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砂糖税導入でデブが大暴れ!肥満事情が危険レベルのイギリス

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2016/08/02

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外国産のお菓子、というと皆さん何を思い浮かべますか?

色とりどりの着色料、サイズが大きい、こってりバタークリーム、香水っぽい匂い…色々あると思いますが、ダントツで多い意見は「甘すぎる!」で、そのレベルを「激甘」「殺人級」などと表現する人もいます。

もちろん味覚は個人個人で違いますし、砂糖が手に入りやすいかどうか、その国の食文化などでも変わってくるでしょう。そして甘いものを食べる事が、生活のちょっとした楽しみの一つでもあるのは日本でも同じ。

美味しそうなクッキーやチョコレート、食べてみて全然甘くなかったら、楽しくないです。ですから甘いものは、世界で最もヘルシーな食文化と評される日本人の食生活の中でも、それなりの位置を占めているのです。

ただし、その許容できる、楽しめる甘さの限度というものもしっかりと存在していて、そのラインを超えないよう、あるものがブレーキをかけてくれるのです。それは…

健康に対する意識の高さ!

日本では子供の頃から、「甘いものを食べ過ぎると虫歯になるよ」「太るよ」とお母さんに言われて育っていきますから、スタイルを意識する年齢になる頃には、甘い物や油の多い物を食べ過ぎないようにしたり、しっかり歯を磨いたり、自分で気を付ける習慣がすでに身についていますよね。

もちろん海外、英国でも甘い物の食べ過ぎが良くない事は、誰もが知っています。

それでも、成長期の子供が砂糖いっぱいの炭酸飲料を毎日飲んでいたり、学校のお弁当箱にチョコレートバーやポテトチップス、エナジードリンクが入っていたりします。

たとえホームメイドのケーキだったとしても、そのレシピには日本人なら半分に減らしても十分甘い、そんな大量の砂糖が含まれているのを見ると、子供の肥満問題が深刻化し、ますます低年齢化しているのが理解できる気がします。

英国肥満事情

英国ハフィントン・ポストはWHO(世界保健機関)による報告を引用し、次のよう述べました。

世界中で肥満の問題を抱える5歳以下の子供は、少なくとも4100万人に上る。肥満の増加と、砂糖で甘くした飲み物の摂取量、その深い関係は証明済みである。

加工食品や高カロリーで栄養価の低い食品、加糖飲料などが増量サービスされ、ますます購入しやすい価格になり、子供の食生活から新鮮な食品、水を飲むという習慣を追い出してしまった。

肥満の問題は、この惑星で起きているすべての紛争より高い代償を払うことになる。銃は使われていなくてもこれは一種の戦争であり、人々の健康をじわじわと蝕み、若死にさせているのだ。

現在“英国の子供たちの30%が肥満、オーバーウェイトである”とされています。子供の食生活、特に砂糖の摂取量についての改革が、早急に必要なのです。

革命児登場!?

ここ数年、テレビやメディアで著名なシェフ、ジェイミー・オリバー氏が、子供の肥満問題に取り組むキャンペーンを行っていることを、ご存じかもしれません。

学校給食を改善し、子供たちの肥満をはじめとする健康問題、また健康な食事について数多くの講演をこなし、彼は国民の意識向上に大きく貢献してきました。

そして英国政府に、砂糖を多く含む食品に対する20%の課税を提案してきました。つまり、この案が採択された場合、これまで60ペンス(約96円)で手に入った炭酸飲料が、72ペンス(約116円)になるという事。

