観光客からお金を巻き上げる！リゾート地の厳しすぎる罰金制度

地中海のリゾード地で有名なパルマ・デマニョルカではエチケット向上の為にマナー違反をすると高額の罰金が取られる様になった。楽園に起きたその規制とは！？

夏がもうすぐそばまでやって来ると、連想してしまう海。長期休みを利用して海がある観光地へ旅行を計画している人も多いと思う。日本にも奇麗な観光地も沢山あるが、エキゾチックな雰囲気を求めて海外のビーチへ行くのも悪く無い。

選択肢もアジア、ヨーロッパ、オセアニアなどなど考え始めたら選択肢の多さに観光先を選んでいる時が一番楽しい時間と錯覚してしまう（笑）。

でも沢山の選択肢がある海外のビーチだと注意が必要だ。というのもビーチよってマナー違反や規制の違いがあり、事前に調べ忘れ、現地で罰金取られてせっかくの旅行の雰囲気が台無しになってしまう事もある。

パルマの観光客に厳しい罰金

とくに今年に入り、スペインの地中海にあるリゾート地、パルマ・デ・マニョリカ（以下パルマ）ではエチケット改善の為に酒盛りをはじめとした幾つかの行為がエチケット違反の対象になり、ビーチでその行為をしたものは罰金を払わなければ行けなくなってしまったのだ。

そもそもこのパルマと言うリゾート地は、スペイン・バルセロナから高速船で4時間ほどで行ける島で、世界中から人が押し寄せるリゾート地。特に立地から沢山の西洋人がビーチにいるため、われわれ日本人からみたら楽園という言葉がふさわしい土地だ。

その観光地で可決されたエチケット改善法は、反対意見も当然のごとく多く、１年間議論が続けられたが、結局パルマ市はこの法を採用し、エチケット違反をした観光客は罰金を払う事になった。

その代表的なエチケット違反となる内容は

（現在１ユーロが140円台なので、仮に酒盛りをしてしまったら、約48000円の罰金を支払わなければならなくなる）

幾つかの行為は、規制しなくてもそんな行為しないよ・・・と思ってしまう内容だが、ビーチで堂々とお酒飲めなくなるのは、リゾート地にきた楽しみが無くなってしまう気がして残念だし、罰金が高すぎる！。

この法が制定されたきっかけが、市街地を水着姿で歩く観光客も多かったり、その他違反行為が頻発したりと、市では文明化した国とは思えないその光景に、市の秩序の改正と風紀改善の必要性があると考えたそうだ。

この新しく厳しい規則は、今年の6月からビーチを中心に規制が始められ、9月からは市の管轄地域全体が規制されて行く予定。

日本の海水浴で罰金という話を聞いた事がないし、とくに市内を水着で闊歩する姿もない。海外だと、ヌーディストビーチが意外といっぱいあったりするので、こういう行為がけっこう当たり前の事なんだろうと思っていた為、反対意見が多いのかな？と予想したが、ネットでの意見は

反対意見が少なかったし、みな肯定的だった。そして問題になっていたのは法の施行後、市の観光収入への影響の懸念への意見が多く集まっていた。このニュースに肯定意見が多かった程、マナーの問題が大きかったのだろうと予想した。

それにしても罰金が高すぎる！というのが私の率直な感想。上記の項目は破らない自信はあるから、あまり規則の厳しさは個人的には感じないけど、西洋人の日常生活のマナーを見ていると窮屈だろうなと思った。（海外生活をしていると日本のマナーの素晴らしさを実感する程）

こう安心して海水浴が出来る日本は素晴らしい。それ故、もともと日本に根付いている国民性が、こういった問題から無縁でいられる様にしているのだろう。

でも日本の海水浴でも騒音で問題になっている海水浴場もあるから、この記事を読んだ人の中で、この夏どこか日本の海へ行こうと思ってる方は、少し意識してみてくれたら嬉しい。規則もなく安心して海水浴できる日本のビーチを守るために。

（参考）http://www.spiegel.de/reise/europa/palma-de-
mallorca-gemeinderat-verabschiedet-benimmregeln-a-969040.html

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