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「金魚」という存在を愛して止まない日本人アーティスト、深堀隆介さん。Riusuke Fukahoriとして、海外のメディアやサイトにも数多く紹介されてきました。
器の中に樹脂を流し込み、樹脂の上に直接金魚のパーツを少しずつ描いていきます。樹脂と絵を忍耐深く何層にも重ねていき、3Dの金魚を描くオリジナル技法を深堀さんはあみ出しました。
その他にも金魚を通しジャンルにとらわれない多彩な作品を生み出し続けています。上海、台湾、ドイツ、香港、イギリス、スイス、アメリカと多くの国で個展やグループ展を開く深堀さんの作品の素晴らしさは、世界各国で人々の心を魅了しています。
私が最初に深堀さんの作品をパソコン画面で見たときには、本物の金魚をプラスチックに埋めている?なんて残酷なアートなんだと思ってしまったほど、金魚は本物そっくりに見えました。ですが、これは本物の金魚ではなく、全て絵なのです。
制作過程の動画を見ていると、樹脂が流し込まれていく度にまるで金魚に命が吹き込まれていくかのようです。
アメリカのあるサイトでは、「Mind Blowing 3D Goldfish Painting By Riusuke Fukahori」というタイトルで深堀さんの動画が紹介されていました。Mind Blowing(心が吹き飛ぶ)というタイトルがまさにピッタリな、驚かされる技法です。
Facebookで動画をシェアしたところ、アメリカ人の友人からは「My mind is blown, too.(私の心も吹き飛んだ)」というコメントが返ってきました。
今でこそ世界各国で活躍されている深堀さんですが、過去に夢をあきらめようとしていた時期があったそうです。そんな絶望のどん底にいるときに深堀さんを救ってくれたのが、むかし夏祭りでもらった一匹の金魚でした。
いつもは横から見ていたその金魚を何気なく水槽の上から覗いてみたときに、濁った水の中で赤く光る金魚の背中のあまりの美しさに、背中がゾクッとしたそうです。「この子がきっと僕を救ってくれる」
それ以来、金魚が持つ美しさと狂気、そして善と悪を持ち合わせた美しさに虜になった深堀さんは金魚にまつわる作品を次々と生み出し2010年に樹脂を使った作品がテレビで紹介されてから瞬く間に世界中に注目され、高い評価を受けるようになりました。
深堀さんは、金魚が救ってくれたその日の出来事を「金魚救い」と呼んで大切にしており、「金魚救い Goldfish Salvation」というタイトルの個展も開かれています。
2014年10月に掲載されたアートネット・ニュース(USA )のインタビュー記事で、そんな深堀さんの素顔をほんの少し伺うことができましたので、抜粋して紹介させて頂きます。
Q. 創作活動をしていないときは、何をするのが好きですか?
A. 日本古代史が好きなので、考古学本を好んで読んでいます。家族と温泉や海へ行くのも好きですね。温泉につかっていると、自分が金魚になったような気持ちになるんです。
それでは、海外からの賞賛の声を見てみましょう。
樹脂を流し込んで乾かして固める、そして少しだけ絵を描く、乾かす、そして、また次の樹脂の層を流し込む。辛抱強くこの作業を続けることによって、ようやく3Dの金魚の作品が出来上がる。
各国からのコメントを見ていると、私と同じように最初は本物の金魚を使っていると勘違いした人も多かったようです。それほど金魚がリアルだということでしょう。
深堀さんが樹脂を使った技法をあみ出し、テレビで紹介されるまでには8年間の試行錯誤があったそうです。温度や湿度が命取りになったり、最後の層の絵で全てが台無しになってしまったりすることもあるんだとか。
深堀さんは樹脂を使った3Dアートだけではなく、目の前で大きな金魚を描くライブペインティングも行っています。大きく描かれた金魚のしっぽの曲線は、なんとも言えず美しいです。
深堀さんは、ご自身のアートは日本から生まれた日本文化の一つであり、深堀さんの作品を通じて愛でる心が伝授してくれたら嬉しいと語っています。
(参考)http://www.sun-gazing.com/mind-blowing-3d-goldfish-painting-
riusuke-fukahori/
http://news.artnet.com/people/artnet-asks-goldfish-artist-riusuke-fukahori-
85219#.VFVxNT5nAp5
これは欲しい!よく絵や写真でも何がいいのかわからない抽象的なものが称賛されたりするけど、これははっきり「すごい!」とわかる作品だ。樹脂を使ったアートなんてまさしく現代アートだからこそだと思う。
3dプリンター原理のまるぱくり
この人の作品はメディアで紹介される何年も前から国立新美術館のショップで大人気だったよ。メディア紹介以降、手に入れるのが更に難しくなった…
なんやこれ
凄すぎやろ
※1を見てくれ
なんと馬鹿丸出しなコメントだろう
何回見ても欲しくなる
まあ必要は無いし部屋の調和にもアレなんだけど、でも無駄に欲しくなる。