こうすることで、砂糖の多い食品をむやみに買わなくなる、そして、それが砂糖摂取量の制限につながっていく、という事です。

確かにここまで切羽詰まっては、思い切った行動が必要だ、多少の値上げも仕方ない、とオリバー氏を支持する人々がいる一方、それに反感を表す人も非常に多いのです。

では、人々のコメントを見てみましょう。
 

まったく役立たずな奴だ!政府がどれほど税金を課したって、国民は馬鹿な選択をし続けるんだ。砂糖税は解決にはならないね。
太る原因は必ずしも食べ物ではないわ。飲んでいる薬の副作用で太ってしまう人もいるのよ。見た目で判断するべきじゃないでしょう。
買い物の際には表示をチェックするよう、子供を教育するわ。でも食品偽装問題も多いから、そう簡単なことではないけれどね。
ジェイミー・オリバーは、何を食べ、何を食べるべきでないかについて、自分の意見を押し付けてる。自分のレシピからは砂糖を取り除いているのかしら?
ジェイミーは素晴らしい役割を果たしていると思います。でも砂糖税は効かないですよ。好きな食べ物の値上げより、体に悪い物を食べるとどうなるか、その『理解』が必要なんです。
お前はただのシェフだろうが。
自分のレストランのメニューや、その砂糖含有量に関しては何もしてないじゃないか。砂糖そのものが悪いんじゃない、取り過ぎが問題なんだよ。
肥満問題のために政府がお金を使う必要はないでしょ。だいたい母親たちが愚かなんでしょ。甘いお菓子をなぜ買わない方がいいのか分かってないんだから。
課税が効果的な例もあるよ。たばこなんかいい例じゃないかな?
ジェイミーのレシピは最悪な例だぜ。高脂肪、クリームたっぷりで…しかもすごい美味しいじゃないか!自分がただのシェフだって事を覚えておいた方がいいぞ。
砂糖の代わりに、ジェイミーのお気に入りの食材、オリーブオイルに課税すればいいじゃないの。
私たちは強制されるべきじゃない。選ぶ権利がある。
そのうち空気も課税されるな。
ジェイミーのような考え方は糖尿病や心臓疾患を防ぐのに必須だ。ここブラジルでも、そういう公的手段が必要だ。
砂糖税、う~ん、僕の美味しい紅茶の時間が損なわれるなあ。
こんな議論している間も、世界で一番のキラーは心臓病。砂糖を食べて、肉をやめよう!
砂糖だけで肥満になった人がいるなら見せてみろ。太らせるのは脂肪だ。しかも、食品産業は砂糖を人工甘味料や添加物に切り替えてるが、それこそはるかに危険じゃないか。

ニュース速報!砂糖税にGOサイン!

先日ついに砂糖税導入案が採択されたというニュースが話題になりました。

提案者ジェイミー・オリバー氏は「皆さん、やりました!!これは世界に波紋を投げかける重大な出来事です。子供たちの健康はビジネスより大事です…」と歓声を上げました。

2018年から実施されるこの砂糖税は、ソフトドリンクに対するもので、100mlのうち5g砂糖を含むもの、また10g以上含むものと二つのカテゴリーに区分されており、それぞれに応じた税金がかかることになります。

この予想外の発表は、もちろん大反響を引き起こしています。2016年3月17日付のテレグラフ紙は、

  • この砂糖税がコカ・コーラやファンタだけでなく、ジン・トニックにもかかると知って怒っている人々もいる
  • 怒り狂った人々は、ジェイミー・オリバーのウェブサイトで、砂糖の多いレシピをくまなく探している
  • 現在、ソーシャルネットワークにおいても、「ヘルシーフードだと?笑わせるな!」といった激しい批判とともに、ジェイミーのレシピ本からの写真が次々と投稿されている

と書いています。

これからだって、俺は缶コーラを楽しむね。ま、エナジードリンクを子供に売るのはやめさせた方がいいな。あれは良くない。
私が甘いソフトドリンクを飲みたければ、砂糖でいっぱいだろうが何だろうが、私は買います!

いかがでしょうか。皆さんはどう思いましたか?言うまでもなく、何が理由であっても増税は歓迎されませんよね。が、ここに挙げた人々の反応に、私自身はその国民性を垣間見た気がしました。

健康のためにどれだけ譲歩する気があるか。健康でありたい、けど好きなものを食べて楽しみたい、そのバランスをどう取るか。

日本人との意識の違いを感じると同時に、ふと頭の中で『自分に甘い』という日本語表現がよぎったのは私だけでしょうか…

(参考)http://www.huffingtonpost.co.uk/2016/01/26/who-sugar-tax-child-
obesity_n_9077206.html
http://www.theguardian.com/society/2016/jan/25/childhood-obesity-
commission-world-health-organisation
http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/12196452/Jamie-Olivers-sugar-tax
-criticised-as-people-point-out-the-high-sugar-content-of-his-recipes.html
http://www.nwemail.co.uk/news/barrow/Evening-Mail-debate-Will-a-sugar-
tax-make-a-difference-to-Britains-obesity-problem-c94969bf-dc06-4957-
9e31-21e2a7b255b8-ds

