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トルコの学校で生徒がボイコット!?父兄が激怒したバカらしい理由

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2016/06/20

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小学校のころから教室や校庭といった学校の掃除は自分たちでするものだと思っていました。いや、幼稚園の頃からですよね。あまりにも当たり前だったので、ほかの国でもそれが当たり前だと思ったのですが、どうやら違っていたようです。

学校が汚くてボイコット!?

ある日のトルコ全国紙「ヒュリエット紙」の記事を見て、考え込んでしまいました。見出しは、「父兄から学校の清掃に対する苦情」です。

シャンルウルファ(トルコの南東部、シリアと国境を接している県の一つです)にあるビリム小中学校で、掃除がされていないと主張する父兄の集団が、お昼ごろ学校の前に集まっていました。

3000人近い生徒が通う学校で、スタッフとして働く人たちの数が少ないのを理由に生徒たちに掃除をさせているのはけしからん、というのです。

父兄たちによると、

「この学校では、先生たちが子供たちにトイレ掃除をさせたりするんです。学校があまりにも不潔なので、子供たちはトイレに行けないほどなんですよ。この状況が直らない限り、子供たちを学校に行かせないことにしようと思っています。ボイコットするしかないということです」

このニュースに対して、トルコの人々からはこういった反応が寄せられていました。

“モスクに靴を履いたまま入った”と言って、信仰心を使って同情心をあおろうとする人たちに聞きたい、明日を担う子供たちの教育が行われている学校が、どうして清潔にならないのでしょうか。
子供たちが病院に運ばれるような状況なら何とかしなくてはならないでしょう。
まったくだ、学校なんだからちゃんと教育をしてほしいですね。
教育を取り巻く状況は良くないかもしれない、多分みんなそう思っているでしょう。でも、何よりも大事なのは清潔さです!!!
清潔さは基本だ、掃除は確かに重要です。
確かに子供たちにしつけがされていないんです。でも、学校も十分とはいえません。
お母さんたちが掃除をするわけにはいかないのでしょうか。
学校にはお金がないんですよ。どうすればいいのか何か良い提案はないのですか、父兄諸君。
生徒一人について10リラずつ集めればいいという人もいるけれど、国立の学校なんだから、国が見るべきです。どの家にもお金があるわけではないんですから。
政治のせいで、未だに就労支援機構が動いていない状況があるんです。学校が汚いのも当然ですよね。特にあの学校は、掃除をするお金もないし、父兄には生気がないから大変です。

子供たちはトイレ以外のところで用を足してしまっている、子供たちのトイレ教育がなっていないんですよ。あの学校の先生たちに神の助けがありますように。

トイレ教育は家のしつけだと思うのですが。
現実に、学校がどれほどの惨状なのかを見ようともせずに、離れたところで無駄話をするのはやめましょうよ。わかったような口をきくのなら、この学校に行ってみて、どういう状況なのかを確認してから話しましょう。掃除をする人もいないし、先生たちも、赴任してきても次から次へと逃げ出してしまうだけ…
僕も教員ですが、この状況なら働けないかもしれません。
学校には掃除夫がいない、これは現実です。まだ、掃除夫をどうするかすら決まっていないかもしれない。けれども、生徒たちは学校でごみ箱や、トイレにある手桶とかに用足しをしてしまっている。こんなことがあっていいのでしょうか。ウルファは変わってしまった、子供たちのしつけが全くできていないんですよ。
まだ赤子のような子供たちを学校に入れたらこうなるのも無理はないでしょう。赤ちゃんが、トイレじゃないところでもしちゃうのと同じことです。まず教育を、一番上からし直さなきゃ。
カヌニ・スルタン小中学校もひどいです。教育省は、どこに行ってしまったんでしょうか。管轄外の学校をとやかく言う前に、自分の管轄下の学校を何とかしてほしいです。臭いもひどい、生徒も先生も可哀想です。
この学校の状況を本当に理解している人はほとんどいません。普通の教室というのがないんです。他の学校は最大でも40人学級なのに、ここでは70~80人が一つの教室にいて、3、4人掛けをして座っています。

学校は掃除がされていないだけではなくて、水もないんです。偉い人たちが、父兄の文句に耳を傾けてくれて、何とかしてくれることを願います。

学校には一人も掃除夫がいないんでしょう、校長先生にトイレ掃除をしろっていうのでしょうか。
まずは、自分の子供たちに清潔さを教えましょう。子供たちに、道にごみを捨てないとか、トイレはきれいに使う、とかを教えたら、学校でも掃除の問題はそれほど起きないと思います。学校には予算がないし、働く人もいないし、解決策を出す人もいないのですから。
学校ではごみだけが問題じゃないんです、食中毒になるかもしれません。ちゃんと監査をしなくては、特に給食に関しては毎回検査をすべきです、校長たちが。

こんな環境で勉強できるの?

ニュースを読んで、3000人の生徒数って、とか、トイレ掃除をさせられたからって文句を言うなんてと思ったのですが、反応を読んで日本に生まれてよかったとしみじみ思いました。

ニュースになっているくらいですから、この学校は特別なのかもしれませんが、まず学校に通っている数があまりに多すぎます。

小中学校ですから、8年生まであるのだと思いますが、平均すると一学年が400人。反応の中にもありますが、 70~80人学級で、椅子に3人から4人が座って授業を受けているとか。せめて、この椅子が二人掛けであることを願います。

日本では、少子化のためあまりこういった問題はないかもしれませんが、あったとしても生徒の人数に応じて、学校の教室や先生が配備されるでしょう。

学校は、校舎や設備というハードの部分と、先生や働く人たちというソフトの部分、両方が必要です。それらを、必要に応じて配分する必要があるのではないでしょうか。

状況が悪い状態が続くために、今年来た先生が、翌年には辞めてしまう、という反応がありましたが、先生がいないと、さらに少ない先生で学校を回していかなくてはならないという悪循環にはまるのは、特に教育現場ではつらい話だと思います。

みんなで掃除をすればいいのに…

予算もなければ人もいないという反応がありました。記事の中で、父兄たちは子供に掃除をさせていると怒っていました。

でも、日本に生まれ育った私には、最初何を言いたいのかがわかりませんでした。 3000人生徒がいるのだから、日本で当たり前になっているようにみんなで掃除をしたら、あっという間にピカピカになりそうです。

というのも、トルコの人たちは基本的に綺麗好きなので、お家の中はピカピカという人が多いのです。家を掃除するように、学校を掃除したらいいのに。

日本では、自分たちが掃除をするのが当たり前という状況が前提にあるので、学校の掃除をすることに抵抗がありません。自分たちで掃除をするので、できる限りきれいに保とうと無意識のうちに振る舞います。

学校の掃除、面倒だと子供のころには思っていましたが、当たり前のように、ごみのポイ捨てをしない、とか、みんなで使う所を汚くしないようにする、とか、トイレはきれいに使う、といった良い習慣を身につけることができていたんだなと気づきました。

(参考)http://www.hurriyet.com.tr/velilerden-okul-temizligi-tepkisi-
40006316
http://www.sanliurfa.com/urfada-velilerden-okula-temizlik-tepkisi/
1671492323/
http://www.mynet.com/tv/sanliurfada-velilerden-okul-temizligi-tepkisi-vid-
3425531/

国民の価値観を変えるには教育から変えないといけないんだと思う。どこからか親の世代と線引きして学校の教育を変えるよう政府も協力してほしい。

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