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3000匹以上の猿に支配された街!?猿への貢物は4トンの野菜やフルーツ

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2015/09/10

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タイのロッブリー県では毎年11月に「モンキー・ビュッフェ・フェスティバル」が開催されています。

約4トンの果物、野菜、お菓子、飲み物などの山盛りのご馳走をお寺の前に用意し、この地域に住む約3,000匹もの猿におもてなしをします。このお祭りは、世界でも最も風変わりなお祭りの一つとされています。

年に一度のモンキー・ビュッフェ・フェスティバル

世界には猿のためだけの特別なお祭りがあることを知っていますか?

タイの首都バンコクから北に約150キロ離れたロッブリー県では、毎年11月の最終日曜日に猿のためにご馳走を用意する「モンキー・ビュッフェ・フェスティバル」と呼ばれるお祭りを開催しています。

この日のために近隣や遠方から来た人たちが果物や野菜、ケーキやお菓子を数時間かけて用意します。ご馳走はお寺の前のテーブルに山盛りに置かれ、この地域に住んでいる3,000匹以上もの猿たちをビュッフェ形式でもてなします。

猿たちは、色とりどりのご馳走を目の前に最初は不思議そうに眺めているだけですが、これらは自分たちのために用意されたものだと徐々に気付き始めます。

慣れてくると、食べ物が並んだテーブルの上を駆け巡り、あるだけの食べ物を口に詰め込みながら、興奮して飛び回ります。氷の中に入れたデザートも用意され、猿たちは氷の中に手を入れてデザートを取り出そうと必死になる様子も見られます。

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出典:http://www.weather.com/travel/news/monkey-buffet-thailand-photos-20131105

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2140920824305324201

このお祭りでは猿にご馳走を用意する以外にも、猿にちなんだパレードやイベントが多数実施されます。猿の格好をした若者たちが音楽やダンスを楽しんだり、猿のコスプレやマスクをかぶったり。特徴的な猿の彫刻もお祭のために街に飾られます。

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出典:http://www.theguardian.com/world/gallery/2009/nov/29/animals-thailand

猿のおかげでにぎわう街

お祭りのメイン会場は、プラ・プラーン・サーム・ヨートという10世紀のクメール王朝によって建てられた仏教寺院の遺跡です。

三基の仏塔がありカンボジアのアンコールワットによく似ていることでも有名ですが、今ではすっかり猿の縄張りになっています。

ロッブリー県は「猿の街」というニックネームが付けられ、お祭りがない時でさえ寺院の周りには猿がたくさんいるので、猿の餌付けも観光の一つとなっています。

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出典:http://ushirogata.com/travel/post-947/

モンキー・ビュッフェ・フェスティバルは、1989年に地元の実業家が始めたものです。

実業家が経営しているホテルに、猿のロゴを使ったことがきっかけで事業が好転しました。そこで猿たちにお礼をしようと考え、お供え物をささげたのがこのお祭りの始まりです。

現在では毎年数千人の観光客が、猿がお腹いっぱいご馳走を平らげる様子を見るために訪れるようになり、タイの重要な観光資源となっています。そのためこの地域では猿は幸運の象徴だと考えられています。

日本の観光地で猿の被害がニュースになることもよくありますが、この地域の猿もかなり人馴れしていて、平気でいたずらをしてきます。人によじ登ったり、持ち物や食べ物をとったり、飛びかかってきたりなど・・・。

これほど多くの猿を間近でみる機会はめったにないので、ついつい近づいてしまうかもしれませんが、この地域を訪れる際には十分気をつける必要がありそうです。

タイは世界中から観光客が訪れる場所ですが、世界の旅行者の反応はいかがでしょうか。

猿が多すぎてとにかくびっくり。寺院の周りにもたくさんの猿が走り回っていて、ちょっと油断するとカメラや携帯電話を取られてしまう!バナナを持って歩いたら一瞬でなくなっちゃう。
まるでグレムリンの世界みたい。かわいらしいけど、時々小悪魔みたいに悪戯をするところが特にそっくり。猿が好きな人にはぴったりのイベントだね。
全く人を怖がることなく近づいてくることにびっくり。地元の人も慣れていて、猿を自分の上に座らせている人もいた・・・。噛まれたら大変なのに、彼らは気にしないの?
とにかく猿しかいない街。猿以外は何もなし!
寺院に入った途端、油断すると猿が飛びついてくる。長ズボンは必須・・・。
猿がこんなにおもてなしを受けるなんて本当に変わったイベントだなぁ。
餌付けをしようとしたら躊躇なく猿が体に乗ってきた。持ち物だけは気をつけないといけない場所。
猿と人とが一緒に生活をしているおもしろい場所だった。
こんなにたくさんの食べ物を与えられて、猿は病気にならないのだろうか・・・。
ぐびぐびコーラを飲んでいる様子がかわいい。
ちゃんとえり好みして食べているのが、小憎たらしい!
食べ過ぎて苦しそうな猿もいて、人間と同じだな。
猿がそこら中にいて、かなり賑やか。
猿が食べ物を興奮しながら楽しんでいるのは見ていて楽しい!
こんなにたくさんの猿をみるのは滅多にない貴重な経験だったな。
猿にとっては最高の日に違いない!
実業家が始めたイベントというのがおもしろい。

猿のためにもこれだけのご馳走を用意して毎年おもてなしをするなんて本当に驚きの文化です。寺院が祭りの会場になっていることから宗教的な儀式を想像してしまう人も多いと思います。

しかしこのお祭りには宗教的な意味合いはなく、一人の実業家が始めたものが現在は重要な観光資源として実施されているというのは非常に興味深いです。

世界で行われているイベントやお祭りも、私たちが知らないだけで、観光目的で行われているものも意外と多いのかもしれません。

今後の課題は猿被害

ロッブリー県を訪れる観光客の間でも最近結構話題とされているのは、やはり猿の被害です。対策としては、猿を追い払う道具を使ったり、追い払う係の人がいたりというレベルのことしか行われていないようです。

観光地として世界中の人にアピールするのであれば、大きな事故につながる前に猿に対する安全対策は多少考えたほうがよいのではないでしょうか。

猿被害は日本でも一時期ニュースで話題になっていたように、日光では餌付けにより人間慣れした猿が山から里に降りてきて、人の食べ物を盗んだり、襲ったりするという被害が多発していました。

この被害を減らすために、日光では「餌付けを禁止」する条例が制定されています。

タイで餌付けを禁止してしまっては、このお祭りそのものがなくなってしまいますが、伝統を大切にしつつ人間と猿がいい関係を長く保つためにはどうすればよいのか、考える必要があるのかもしれないですね。
                    
(参考)https://en.wikipedia.org/wiki/Monkey_Buffet_Festival
http://video.nationalgeographic.com/video/lopburi-monkey-festival
http://festivalasia.net/festivals/Monkey-Buffet-Festival-2015.html
http://www.asia-network.net/Festival/Festival21.htm
http://matome.naver.jp/odai/2140920824305324201
http://holidaybays.com/monkey-buffet-festival-experience-thailands-unique-
festivity/
http://www.weather.com/travel/news/monkey-buffet-thailand-photos-
20131105
https://www.risvel.com/news/1064
http://www.festivals-holidays.com/the-annual-monkey-buffet-festival-in-
thailand/

猿の街なんて、日本だと猿が人を襲ったとかときどきニュースになるので少し恐いイメージがする。ここの猿はとても穏やかで、タイっぽい感じがする。国柄、猿柄?出てるのかな?

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