砂糖税の発案者がジェイミー・オリバーだったなんて。甘党の人達から嫌われるだろうなぁ。コメント見てても、もう中毒になっててヤバい。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2016年8月2日 10:48 PM

    「デブが多い」→「そうだ砂糖を禁止しよう」とか、安易な悪者作りと排除の短絡思考は危険だぞ。
    肥満は減らず昔ながらのケーキ屋やパン屋の大量閉店を招き、大企業だけが儲かる結果になるんじゃないか?
    EU離脱の件といい、全然こりてないな、この国

  2. 日本の名無しさん
    2016年8月2日 11:11 PM

    食に関しては日本という環境、アジアである事に感謝してる
    あちらは大量の砂糖と塩、油で料理を誤魔化してる部分も大きいんだよな

  3. 日本の名無しさん
    2016年8月2日 11:14 PM

    つーか、なんでお菓子を食べる時に甘い飲み物とか飲むんだろう。紅茶も砂糖無しの方が旨いと思うんだけど。

  4. 日本の名無しさん
    2016年8月2日 11:22 PM

    ※1
    そこまで事態は逼迫していると見るべきだろう。それだけ、この問題を放置し、先送りをしてきたツケってやつだな。
    まぁ、急進的な変革は必ず保守の抵抗を受けるものだが、成果がでれば必ず支持者は増え時とともに抵抗は沈静化する。
    中途半端な妥協案では、解決に結びつかないことも多い。そりゃ妥協案=折衷案なんだから当然だわな。

    それに、企業に気を使ってばかりじゃ政治はできない。規制には企業努力で対応するものだ。日本人はそれができないから、ブラック企業が増えるんじゃないか?規制はチャンスでもあるのだから。

  5. 日本の名無しさん
    2016年8月2日 11:31 PM

    薬の副作用でもさすがに100キロ以上にはならないと思うんだけど…

  6. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 12:33 AM

    生クリームにはお砂糖入れないお国なのにねえ
    甘い物は極端に甘いね

  7. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 12:45 AM

    砂糖税は何カ国かで導入されてるが、今のところ目立った成果はない…というか肥満対策は建て前で、単に増税目的らしい。

  8. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 1:20 AM

    甘い物は大好きだけど健康に気をつけていれば太ることは無い。余程自己管理能力が無い人じゃなきゃ食べ過ぎで太るって起こらないと思うんだけどなぁ…

  9. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 1:51 AM

    課税税を作って
    庶民が国家から金を取れるようにしましょう

  10. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 1:52 AM

    イギリス人はアメリカ人のように食べる量が多いって感じはしないな。
    やっぱり質が悪いのかな
    野菜が少ないし(種類が少ない)ね。
    スーパーで売ってる甘いお菓子は日本の二倍程甘いけど、量は多くないんだよね。

  11. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 6:57 AM

    砂糖から人工甘味料に換えるのは間違いないだろうね

  12. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 7:01 AM

    タバコの喫煙率下がったら、砂糖税くるぜ?w
    健康とは人生をつまらなくする

  13. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 8:04 AM

    摂りすぎた砂糖と油の塊が腸を塞いで排泄できない子供とかがいる国だもんな。
    対策は必要だよ。

  14. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 7:46 PM

    禁酒法の二の舞だな

  15. 日本の名無しさん
    2016年8月3日 10:36 PM

    砂糖だけじゃない、揚げ物、スナックにも課税しないと解決しない

  16. 日本の名無しさん
    2016年8月9日 10:50 PM

    明らかに少数派であろう「薬の副作用で肥満になった人」を例に引き摺り出すとことか
    まぁ外人※大半に言えることだけど正に「脳脂肪」
    いいんじゃないの?好きなだけ太れば

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