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日本と親密な関係が!スティーヴィー・ワンダー不朽の名曲「心の愛」

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スティーヴィー・ワンダーは日本でもよく知られた世界的なトップシンガーです。盲目でありながら、卓越した音楽的センスと歌声で多くの人びとを魅了し続けています。あまり知られていませんが、彼と日本とはとても深いつながりがあるのです。

洋曲を聴かない人でもスティーヴィー・ワンダーの曲を一度は聞いたことがあるはずです。過去に日産、キリン、auなどのCMでも使われています。

近年ではTDKが30年ぶりにCMでスティーヴィー・ワンダーを起用し、ダンサーの菅原小春との共演が話題になりました。

ちなみにこのCMソング「Higher Ground」は1974年の16枚目のアルバムに収録されています。当時のスティーヴィー・ワンダーは23歳なので、CMの中の菅原と変わらない年齢ということになりますね。

盲目のシンガー、スティーヴィー・ワンダー

スティーヴィー・ワンダーは1950年にアメリカのミシガン州にアフリカ系アメリカ人の子として生まれます。早産だった彼は生後すぐに未熟児網膜症にかかり、視力を失います。

それでも幼い時からピアノやハーモニカなどの音楽に親しみ、友人と一緒に街角やイベントでパフォーマンスを披露するようになります。彼はドラムやギター、ベースなども自ら演奏しますが、専門的なレッスンは受けていません。

11歳で自ら作曲した曲を歌い、オーディションに合格。レコード会社と契約してプロデビューします。しかし、契約上、印税は21歳までファンドに蓄えられ、彼は週給2.5ドルしか貰えなかったそうです。

12歳から全米ツアーに参加し、ライブ録音盤がリリースします。これが全米No1ヒットとなったのです。 13歳で全米No1になった記録は未だ破られていません。しかし、その後は声変わりなどがあり、ヒットに恵まれない年月が続きます。

16歳の時、5枚目のアルバムがメジャーヒット。このアルバムにはボブ・ディランの名曲「風に吹かれて(Blowin’ in the Wind)」のカバーも挿入されています。

そして1970年には自身の音楽会社を設立。そこで当時開発されたばかりのモーグ・シンセサイザーと出会うのです。

ちょうど日本の冨田勲がモーグ・シンセサイザーに出会った頃と重なります。冨田勲同様にスティーヴィー・ワンダーもモーグ・シンセサイザーの多重録音を駆使することで、新しい音楽の世界を開拓したのです。

今なお聞き継がれる名曲

1984年には彼の最高傑作の1つとされる「心の愛(I Just Called to Say I Love You)」をリリース。

この曲はハリウッド映画「ウーマン・イン・レッド」のサントラ曲に起用され、アカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞のみならず、全米ビルボードの3部門でNo1という大記録を達成します。

実はこの「心の愛」は1979年に日本の兄弟ディオ「ブレッド&バター」にスティーヴィー・ワンダーが提供した曲だったのです。

日本側では呉田軽穂(松任谷由実のペンネームの1つ)が作詞、細野晴臣が編曲を終えて「特別な気持ちで」とのタイトルでリリース待ちの状態でした。

そこにスティーヴィー・ワンダーから映画の曲に使わせて欲しいとの申し入れがあったのです。そのため、ブレッド&バターの国内でのリリースは映画公開後となってしまいました。

