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誘拐犯に間違えられた!自分の子なのに怪しまれるイギリスの国境

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悪いこともしていないのに、入国審査官の前では緊張してしまい、早く終わってくれればいいのにと思っている人も多いのではないでしょうか。何事もなく、気持ちよく次の目的地に行きたいものでしょう。

親と子供が違う姓

ところが、イギリスでは国境を越えて、海外へ行こうと思っている数十万もの両親が、自分の息子、娘の誘拐を疑われて、イギリス国境で足止めを食らってしまっているという、ちょっと信じがたい事が起こっています。

そもそも、この原因は、イギリスの古いパスポート管理体制のせいで、子供たちの親とは異なる姓を認識できないことで引き起こされているのですが、多くの無実の親たちは、この不運とも思えることに耐えているようです。そして、この件の要因になったのは、特に女性の再婚、結婚生活を始めても旧姓のままでいるなどして、多くの親や子どもたちが、同じ姓を共有していないという、この社会的変化がこのような事態を更に悪くしていっているようです。

混乱に終止符を打つ

そこで、内務省はこのような事態を回避するために、移民局の職員に子供の誘拐、人身売買を審査する義務を課しており、親に対しては、海外旅行をするときには、彼らの関係を証明する書類を持参するよう助言しています。

1990年代に導入された子供たちのパスポートには子供の頃の名前、日付、出生地が記載された一覧のみです。そこで議会では、このような混乱に終止符を打とうと、両親や保護者の名前を18歳まではパスポートに記載するとうい運動が起こっています。

では、実際にどのような事例があったのか見てみることにします。

何故、コレット・マッキントッシュはイギリスのガトウック空港で足止めされてしまったのか?

誘拐犯だと疑われてしまう

コレット・マッキントッシュは自分の子供たちと、スペインのマヨルカ島での休暇からの帰途で、国境職員から事情聴取を受ける羽目に、というのも、彼女が子供たちを誘拐したのではないかということでした。息子のハリーと娘のアナスタシアは姓が異なっていました。それは、マッキントッシュ夫人は再婚していたからです。

この事件は、2年前に、当時16歳の義理の娘で以前の親の姓を持つイザベラ、当時14歳のハリーと12歳のアナスタシアとガトウック空港に着いた時に起こったものです。

彼女は入国審査官に彼らが本当に自分の子供たちの母親なのか証明するよう、引き留められたのでした。

この時のことを夫人は、何百人という人たちが、私のことを疑いの目で通り過ぎていき、本当に嫌な思いをしたと語っています。

不公平を無くすには

現在、47歳の夫人は、イギリスサリー州コブハムで個人秘書をしていますが、彼女は例の一件後、子供たちと旅行をするときは、彼女の元夫からの手紙を持参しなければなりません。これに対して夫人は、子供たちと旅行する度に、元夫からの許可が示された手紙を持参しないといけないなんて、馬鹿げていると。

離婚してもお互いに良い関係を私たちは保っているけれど、そうでない関係の人たちもいるのでしょうと。そして、子供たちと姓が違うとうことで、このような仕打ちを受けなければならないのは、変だと。最後に彼女は、パスポートに有効な情報をちょっと載せるだけで、この不公平さは是正されるのではと考えています。

新たな被害を出さないための取り組み

親が子どものパスポートに自分の名前をのせることができる「ペアレンタル・パスポート・キャンペーン」を提唱したヘレン・ペリーは、この問題を解決するために、ルール変更を促すよう内務大臣であるテレサ・メイのサポートを得ようと3人の閣僚を含む下院議員に会う予定です。

ペリー夫人には16歳のマーカス、14歳のサラ、10歳のテッサの3人の子どもの母親であり、同様の経験をしており、それを機に行動を起こそうと決意したのです。

現代のイギリスは、同居や結婚していない両親と住んでいる何百万もの子供たちがいる異なる家族形態から成り立っています。だから、異なる姓をもつ親たちは、国境を超える時に、あのような嫌がらせや遅れをこうむってしまうのです。

