950年代に、陶器の破片や矢じりなどの遺物が地表に出ている状態で発見しました。
しかし1960年代になると、さらに遺物を発掘しようと、住民は重機を使い、地面を深く堀り返して発掘するようになりました。ハーストは、次第に住民の行為が強奪行為であり、アナサジ族への冒涜だと考えるようになりました。
その結果、熱狂的なコレクターでアナサジの遺物転売を生業とする友人と、いがみ合うことになりました。その後1986年にFBIがガサ入れを行い、公有地から不法に持ち去られた遺物を900以上押収しました。
この手入れは、強奪行為にたいして抑止力になりましたが、インターネットで転売されたものに関しては、手がつけられない状態でした。
そこで2009年に150人のFBIエージェントがブランディングへ送られ、盗掘された遺物を売買していた悪質な住民らが逮捕されました。
その中には警察官の親族や地元の医者ジム・レッドが含まれていました。レッドはハーストのお幼馴染でした。レッドは逮捕の翌日に自殺を図り、また他の2人も数ヶ月のうちに自殺で命を絶ちました。
ゴフは古代ケニア部族の男性のみのコミュニティのことです。部族の彫刻家は、ヴィガンゴという名前で知られる、複雑な文様が刻まれた彫刻を作ります。
ヴィガンゴは、亡くなった部族の霊をたたえるためだけでなく、亡きものの魂の姿をかたどっていると信じられています。ヴィガンゴは西洋人によって、アートとして貴重がられ、窃盗された作品は非常に高い値をつけられています。
他の遺物と異なることは、ヴィガンゴの呪いは、泥棒ではなく持ち主だった部族に降りかかるという点です。ヴィガンゴは定期的に生贄と酒を必要とし、ヴィガンゴが作られた場所からは、絶対に離れてはならないのです。
ある文化人類学者が1999年に部族を訪ねた時、ヴィガンゴがいくつも盗まれているのを確認したそうです。
ヴィガンゴが盗まれたため、その部族は何年にもわたる干ばつで苦しめられており、また何人もの部族メンバーが突然死したと、部族民は語ったそうです。
何年もの法廷闘争の末、ヴィバンゴがケニアの博物館へ返還され、ゴフの元へ手渡されました。その後はけっして盗まれることのないよう、金属のカゴに入れられています。
アリゾナ州の化石の森国立公園には、手頃なサイズでつい持ち帰りたくなる珪化木(珪食物の化石の一種)が、ゴロゴロしています。
公園の一角には、公園監視員のあいだで「良心の山」という名前で知られる、泥棒から返却された珪化木を集積した場所があります。
この返却物には、少なく見積もっても1200通の手紙が添えられており、古いものでは1934年までさかのぼることができます。この中から特筆すべき50通を選び、本にしています。
その内容は次のようなもので、その最恐さがわかります。
「盗んですぐに父が交通事故にあったと連絡がありました。家のトラックが故障し、かなりの修理が必要になっただけでなく、飼い猫が死にました」
「ガス漏れで家から避難せざるをえません。これ以上呪いがふりかからないよう、一刻も早く盗んだ物を返したいと思っています」
その夜からしばらく、何もいないのに、外で動物が走り回ったり、激しい風が吹く音がしていたらしい。その後なんと、骸骨が叫び始めたので、ビビってすぐ墓地に返したんだって。そうすると怪現象は止んだらしい。
火山の噴火で一瞬にして消えたポンペイしかり、ヴァージニアシティ墓地の墓石しかり、どれもこれも、よく盗む勇気があったな、と思わせるわくつきのものばかりがラインナップされています。
これだけのいわくつきの場所で、いわくつきなものを盗んだら、何がおこっても文句はいえない、と思うのはわたしが日本人だからでしょうか。
日本では、ある神社に侵入した外国人窃盗団が、発狂するほどの呪いを受けたという噂があります。万国共通で、盗むという行為にたいして発動する呪いが存在するのかもしれません。
(参考)http://listverse.com/2016/07/26/10-stolen-ancient-artifacts-that-
carried-curses/
日本の仏像を盗んだ韓国人は何かバチでも当たったのかな?みんなわざわざ返すところが面白い。
日本の仏様は優しいようで、かの国の連中が壊しても盗んでも何もないみたいですw
草薙の剣。ある国の者が日本の国宝を盗んだ後どうなったのかを知ってほしい。
対馬の仏像を盗んだ韓国では不幸な出来事の連続。
未だ返還する気配すら無いから、今後も不幸が続きます。
日本は硫黄島の石や砂かな