リリースから30年以上経ちますが、この名曲には今なお多くのコメントが寄せられています。この動画だけで再生回数はなんと4400万回を超えています。

美しい歌詞、美しい曲、そして美しい歌声・・・
何度聞いても飽きないね。
この曲は私にとっての最高傑作!
私の青春時代の想い出の曲。この曲を聴くたびにあの頃を思い出す。
この曲のミュージックビデオではスティーヴィー・ワンダーが赤電話も持ちながら歌うのよね。
ああ懐かしい・・・残念なことにあの時代は二度と戻らないけど(;_:)
↑判る判る、その気持ち!
素晴らしい曲ですね。私は80年代の曲が好きだけど、この曲はその中でも特別ね。
この歌詞は詩的よ。スティーヴィー・ワンダーの才能はやっぱり凄い!
スティーヴィー・ワンダー、あなたはやっぱり天才です!
愛を相手に伝える方法って結構難しいものよね。そのもどかしい想いがこの曲から伝わってくるわ。
私の知っている人はみんなこの曲が大好き。もちろん私もね。
1980年代を代表する名曲。あの頃に戻りたいぜ。
↑僕は1990年代に生まれたけど、僕にとってもこの曲は名曲だよ。
↑私も1990年代生まれよ。私にとっては90年代の想い出の曲。
2016年になっても多くの人がこの動画を観ているんだね。やっぱ名曲は時代を超越するんだな。
ミュージックビデオの画像が古いな(笑)誰か4K画質でアップロードしてくれないか。せっかくの美しい曲なのに、この画質じゃ可哀想だよ。
↑元々80年代の映像だからな・・・でもこの曲が美しいことには100%同感!
中学校の英語の授業でこの曲を歌ったわ。
私は74歳ですが、この曲を聴くと涙が溢れてきます。私は若い時にスティーヴィー・ワンダーと同じように、この曲を好きな人に電話で歌ってあげたことがあります。
ブラジルでもスティーヴィー・ワンダーは人気。
亡き母の大好きだった曲。彼女が他界してから22年も経ったなんて信じられないわ。
この曲を最初に聞いた時、刑務所にいる男性が外の恋人に電話をしているシーンが思い浮かびました(笑)
↑ははは~ウケた。でもそうとも解釈できるわね^_^
2年前のバレンタインにこの曲を好きな女の子に贈ったんだ。結局振られたけど、この曲を聴く度に彼女の事を思い出します。

「心の愛」には後日談があります。この曲の著作権を巡ってスティーヴィー・ワンダーと彼のパートナーとの間で裁判になったのです。

その時にスティーヴィー・ワンダーを勝訴に導いたのが、1979年に彼がブレッド&バターに渡したデモテープだったのです。

スティーヴィー・ワンダーは証拠のテープを提供してくれたブレッド&バターに「Remember My Love」という曲を贈り、その感謝の気持ちを示したのです。この曲は1986年のブレッド&バターのアルバムに収録されています。

2016年5月、シンセサイザー奏者の冨田勲が84歳で他界した際、スティーヴィー・ワンダーは哀悼のメッセージを贈っています。同じ時代にモーグ・シンセサイザーに出会った2人ですが、彼らの年齢は20歳も離れていたのです。

65歳を超えてもスティーヴィー・ワンダーの力強く澄んだ歌声は健在!50年以上も世界音楽界のトップランナーであるにも関わらず、彼は常にHighest ground(最も高い見地)を目指し続けているのです。

(参考)https://en.wikipedia.org/wiki/Stevie_Wonder
http://www.steviewonder.org.uk/discography/songwriter.html
http://music100.info/index.php?j=0&gd=1984
http://www.cdandlp.com/en/stevie-wonder/i-just-call-to-say-i-love-
you/7inch-sp/r115256345/

12歳や13歳で全米ツアーやNo.1を経験するなんて、まさに天才だ。デアデビルみたいに目が見えない分、特別な感覚が成長したのかな。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2017年2月16日 10:36 PM

    心の愛という題名は知らなかったけど「I just call♪」という部分だけは知っている。日本との裏話は興味深い。それにしても全盲にも係わらず凄い。自分は明日大学病院で眼科の検査でさえビビッてるのに(低確率でタヒぬこともある検査ってナニ~)

  2. 日本の名無しさん
    2017年2月17日 12:15 AM

    知らなかった。
    教えてくれてありがとう。

  3. 日本の名無しさん
    2017年2月17日 12:53 AM

    この人もチョット見えてるでしょ

  4. 日本の名無しさん
    2017年2月17日 1:48 AM

    懐かしい。
    この曲大好き。
    子供の頃よくラジオやテレビで耳にして、一緒に歌ってた。
    と言っても、I just called to say I love you〜の部分だけだけどw
    でもこの曲にそんな逸話があったなんて知らなかった。

  5. 日本の名無しさん
    2017年2月17日 8:52 AM

    アイジャッコー

  6. 日本の名無しさん
    2017年2月17日 6:21 PM

    まあ創価学会員だし、そりゃあ繋がりは深いよな

  7. 日本の名無しさん
    2017年2月19日 12:03 AM

    ジャスコや西友など、向こうの黒人シンガーは日本のスーパーのことホント好きなんやなw

  8. 日本の名無しさん
    2021年2月18日 9:30 PM

    1976年に渡した曲だね

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