トップアスリート達をランキングで紹介！スポーツマンシップとは

最近ではスポーツ選手というよりも、“アスリート”という言葉がテレビなどでもよく聞かれるようになりましたが、フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦選手をはじめ、たくさんの日本人が活躍したソチオリンピックも今年終わり、２０２０年には東京オリンピックが開催されるということで、日本でもますますアスリートファンが増えているのではないでしょうか。

スポーツマンシップって？

さて、日本ではよく各種競技大会時の開会式などの選手宣誓において、「スポーツマンシップに則り・・・」という言葉を耳にします。スポーツマンシップとは、自らを鍛え、技術的に優れているだけでなく、その競技のルールを守り、マナーをもって戦う姿勢のことですよね。また、競技以外の場においても、その心を忘れてほしくないものです。

では、海外ではどうなんでしょうか？アスリートも芸能人と同じく、有名になればなるほどお金持ちになっていきますよね？そうなると、人によっては肝心な「スポーツマンシップ」を忘れてしまうアスリートもいるのではないでしょうか。

今回この記事では、「スポーツマンシップは万国共通？！」と題して、現在世界で最も人気のあるアスリート、トップ１０を紹介しながら、そのアスリートについての海外の人々からのコメントを聞いてみたいと思います。

世界で最も人気のアスリート　トップ１０！！！

第１位・・・クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロ選手（現役）
【ポルトガル出身・サッカー選手】

第２位・・・リオネル・アンドレス・メッシ・クッチッティーニ選手（現役）
【アルゼンチン出身・サッカー選手】

第３位・・・ウサイン・セント・レオ・ボルト選手（現役）
【ジャマイカ出身・陸上競技短距離選手】

第４位・・・デイヴィッド・ロバート・ジョゼフ・ベッカム選手（２０１３年５月引退）
【イングランド出身・サッカー選手】

第５位・・・コービー・ビーン・ブライアント選手（現役）
【アメリカ出身・バスケットボール選手】

第６位・・・ロジャー・フェデラー選手（現役）
【スイス出身・テニス選手】

第７位・・・ブレイク・グリフィン選手（現役）
【アメリカ出身・バスケットボール選手】

第８位・・・ノバク・ジョコビッチ選手（現役）
【セルビア出身・テニス選手】

第９位・・・ローリー・マキロイ選手（現役）
【イギリス出身・ハリウッド出身のゴルフ選手】

第１０位・・・サチン・ラメシュ・テンドルカール選手（２０１３年１１月引退）
【インド出身・クリケット選手】

日本のランキングに変化あり！

さて、ここで、日本に焦点を置いてみましょう。日本でも、日本人が選ぶ最も好きなアスリートの調査が毎年行われ、そのランキングが発表されています。今年２０１４年は、そのランキングに大きな変化がありました。昨年のランキングまで１位を９年連続保持していた野球のイチロー選手が２位に食い下がり、その座を奪い取ったのは、フィギュアスケートの浅田真央選手でした！

そんな輝かしい１位を見事獲得した浅田選手ですが、この人気上昇は、皆さんも記憶に新しい今年２月のソチオリンピックが大きく影響しているのは間違いないですね。フィギュアスケート日本代表としてメダル獲得を期待されながらも、ショートプログラムで、思うように滑ることができず、予想外の１６位という成績を残してしまった浅田選手。

しかし彼女はその後行われたフリープログラムで、素晴らしい滑りを披露し、世界中を魅了しました。その彼女のパワーの陰には、たくさんのファンの応援や各国の選手たちの励ましがありました。ツイッターやフェイスブックには浅田選手へのエールのコメントが溢れました。

中でもウズベキスタンのスケーター、ミーシャ・ジー選手は、ショートプログラムの結果に落ち込んでいた浅田選手を励まそうと、ツイッターで応援メッセージを呼びかけたのです。なんとその呼びかけによって、一夜にして世界のトップスケーターから彼女宛てに心温まるメッセージが数多く送られたそうなんです！

浅田選手が世界から愛されていた証拠ですよね？結果６位と、メダルには届きませんでしたが、ショートの１６位から総合６位にまで、のし上がりました。これらの温かいメッセージと自身の強い精神力であの素晴らしいフリースケーティングができたのではないでしょうか。

フリー演技後の溢れ出る涙に日本全体がもらい泣きしましたよね・・・。あの涙の奥には、きっと約３年前に亡くなった浅田選手の母親、匡子さんの魂が宿っていたのだと思ってなりません。

皆に愛される浅田真央

同じくソチオリンピックで、フィギュアスケート女子団体でショート・フリー共に自己ベストを出し、ロシアを堂々優勝に導いたロシアの１５歳の少女、ユリア・リプニツカヤ選手。実は彼女は、大の浅田選手ファンのようで、以前に行われたインタビューでも、浅田選手への想いを熱く語ったことがあるようなんです。

きっとリプ二ツカヤ選手は、自分の尊敬する人、好きな人を思い描きながら、日々自分に打ち勝っていっているのではないでしょうか。一方でそんな浅田選手は、人にそうやって尊敬されることが、どんなに尋常ではない努力が必要かということを体を張って教えてくれていますね。

そんな浅田選手もなんと２３歳。その若さで、これだけの人気を博していますが、フィギュアスケート界に限らず、誰に対しても平等に接することでも有名です。

中国で開かれたアイススケートショーに参加した浅田選手を担当した現地の中国人通訳者が４日間浅田選手と行動を共にして彼女に対して感動したと言います。常に笑顔を絶やさず、中国人のファンにも丁寧に対応していたようです。そればかりでなく、時間には常に正確で、突然のスケジュール変更にも文句ひとつ言わず、対応したと言います。

部屋の掃除も率先して行っていたようです。誰にでも礼儀正しく、気持ち良く付き合えたということです。その通訳者は、これまで担当してきたどのスーパースターにも見られなかった彼女の人柄に惚れ、その出会いから、日本人への想いが変わったと語っています。

スポーツマンシップがあってこそ一流選手と言える

さて、ここまで見てきましたが、どうやら、スポーツマンシップは万国共通のようですね。それぞれのアスリートが「勝利」を最大の目標としながらも、「スポーツマンシップに則った」プレーや行動をしているということがわかりました。おそらく、彼らがこれまで積み上げてきた甚大な「努力」が彼らをそうさせているのではないでしょうか。

浅田選手はソチオリンピックのショートで大失敗をしても、演技直後、悲しい表情ではあったものの、機嫌の悪い表情を一切見せませんでした。スポーツマンとして模範にすべき姿勢です。

日常でも、スポーツマンであることを一切忘れず、品性とマナーを持ち合わせて生活しています。彼女こそ、スポーツマンとしてだけではなく、「人間」としてあるべき姿ではないでしょうか。

確かに、世界のアスリートは素晴らしいです。しかし、浅田選手が身につけている「謙虚さ」、「真面目さ」、「礼儀正しさ」、「思いやりの心」・・・、これらは間違いなく日本の文化や習慣、教育によって生み出されたものではないでしょうか？

例えば、スポーツ界においても、海外では日本のような厳しい上下関係はありませんよね？世界でも評価の高い浅田真央選手。私たちは日本人として誇りに思うと同時に、彼女の姿勢を見習わなければなりませんね。

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