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アメリカの子供たちが他国の子供たちに比べ、テストで良い成績を残せていないことはよく知られていますが、これは大人も同じようです。
20の国と地域で行われた「大人用学力テスト」は16歳から65歳の大人157,000人を対象に3つの項目、「数学」「読む力」「問題解決能力」を測るために実施されました。
その結果、アメリカはすべての項目で平均以下のスコアとなりました。1位はすべての項目で日本、また2位も3つ全てでフィンランドでした。
各項目のトップ5は以下の通りです。
数学
1位 日本
2位 フィンランド
3位 ベルギー
4位 オランダ
5位 スウェーデン
読む力
1位 日本
2位 フィンランド
3位 オランダ
4位 オーストラリア
5位 スウェーデン
問題解決能力
1位 日本
2位 フィンランド
3位 オーストラリア
4位 スウェーデン
5位 ノルウェー
この結果はアメリカ人が学力的に劣っていることだけでなく、親の学力によって子供の学力がどれだけ作用されるか、また国内での学力の差がどれだけあるかが明らかになりました。
親が大卒の場合、その子は親が高卒の子よりも高いスコアを獲得することがわかりました。
ヨーロッパに目を移してみると、テストの結果はその国の経済状況と関係があるように見えます。
失業率が25%を超えるスペイン、12%を超えるイタリアはテストでも下位にランクしており、これは教育に使われる税金の額が減っていることと関係しているようです。
この結果を受けてアメリカのジョージタウン大学のアンソニー・カーニバル氏は以下のように語っています。
しかし、アメリカでは子供を対象として学力テストでもほかの先進国から大きくスコアを離されており、今回のテスト結果をみると、学校を卒業してから新たに学力をつけるのは簡単ではないということがわかります。
教育に使われる国のお金も減っている状況を考えると、これからすぐに改善することは難しいように思われます。
そのほかにもこの調査により様々な事実が浮き彫りになり、たとえば、25歳から34歳の高卒である日本人とオランダ人は、大学を卒業したイタリア人やスペイン人より高いスコアを獲得したということがわかっています。
日本の教育制度について議論されることは度々ありますが、この結果をみると、基礎的な学力をつけるという面においては、日本の教育は間違っていないと言えるかもしれません。
この調査結果を受けた世界からの反応を以下に紹介します。
でもその理解できない子たちはそもそも学ぶ気もないらしい。だから授業のペースもその子たちに合わせて遅れていくだけ。うちの子はこれからホーム・スクールにしようと思っているよ。
(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2449546/American-adults-score-average-worldwide-test.html
アメリカは日本より貧富の差が大きく、それに比例して学力においても、高い人も多いが低い人も多いので平均するとランキングに入らなくなると思う。
どうにか教育の標準化を決め、学力の低い子を置き去りにするような教育の仕方はやめてもらいたい。
日本も少子化で教員が減ってしまうからヤバイな
ヒャハーと言いながら子作りせな