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南太平洋にあるバヌアツ共和国では、世界でも珍しい驚くべき儀式があります。「ナゴール」と呼ばれるその儀式では、成人男性と認められるにはとても危険なバンジージャンプをしなければならないのです。
バンジージャンプといっても、私たち日本人が想像するような安全対策がきちんと取られたものではありません。背の高い木にやぐらを作り、頂点に縛ったつるを足首に巻きつけてジャンプをします。
このまさに「命がけ」の儀式では、自分の力の強さを示す以外にも、豊作を祈願する儀式としても行われています。これが、現在のバンジージャンプの原点となったと言われています。
出典:http://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/388024/Boys-bungee-jump-vines-ancient-tribal-ritual
足首につるを絡み付け、20〜30メートルの高さのやぐらから地面に向かって一気に落下する・・・。
バラエティ番組に出てきそうな度胸試しに聞こえますが、これは南太平洋のバヌアツ共和国ペンテコスト島で実際に行われている、成人になるための儀式です。
この儀式は「ナゴール」と呼ばれ、成人男性と認められるためには参加しなければなりません。
出典:http://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/388024/Boys-bungee-jump-vines-ancient-tribal-ritual
儀式に参加するのは10歳前から30歳ほどまでの男性で、参加者が自ら約7週間かけてジャンプ台となるやぐら作りに参加します。命綱となるバンジーのひもは、自分で慎重に選んだヤムイモのつるを使います。
つるは短すぎると落下の衝撃で足首を壊してしまったり、やぐらにぶつかったりしてしまう一方で、長すぎると地面に直に落下してしまいます。そのため、つるの選択には自分の命がかかっているのです。
普通のバンジージャンプのゴムとは異なりつるには伸縮性がないため、ちょうどいい長さのつるでもジャンパーの体にはかなりの衝撃がかかります。ジャンプの後に破損しているやぐらは、その衝撃を物語っています。
この命がけのジャンプを成功することによって初めて、ペンテコストの地に成人男性として認められ、男性としての強さを示すことができるのです。
驚くべきことに、大人の男性だけではなく10歳前の男の子もこの儀式に参加することもあり、10メートルほどの高さのやぐらの低い位置から飛び降ります。
また、ナゴールは成人への通過儀礼としてだけではなく、豊作を祈願する儀式でもあります。
ジャンプをする人の勇敢さによって、翌年のヤムイモの収穫の出来具合がかかっていると言われています。そのため、村人たちは歌い、踊り、ジャンプをする男性たちを送り出します。
ナゴールの由来は、約1000年前に起きた一組の夫婦の出来事に始まります。ごく普通の家に住む男が妻に暴力を振るい、妻が家を飛び出しました。
夫から逃げるためにジャングルに入り高い木に登って隠れていましたが、後を追ってきた夫に見つかってしまいます。
怒った夫は妻を捕まえるために木に登ってきますが、あとちょっとのところで妻は木から身投げをし、それを追った夫も木から飛び降りました。
夫は地面に叩きつけられて死亡してしまいましたが、妻は足に巻きつけていたつるのおかげで、夫からも逃れ一命もとりとめることができました。この出来事が儀式として発展したものが「ナゴール」で、バンジージャンプの起源と言われています。
この儀式は現在でも、毎年4〜5月のヤムイモの収穫の時期に行われています。着地地点が土であるために、けが人も続出し死者も出ることもしばしば。
それでもスリル満点の命がけの儀式を見ようと、たくさんの観光客が訪れています。今ではエンターテイメントとして、観光客向けのジャンプも用意されています。
世界には様々な成人の儀式がありますが、ナゴールは最も危険な命をかけた成人式と言えるでしょう。日本の成人式が本当に平和に感じます。この「命がけの成人式」、世界の人の反応はいかがでしょうか。
世界には成人になるための多様な儀式がありますが、中でもこのバヌアツのバンジージャンプはかなり衝撃的です。
成人として認められること、豊作を祈願することの儀礼として、古くから変わらない風習を引き継いでいることは大切なことだと思います。
しかし怪我人や死者が出ているにもかかわらず、危険な方法を変えることなく現在も行われているというのは、世界の人からはなかなか理解しがたいようです。
日本でも成人を迎えると、子ども時代を終え、自立し、大人の社会へ仲間入りすることを自覚するために成人式を行います。女性は振袖、男性はスーツや羽織袴などの正装で、地方自治体の成人式に参加するのが一般的です。
大人になる儀式という意味ではナゴールと同様ですが、儀礼の方法が全く異なります。「命がけで成人式に望む」なんて日本では考えられないことが、海外の国では常識的に行われているわけです。
もし、バヌアツのペンテコスト島に生まれていたら、このバンジージャンプも通らなくてはならない儀式だったことでしょう。私自身も含め、「日本に生まれてきてよかった」と思う人がほとんどだと思います。
ただ、このナゴールにおいて、「成人になることへの覚悟」を持つという意味では、誰もが一定の年齢になれば成人できてしまう日本人にとって、学ぶこともあるのではないでしょうか。
(参考)http://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/388024/Boys-bungee-
jump-vines-ancient-tribal-ritual
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2138837/Land-Diving-ritual-sees-
tribesman-bungee-just-inches-ground.html
http://www.bungyjapan.com/ja/index.php/bungy/sections/C5/
http://www.jvgs-npo.com/history_and_culture.html
http://edition.cnn.com/2014/03/30/travel/vanuatu-land-divers/
http://www.internationaltravellermag.com/land-diving-in-vanuatu/
http://www.cracked.com/article_16313_the-5-most-terrifying-rites-
manhood-from-around-world.html
http://iroha-japan.net/iroha/A02_holiday/02_seijin.html
ナゴールの由来は面白いと思った。しかしこういう儀式はなんでヤムイモの豊作と関係あるんだろう。全く関係ないのを1000年も試せばわかるんじゃないだろうか?
欧米の奴らは自分たちが文化の絶対主義的な中心と認識してるから このような文化や風習に対して 偏見もってるよね
ほんとやつらは傲慢だ
噛まれるとめちゃくちゃ痛い蟻がめちゃくちゃ入ってる草で作った袋に手を突っ込むやつよりはマシかな。
1の通りだよねぇ。
衣食住すべてがそうだもの
ヤバい、足いたそう。