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公立校なのに野菜だけの給食にヨガや瞑想!?学校不足に悩むイギリス

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子供の頃、自宅のすぐ近くに小学校や中学校があるにも関わらず、学区が違うという理由で、別の遠い学校に通わなければならない友達はいませんでしたか。今考えれば納得のいく理由なのですが、子供の時分には訳が分からず首を傾げていたものです。

日本であれば、公立校に通っている限り、程度の差こそあれ、学習内容はさほど変わりません。遠くから通っている子たちについて言えば、遠い分、雨風の強い日は通学が大変そうなことと、交通に気を付けなければならないことを、少し気にかけていたくらいでしょう。

公立校なのにヒンドゥー教の学校?

ところがイギリスのとある町で現在、この「学区」について大きな問題を抱えている親子がいるのです。

9月から新学期を迎えるイギリスですが、この11組の親子、学区内ということで割り当てられた小学校が、何とヒンドゥー教系の学校でした。しかもこの親子らの信仰する宗教は、それぞれイスラム教やキリスト教。

この地域では公立校自体が不足しており、これらの親子は近隣の別の学校にも入学を受け入れてもらえるようお願いをしてみたのですが、どこの学校にも「席がない」という理由で拒否されてしまったそうです。

このままでは9月から通える学校がない、ということで親たちは頭を抱えています。

肉の出ない給食??

ところでこの学校、公立校にも関わらず、ヒンドゥー教の信仰について、非常に厳格なんだとか。例えば、菜食主義のため給食には一切の肉食を許しませんし、授業にはヨガと瞑想の時間もあります。

親たちの言い分としては、育ち盛りの子供たちが肉を食べることは重要であり、野菜だけの食事なんて言語道断。ヨガと瞑想も気に入らないし、何より、子供たちが信仰する宗教とは異なる宗教を教え込むこと自体があり得ないと主張しています。

市当局によれば、全ては住んでいる地域の「学区」で決定されるので、理由が何であれ、行きたい学校に通うことは許されないんだそう。それが宗教や信仰の問題であったとしても、です。

ヒンドゥー教系の学校とは言え、カリキュラムは普通科と同じなので、何ら問題はないというのが当局の意見。ただし、ヒンドゥー教の教えを根底に置いた授業で、サンスクリット語とヨガの授業も含まれますが。

ちなみにこの学校のウェブサイトには、「ヨガや瞑想を通して人格を形成します。菜食もまた健康的、かつ人格の形成に役立ちます」と書かれているそうです。

さてこの学校問題、人々はどのように見ているのでしょうか。

ヒンドゥー教の子たちが野菜だけの給食なら、ヒンドゥー教じゃない子たちだってお肉の入った給食にしてもらえるんじゃないの?
ラッキーな子供たちじゃないか。こんな経験そうそうないよ。健康的で、精神的で、道徳的で、かつ幸福感を得られるなんて。
朝食と夕食でお肉を食べればいいだけのこと。ヨガや瞑想で「自制心」を学ぶことができるよ。
結局、学区内の学校に通わなきゃならないってことでしょ?
素晴らしい教育環境だと思うけど。何一つ問題点が見当たらない。
他の学校に受け入れるだけの席がないってどういうこと?
宗教系の学校なんて存在するべきじゃないと思うね。信仰なんていうものは両親から受け継ぐもの。
ヒンドゥー教系の学校に関わらず、宗教系の学校に通わせると決めたら、その後は学校の方針に従うべき。それができないんなら、最初から通わせない方がいい。
健康的でいいと思うけど。
俺も学校で瞑想させられたよ。先生に叩かれたけど。
神なんて存在するかどうかも分からないのに、学校でどうやって宗教や信仰を教えるんだろ。宗教なんて嘘に基づいて作られてるっていうのに。
行きたくもない学校に行かなきゃならないなんて、この人たちが気の毒でならない。でもまあ、こういう事実があるってことに驚きはないわね。
私の通ってた学校にもヨガと瞑想の授業はあったけど、必修科目ではなかった。菜食主義の給食はあったけど、そうじゃない給食も選ぶことができた。でも宗教系の学校は嫌いだったけどね。
子供の頃にヨガや瞑想を学ぶ機会があったら、もっと柔軟性のある人間になれてたかもしれないなぁ。心配性にもならなかったかもしれない。
給食もヨガも瞑想もそれほど大きな問題じゃないと思うんだよね。学校のホームページを見る限りで問題なのは、クリシュナとか、いろんな神様を崇めなきゃいけないってこと。
個人的には、子供たちをこういう学校に通わせるのは大賛成。幸せで健康的な子に育つと思う。
この学校に通うこと自体は悪いことじゃない。でも学校の教育の柱が宗教ってのは良くないかな。
キリスト教で言うところの「平和」や「幸福」だって、結局は瞑想から生まれるものなんじゃないの?
宗教系の学校の肩を持つ訳じゃないけど、教育内容から何から、悪い環境じゃないと思うよ。他に何を望んでるんだろう。
サンスクリット語って、学んでおけば将来的に役に立つ言語だよ。特にロシア語やドイツ語を学ぶときなんかさ。
法律ってのは多数派のためにあるんだよ。それがこの国。

と、以外にも賛成意見が多いようです。

さて宗教系の公立校と言えば、イギリスでこのほどイスラム教系の学校に政府機関(教育水準局)が入り、話題となりました。

法的には何ら問題のない学校なのですが、生徒にも職員にも男性が1人もいないこと、音楽の授業がないこと、教師に対してイスラム精神を育てる校風を作るための達成目標を持たせていることなどが指摘され、生徒の将来を考えた上で、これらの改善が求められました。

中でも生徒に男性と接する機会を与えることは優先事項のようです。これらを踏まえた上で、視野を広く持った、バランスの良いカリキュラムを提供していくよう指導されたと伝えられています。

こうした事実を見る限り、親たちが宗教系の学校に我が子を通わせたくない気持ちはよく分かります。日本ではミッション系の学校に通うことに憧れさえ感じてしまいますが、海外の宗教系の学校とは大きく異なるからでしょう。

「学区内」というだけで、有無を言わさず、子供の将来に影響を与えかねない環境や教育を与えるやり方は、あまりほめられたものではありません。ありがたいことに、宗教や教育に関して言えば、日本にはもう少し「融通」というものがある気がするのです。

(参考)http://www.dailymail.co.uk/news/article-2680893/
Children-forced-attend-Hindu-faith-school-
compulsory-yoga-meditation-vegetarian-lunches-
shortage-places-state-schools.html
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2685412/Muslim-
school-criticised-female-staff-Ofsted-orders-college-
introduce-male-role-models-inspection.html

こんなの絶対嫌だ!野菜だけ?ヨガ?子供は貧乏くじ引いちゃったように思っちゃうじゃんwイギリスってそんなに学校少ないんだ。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2015年2月16日 8:11 PM

    私立なら分かるが公立でこれはおかしいと思うけど
    学校格差が酷い国は子供の学校の為に引っ越しが一般化しているらしいね

  2. 日本の名無しさん
    2015年2月18日 5:23 AM

    イスラム系の学校だったら本当の貧乏くじだけどデブが多くて給食が酷い国でジャンクフードの給食よりは遥かにヘルシーなんじゃない?
    瞑想やヨガは究極の精神リラックス法だから切れやすい子供の教育にはうってつけだし。
    まぁ柔軟な幼少期に自分と違う宗教教え込まされるのは親としては不安だろうけどね。

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