世論調査会社のYouGovによると、18歳以下の子どもがいる親の30%が子供たちが両方の親の姓を共有していないということがわかっています。このような人々が海外旅行をする際に、1度は入国審査で本当の親子なのか引き留められることがあります。

そして審査官に疑われると、その関係を証明するのに7つの書類を示さなければならず、このようなことを変えていこうとするキャンペーンが起こっているわけです。

これに対して内務省は仕組みを変える予定はないと言います。何よりも大切なのは、子供たちを誘拐や人身売買などから守ること、そして、その為には国境職員が親子関係を尋ねるために引き留めることも当然起こりうるのです。

以下はこの記事に対する反応です。

何万もの不法入国者が偽造書類をもって入ってきても、止められないように思えるけど。
私たちの両親は問題ないと思うわ。ばかばかしい!
後悔するより、安全な方がいいもんね!
当然子供たちは両親のパスポードで以前は旅行してたけど、何らかの理由でなくなっちゃったよね。事態は改善されているように思えないけど。
僕の妻は姓の違う孫娘を連れてスペインに行ったんだ。出国するときには、何も聞かれなかったのだけど、入国するときに質問を受けたんだ。多分英国国境局は子供たちを両親のもとへ返そうと思ったのだろうね。
↑ うちも同じだよ。休暇に娘を連れてたのだけど、出国の時は何も聞かれなかったね。入国では聞かれたけど。出国のときも尋ねるべきじゃないと思ったけどね。
↑ ほとんどの国は、出ていく人より入ってくる人たちに対して注意深くなるんだろうね。
子供たちの安全が一番なんて、良いことだよ!
↑ ちょっと違うな。イギリスに入国する時だけチェックされて、出ていくときは、子供連れでも、もし彼らの子どもじゃなくたって、チェックされないような感じがする。
良い考えだと思うよ。私は娘がいて一度質問をうけたけど、娘のパスポートに両親あるいは保護者の名前を記載しておいたから、時間もお金も節約されたけど。
別に問題ないと思うけど。国境管理局はきちんと仕事をやってくれていてうれしいよ。
↑ ガトウックとヒースロー空港の国境管理局の人たち見たことあるのか??(大爆笑!)
君たちの子どもの安全を守ろうとしてやっていることなのに、当局を責めるなんて、目を覚ませよ!
↑ でも、彼らはどの子供の安全も守ってないよ。イギリスに入国してくる子たちだけチェックしてるだけで。誘拐される子のほとんどはイギリス国内で、その子たちを出国させようとしてるのに、出国はチェックされない。
10年前に私もイタリアで娘と同じ経験をしたわ
こんな警戒心を強くもった国境管理局の人たちがいてうれしい。
文句言うのをやめたら。私にも子どもがいて違う姓だけど、深刻な状態になる可能性があるぐらいなら、喜んで質問を受けるわ。
でも、不法入国者は止められないんだ?!変なの
素晴らしい予防策だ。お見事。
もし、自分の子どもが誘拐されたら、この取締りをきっと歓迎するだろう。最悪なことが起きることを考えれば、ごちゃごちゃ言うことはやめよう。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-2629266/
Parents-stopped-Britains-borders-officials-
think-theyve-kidnapped-children.html

親と子の姓が違うだけで誘拐と間違えられるのは、なんか面倒な気もするが、万が一の場合を考え対応してくれていると思えば仕方ないかもしれない。イギリス人のコメントを見て、出国時は質問されないけど入国時は質問されたというのを聞いて、なんか違和感を感じた。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2014年12月23日 8:32 PM

    ファミリーネームの意味とは…。

  2. 日本の名無しさん
    2014年12月24日 5:44 AM

    自分の子供が誘拐された場合の事を考えれば許せるだろう

  3. 日本の名無しさん
    2014年12月24日 8:36 AM

    パスポートの問題じゃなくて、親と姓の子供がたくさんいることに戦慄した。

  4. 日本の名無しさん
    2014年12月24日 8:37 AM

    ↑抜けてた。
    親と姓の違う子供ね

  5. 日本の名無しさん
    2014年12月24日 12:22 PM

    これを嫌がらせと受け取る親もおかしくない?

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