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住みやすい国1位に選ばれたこともある国、カナダ。広大な大地に穏やかな人々、学費そして医療費もタダ、住みやすい国に選ばれて当然ですね。
と、言いたいところなのですが、実は深刻な医療問題を抱えています。しかもそれはわたしたち一般の国民に直接かかわることなのです。
カナダの医療制度は、ファミリードクター制というのが主流となっています。それは何かというと、ファミリードクターと呼ばれる、その名のとおり各家族と長い付き合いのあるかかりつけのお医者さんがいて、具合が悪くなったら、どんな症状どんな箇所でも、まずファミリードクターのところへ行って診察してもらいます。
そして、そのファミリードクターが病院や専門医の診察が必要と判断した場合、各病院や専門医への紹介状を書いてくれ、その病院や専門医のところで診察を受けるという仕組みになっています。
そんなカナダの医療問題、それは「病院の緊急外来での待ち時間の長さ」です。
カナダ保険情報機構は
と報告しました。
ちなみに日本の緊急外来での待ち時間は平均でおよそ1.5時間と言われています。平均で8.8時間とはにわかに信じがたい数字です。
2008年9月、カナダ中央部のマニトバ州ウィニペグで、病院の緊急外来の待合室で34時間待ち続けた男性が亡くなるという悲しい事件が起きてしまいました。
待合室で何度も嘔吐していたにもかかわらず、その液体が透明だったことから(あるいはそれを言い訳に)、病状の悪化に気がつかなかったと病院関係者は証言し、緊急外来の対応のずさんさが浮き彫りになったと共に、根本的な「待ち時間の長さ」が改めて問題視された事件でした。
最も深刻な状況にあるマニトバ州の ウィニペグ保険当局代表ウィルゴッシュ氏は「現在、改善のための取り組みを進めている 」と発表しており、その取り組みについては「緊急対応してくれるファミリードクターや家庭できる治療の資料、そういったものがこの事態を改善する手助けとなっている。
ウィニペグ保険当局は州とも協力して、家庭レベルでの医療ケアがもっと発達するよう取り組んでいる」と語っています。
・僕もカナダに移住してきてはじめて緊急外来に行ったとき、10時間待ったけど診察してもらわずに帰ったよ。帰るとき、となりでは僕が来る前からいた女の子がまだ待っていた。彼女は胸が痛くて救急車で運ばれたのと言いながら、とても苦しそうに息をしていた。
考えると恐ろしいのは、治療が必要な患者は、自分自身で治療される機会をつかみとらなくちゃいけないってことだよ。意識がもうろうとするような状態でそんなことができる?
・すべてのカナダ人が同じ問題を抱えている。わたしたちはヘルスケアシステムの問題を解決しなくてはいけない。わたしの友人はこの問題がきっかけで医療の仕事に戻ったよ。
・僕はいつも緊急外来へ行くときはテントを持っていくね。
・医療費がタダでもこんなに待たされるんじゃ払ったほうがいいな。
・医療だけに限らず古いシステムはどんどん改善していかないと。時代はものすごいスピードで変っているんだから。
(参考)http://globalnews.ca/news/1149825/emergency-room-waits-over-28-hours-for-some/
http://globalnews.ca/news/1149986/manitoba-emergency-room-wait-times-worst-in-canada-report/
先進国で住みやすい国にも選ばれているカナダが、急患で病院に行っても待ち時間がこんなにも長いとは思わなかった。
医療費無料なのは嬉しいが、診察されるまで時間がかかり、その間に重症で苦しんだり命を落としてしまっては元も子もない。
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