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この度、フランス、ムラン (Melun)の裁判所で、3歳の男の子バスティアン・シャンプノア(Bastien Champenois)くんの殺害容疑による審判が始まりました。
父親のクリストフ・シャンプノア(Christophe Champenois)容疑者(35歳)はバスティアンくんを洗濯機に入れ殺害した容疑がかけられています。
またクリストフ・シャンプノア容疑者の元妻でバスティアンくんの母親のシャルレーヌ・コット(Charlène Cotte)容疑者(29歳)には殺害幇助と暴力行為の容疑がかけられています。
この家族は数年前から児童相談所の追跡調査を受けていましたが、残念ながらこの惨事を未然に防ぐことができませんでした。
2011年11月25日、クリストフ・シャンプノア容疑者は緊急医療救助サービスに電話をかけ、『息子が階段から落ちたんです』と助けを求めました。
父親によると、階段から転落した彼の息子、バスティアンくん(3歳)は気を失い、生気を取り戻させようとした父親が水を張ったプラスチックの浴槽でバスティアンくんを沐浴させようとしたところ、溺れて口から水を吐いたということでした。
すぐに救急隊員が駆け付けましたがすでに手遅れの状態で、この小さな3歳児は死亡しました。
懸命な救助活動を行った救急隊員の証言によると、バスティアンくんの死亡が確認された際、クリストフ容疑者は、『ああ、これでもう子ども手当がもらえなくなる』、と子供を失ったばかりの父親のものとはとても思えない発言をしたといいます。
他にも気になる証言がありました。当時5歳であったバスティアンくんの姉が、父親がバスティアンくんに罰を与えるために洗濯機の中に入れたと証言したのです。
死亡時、バスティアンくんは脱臼し、体には無数の痣があり、骨折もしており、長女の証言はバスティアンくんの検死解剖の結果と相まって、信ぴょう性があり、取り調べが始まりました。
父親は容疑を否認しましたが、取り調べを進めるうちに、言うことを聞かないバスティアンくんに腹を立てたクリストフ容疑者が、バスティアンくんを家庭用の洗濯機に閉じ込めて、脱水機能を使ったことが死因になったことが分かりました。
母親のシャルレーヌ容疑者はこの父親の残忍な行動を止めなかったため、共犯の容疑がかけられています。
クリストフ容疑者は一人っ子として生まれました。彼の父親はアルコール依存症で、クリストフ容疑者が7歳の時にアルコール中毒による精神病で亡くなりました。
母親がそのことを隠し、『父親は出ていった』と言い聞かせたため、クリストフ容疑者はしばらくその事実を知らなかったと言います。
クリストフ容疑者自身は髄膜腫を患い、本人によるとそのせいでイライラすることが多く、その症状を抑えるためにアルコールと麻薬に手を出したと証言しています。
バスティアンくんの母親であるシャルレーヌ容疑者は8人兄弟の5番目として生まれ、彼女の父親もアルコール依存症であるなど問題のある家庭で育ちました。
学業はうまくいかず、かといって定職に就くこともなく、15 歳のころからクリストフ容疑者と生活を共にするようになり、2006年に長女が誕生しました。
その後の2008年にはバスティアンくんを妊娠しますが、父親である クリストフ容疑者が2人目の子供を望んでいなかったため、出産の時までそのことに気づかないふりをしていたといいます。
クリストフ容疑者は当初自分の子供としての認知を拒み、バスティアンくんは生後3日目になってやっと認知されました。手がかからなかった長女と比べ、バスティアンくんはとても手のかかる子供でした。
幼稚園に上がったバスティアンくんは他の同世代の子供に比べて言語習得が遅く、危険をかえりみることなくいたるところに登りました。
事件の日、幼稚園を帰宅後、友達の絵をトイレに流してしまうといういたずらをした罰として、バスティアンくんは両手をガムテープで固定されて押し入れに閉じ込められました。そしてこの後、洗濯機内での悲劇が起きたのです。
近所の人の話によるとこうした虐待は日常茶飯事で、バスティアンくんは父親から殴られたり、窓からロープで吊り下げられたりしていたそうですが、両親は児童相談所の家庭訪問の際は虐待の事実を巧みに隠していました。
この度明るみに出た今回の事件の内容は、多くの人にショックを与えました。ここで、フランス人たちの意見を聞いてみましょう。
2015年9月にこの事件に関する公判が開かれ、父親のクリストフ・シャンプノア容疑者に懲役30年、母親のシャルレーヌ・コット容疑者には懲役12年が求刑されました。
憎むべきこの犯罪は新聞でも連日大きく取り上げられ、フランスでの児童相談所のありかたの問題を浮き彫りにしました。実の父親による残忍な犯行と、それを止めなかった母親には、怒りの声が多く寄せられています。
そして、たった3歳で悲しい末路を辿らなければならなかったバスティアンくんの死は多くの人を嘆き悲しませています。もう二度とこのような悲しい事件が起こらないよう、フランスの虐待を受ける子供の保護に関する制度の改革を願うばかりです。
(参考)http://www.liberation.fr/politiques/2015/09/08/papa-a-mis-bastien-
dans-la-machine-a-laver_1378472
http://www.metronews.fr/info/bastien-champenois-3-ans-tue-dans-un-lave-
linge-les-parents-devant-la-justice/moig!QugeBeh5dVTkI/
http://www.lexpress.fr/actualite/societe/justice/bastien-mort-dans-un-lave-
linge-le-proces-d-une-maltraitance-invisible_1712671.html
http://www.msn.com/fr-fr/actualite/france/les-parents-de-bastien-mort-
dans-un-lave-linge-apathiques-et-distants-%c3%a0-leur-proc%c3%a8s/ar-AAe61US
http://www.lepoint.fr/justice/meurtre-de-bastien-un-proces-insoutenable-
08-09-2015-1962919_2386.php
http://www.20minutes.fr/societe/1682355-20150908-proces-parents-
bastien-mere-passive-pere-boit-absent-violent
こんな事件はフランスだけじゃなく、日本でも起こりえるので恐い。アルコール依存症の中毒で亡くなるって相当ヤバかったんだなぁ。子供には何の罪もないのにかわいそうだ。
日本でも最近あったよね
結局母親はお咎めなしのようだけど各局疑ってたな