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日本の子供たちに将来の夢を尋ねると、「お医者さんになりたい」と答える子が何人かはいるものです。人を助けたい、お金持ちになりたいなど理由は様々ですが、日本人の医者という職業に対する概念は「高潔な仕事、安定している」など、理想的な仕事の一つに分類されます。
しかし日本のお隣の中国では、なんと「医者=一番リスクの高い職業」という概念が一般的です。最近ある新聞には、医者が一番リスクの高い職業と言及された上で、「暴力事件が相次いでおり、大惨事につながっている」という見出しがのりました。
医者と暴力事件と何の関係があるのか?と思うかもしれませんが、現状を見てみると確かに中国の医者は命を危険にさらしているといっても過言ではありません。どういうことなのでしょうか?
実は中国の医者はだいぶ前からある“疫病”に苦しんでいます。それは不満を募らせた患者からの“攻撃”で、それによって近年は死者も発生しています。
例えば45歳のある男性は、自分に包茎手術を施した医者を包丁で刺して殺害。南京の政治的に有力なある夫婦は、自分の娘が末期患者と同じ病室に入れられたという理由から不満を募らせ、看護師を傘で殴りなんと彼女は身体障害が残るまでに。
国の調査によると、2012年中に、病院で働く職員のうち96パーセントが言葉による暴力を受け、63.7パーセントが身体的暴力を受けたとのことです。
中国人の大部分は国の医療保険を受けられる立場にないため、病院にかかるとその費用をすべて自分で負担しなければなりません。
実際に受けられる治療や高騰する医療費に不満を募らせて、その矛先は医者や看護師など医療機関で働く職員に向いているということです。
貧しい人たちがお金がないがゆえに十分な医療が受けられず不満を募らせるのはまだ納得がいきますが、実はお金持ちや権力者までがこの暴力事件にかかわっているそうです。
「経済的にとても恵まれている状況の人々が、いくら払っても十分な医療が受けられないゆえに絶望している」とある外科医は語っています。
国民は「医者に限界はない」と思っているので、思い通りにいかないときにさらに不満が募るのかもしれません。中国政府はこの現状を見て現在法改正に取り組んでいます。
この現状を世界はどう見ているのでしょうか。
世界の様々な国で医師不足が問題になっていますが、もし中国で今の状況が続けば、確実に医師の数は減り続けていくでしょう。この問題は患者だけでも政府だけでもなく、双方が歩み寄ることによって解決されることになりそうです。
100パーセント病気を治すことは不可能という現実を受け入れて、それでも国民が経済レベルにかかわりなく最低限の医療を受けられるようにすることが、早急に求められています。
その点日本では保険制度に対して様々な意見はあるものの、国民の福祉として最低限の医療を受けることができ、医療関係者も法によって保護されて安心して働くことができます。このシステムを利用できる私たちはとても恵まれているといえるかもしれません。
苦労して医者になって、仕事をしてさらに苦労するなんて中国はどんどん医師不足になっていくんじゃないか?人口が多いだけに医師不足問題は特にダメージになるだろう。
中国は裏金が施術のときいるよな
日本でもこういう暴行最近増えてるから他人事ではないよ
お客は神さまって考えが馬鹿を増長させちゃうんだろうけど、そんなら医者も自分でなんとかしろって思うだろね