当サイトについて

日本の魅力を発掘するだけでなく、他国の環境・法律・文化などを見て、いかに日本が素敵な国かを見直すサイトになります。

PR

寄付なしには公立学校は成り立たない?!アメリカのブックフェアについて

このエントリーをはてなブックマークに追加

w87

アメリカの公立小学校の学費は日本と同様無料ですが、毎年様々なイベントを行うことにより、学校やPTAが主体となって寄付金を募ります。

学校によっては、体育や図工、音楽といった科目には政府からの資金がもらえないために、その寄付金をあてることにより、子供達が学ぶ機会を得られている学校も少なくありません。

様々な寄付金集めのイベント

資金集めのイベントとしては、学校で行われるお祭りや、FUN RUNと呼ばれるマラソン大会(生徒の親や祖父母がスポンサーとなり、子供がグラウンドを1周走るごとに1ドルなど、寄付を行います)、学校のロゴが入ったTシャツの販売などがあります。

毎年行われる「オークション」というイベントでは、学校併設の駐車場の1区画を借りられる権利、先生と映画を見に行く権利、学校に飾られるタイルに絵を描ける権利など、様々なものが販売され、寄付金集めの大きなイベントとなっています。

今回寄せられた投稿の内容は、そんな寄付金集めのイベントのひとつでもある、「BOOK FAIR(ブックフェア)」に関するものです。

BOOK FAIR(ブックフェア)とは

学校にある図書室からは、週に1回程度子供たちは本を借りることができますが、ブックフェアというのはそれとは別に、年に1〜2回学校で行われる本の販売会です。売られる本は新品のもので、数週間だけ図書室が本屋さんに変身するイメージです。

ブックフェアで販売された本の売り上げの一部は、学校に寄付されることになります。

また、アメリカの公立小学校では子供達が休み時間などに読めるようにとクラスごとに数十冊の本をキープしていることが多く、ブックフェアの際には担任の先生がクラスに置きたい本のリストを作成することもあります。寄付をしたい親はそれを購入し、クラスに寄付をすることもできます。

そんなブックフェアに関する思い出は、色々なものがあるようです。
それでは、今回の投稿を見てみましょう。

「懐かしの小学生時代」

みんなは20ドルとか50ドルとか持って来ているのに、貧しい家庭で育って、5ドルしか持って来られなかった人はいる? 自分だけ?
↑僕も貧しい家庭で育ったから、気持ち分かるよ。
↑いちど、本を買うために先生からお金を借りたことがある。忘れられない出来事で、あとできちんと返した。
↑もっとみじめだったのは、自分の娘に5ドルしか渡せなかったこと。
↑私のママは、50セントしか渡してくれなかった。なんでかっていうと、ママもそれしか持っていなかったから。それでも、子供に何か買ってあげたいという気持ちがあったみたい。泣けてくる。
↑うちも貧しくて、お金はもらえなかった。でも、本は好きだった。自分の子供には、毎回1冊は買ってあげるようにしている。
↑他の子が20ドルとか50ドル持って来ているのに、自分は0だったっていうこと? うん、よく覚えてる。
↑ママにお金をもらって、買ったらダメだって言われていたポケモンの本を買っちゃった・・・。それ以来、ブックフェアではお金をもらえなくなった。
ブックフェアで欲しかったのは、面白い形の消しゴムと、小さなパラシュートのおもちゃだけ。
ブックフェアで、鉛筆やポスターを買うのが好きだった!
表紙が気に入って、「エンダーズゲーム」という本を買ったのが、ブックフェアだった。その後、手放せない1冊になった。
今の子供たちも、自分と同じくらいブックフェアを楽しんでくれているといいな。
1年でいちばん楽しみなイベントだった!
子供のときに、戻ったみたい。
うちは貧しくて、本は1冊も買えなかった。カタログの欲しい本にマルを付けて、大切にとっておいた。それで、あとで図書室からその本を借りていた。
ブックフェアは、お金のない家の子には何も楽しくない。
↑そう思っていたの、自分だけじゃなくて良かった。
写真に載っている本は、僕の頃のブックフェアには置いてなかったよ。自分も年をとったものだなぁ。
ブックフェア、中学でもあった。楽しかったな。
ここで、ハリーポッターの本と出会った。人生で最高の日だった。
鉛筆や消しゴム買ったことがあるけど、1回も使わなかった。
図書室に広がる、印刷とビニールの香り。いい思い出。
におい付きの蛍光ペンを、いつも棚の下に隠してた。ママにお金をもらう前に売り切れちゃったら困るから。
ブックフェアで最初のハリーポッターを買ってもらって、人生が変わるきっかけになった。
ブックフェア? どうして1年中やっていないんだろう?
高校2年のときに「ハンガーゲーム」っていう本が出版されて、学校のブックフェアにも置いてあった。最初の数ページを読み始めたら、止まらなくなった。
ブックフェアと休み時間だけが小学校の楽しみだった。最初のハリーポッターを買ったのも、ブックフェアだった。
小さかった頃は、いつも親に本をねだってた。買ってもらえなかったけど・・・。
写真に映っている本で、懐かしいと思えるものは1冊もないなぁ。小学生だったのは、もう20年も前だからね。
うちの学校では、保護者が作ったお菓子を売るベイクセールを毎週やっていた。売り上げは、学校への寄付になる。
僕はいつもポスター買ってた。そんな子供だったのさ・・・。
これだから、大人になるのはイヤだったんだ。大人のためのブックフェアはどこにあるの?
これ。これのために子供が欲しいのよ。だって、子供がいないのに小学校のブックフェアに行ったら変な人扱いされちゃうでしょ?
6歳のときのブックフェアで、最初のハリーポッターを買ったのを覚えてる。両親は僕がひとりで読み終わるとは思ってなかったみたいだったけど。
「カルビンとホッブス」の本を見つけたのがブックフェアだった。今でも、コレクションを持っている。
うちの娘が大きくなるのが待ち遠しい。そしたら、また子供とブックフェアに行けるから。

ブックフェアにはいい思い出、苦い思い出、それぞれ色々な思い出があるようですね。

日本では、公立の小学校への寄付というのは一般的ではないと思いますが、アメリカでは、自分の子供が通っている学校への寄付となると、親の財布はゆるみます。

イベント1回ごとの寄付金の額は日本円にして2千円程度のことが多いので、それほど負担にはならないかもしれませんが、この寄付金なしには公立小学校で子供たちに満足のいく教育を受けさせてあげることができないというのが、現状でもあるようです。

(参考)
Elementary School Nostalgia.

そういえば日本の学校でも家庭の使わなくなったものを持って行ってバザーを開催していたのを思い出した。グラウンドを1周走るごとに1ドルなど、寄付をするというのはいかにも”チャリティ”という感じがして面白い。

PR【黄金の国ジパング】では、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運営しています。

今日の人気記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
コメント一覧

コメントをする



Copyright © 2014 黄金の国ジパング All Rights Reserved.