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日曜は働いちゃダメ!スイス人はこの状況をどう考えているのか

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日曜日といえば、日本では、友人同士でショッピングを楽しんだり、家族でスーパーに買い出しに行ったりする日、店側にとっても「かき入れ時」というイメージがありますが、ヨーロッパのほとんどの国では日曜日に買い物ができません。土曜日でさえ、町にもよりますが、大抵は16 時頃には閉店してしまいます。

たとえばスイスでは、日曜日にどうしても買い物をしなければならない場合、電車に乗って、例外的に開店許可されている大きな街の駅構内の店までいくか、あるいは町外れのガソリンスタンドまで車を走らせ、スタンド併設の小さな売店を利用するかの2つに1つとなります。

日曜日に働いてはいけない!?

スイスの労働法では、少数の例外(大都市の駅構内の店や特別な観光地)を除いては、宗教的な慣例や労働者保護の観点から、小売店の従業員を日曜に労働させることが禁じられているのです。例外的に開いている少数の店に関しても、労働組合やキリスト教団体からは常に根強い反対があると言われています。

直接民主制をとるスイスでは、実はこれまでに何度も、州レベルで小売店の日曜労働の自由化の是非を問う国民投票が行われたのですが、そのほとんどが否決されてきました。

たとえばスイス最大の都市チューリッヒでも、2012年6月、小売店の日曜労働の自由化をめぐって国民投票が行われたのですが、圧倒的大差(反対票7割)で否決されています。

そんな「小売店の日曜営業」について、スイスの大衆紙が、読者に広くコメントと議論を求めました。寄せられたスイス人読者の声は…

せっかくの夜の時間や日曜を、他人のために労働することに費やしたいなんて思ってる人間がいるなんて、まったく信じられないよ!
今でさえ子育て中の母親たちは夜8時まで働いたりしてるのに、このうえ休日まで働かせるなんて間違ってる。なんでも消費者優先、効率優先にすればいいってものじゃない。こんなことを認めてしまえば、社会が安っぽくなってしまうよ。
私は小売業の人間だけど、日曜営業したところで実際の儲けはあまりないのよね。日曜に店を開ければそりゃ人は来るけど、それは、暇をもてあまして冷やかしにくるような人たちだから。雇用者に日曜出勤をお願いするのも理想的じゃないし。だって、雇用者たちにだって、自分の家庭生活、社会生活があるんだから。
日曜営業させるかさせないかなんて、それぞれの店に決めさせることにしたら?州や国で決めることじゃない気がするんだけど。労働者には労働時間制限を定めた労働者保護法があるし、店舗の騒音については騒音防止法があるし、それらでもう十分なんじゃない?それぞれが利益率を考えて決定すればいいことでしょ。
スイス住民にとっては日曜営業なんてまったく必要がないというのは、はっきりしてる。けど、旅行者にとっては日曜にスーパーでちょっとした軽食が買えたら、どんなに助かるだろう!この国のレストラン料金は法外だからね。
いちど小売店で日曜営業し始めるようになったら、社会の要請が、次は、銀行とか郵便局とかにも向かうことになるだろう。そして一般の会社もやがてそうせざるを得なくなると思うね。そんなの絶対反対だよ!
スイスもやっと、北米やアジアのように日曜営業する時代になったんじゃないかな。みな、労働者の「休む権利」ばかり主張しているけど、日曜や夜間に働きたい労働者だっていると思う。なのに彼らの「働く権利」については誰も言わない。
私たちの国は、未だに中世を生きてるよね。いつ営業するかくらい、いいかげん、それぞれ自分で決められるようにしてほしいわ。
私は日曜営業解禁に賛成!子持ち家庭なら、夫婦の片方が帰宅して家にいる夜間や日曜にもう一方が働きに出られたら、経済的だし、いいと思う。だってそれならベビーシッターを雇ったり幼稚園に入れたりする経済的余裕のない家庭でも、無理なく「共働き」できるでしょ。
日曜にスイスを訪れる観光客が、小売店の日曜営業を希望する気持ちはわかる。でも、実際、それ(観光客)以外に日曜営業なんてする理由があるだろうか?10年前までは、どこの店でも18時か19時前には閉店していたが、誰もそれで飢え死になんてしなかった。
俺はアメリカに20年住んでたけど、あそこじゃ週7日、毎日24時間営業が普通だった。アメリカ人はそれに慣れてしまってるから、スイスの石器時代的な法律なんて、話したって誰も信じてくれないくらいだ。
スイスには仕事にありつけなくて困ってる奴もたくさんいる。そういう奴らにとっては、日曜や夜間に働けたら、願ってもみないことだと思う。
夜間や日曜の営業なんて、大規模スーパーやデパートだけの話だ。従業員が3、4人しかいないような小さな商店街の小売店にとっては、ありえない話だよ!なんでも「自由化」したがるのが今の流行のようだが、理性の範囲内でお願いしたいね。
営業時間の自由化には絶対反対だ。現状のままで、何一つ不満はないからね。他国がそうだからって、スイスが同じことをしなくちゃならないなんて理由にならない。日曜に店がやってなくたって、この国は、世界中からの観光客で溢れてるじゃないか。観光客だって「郷に入れば郷に従え」だ。
人間は週7日、1日24時間、ひたすら消費活動するために生きているのか? もっとまともなことをする時間が、強制的にでもあったほうがいいと思う。
日曜日は静かに過ごす日だ。エンターテイメントに興じる日じゃない。
「自分の好きな時間に買い物したい」だって?あんたらは王様か?エゴもいい加減にしろ。店で働く人間の家庭生活を少しは顧みてものを言ってくれ。
日曜や夜間まで営業してくれとは言わないが、せめて11時〜14時の「昼休み」は短縮してほしい。一体どれだけ休めば気が済むんだ!

コンビニエンスストアや夜遅くまで営業するスーパーがあちこちにあり、欲しい物が欲しい時にすぐ手に入る日本。とくにヨーロッパ旅行から帰って来た日本人は、「お客様は神様」というほど無私に徹した日本流の営業時間やサービスに、「やっぱり日本は便利だなぁ」と感じるのではないでしょうか。

(参考)http://www.blick.ch/news/wirtschaft/debatte-
lasst-die-laeden-laenger-offen-id26855.html
http://www.blick.ch/news/wirtschaft/debatte-lasst-die-laeden-laenger-offen-id26855.html

お店が土曜に早く閉まったり日曜休みだと、いったいいつお客さんが来るのか不思議に思う。お店で働いている人は、その法律で嬉しいのだろうか?スイス人のコメントを見ると、日曜に営業してもそんなにお客さんも来ないっぽいので、特に問題はないのだろうか。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 1:53 AM

    こういうのは法律で縛ることじゃないと思うけど、他国の文化だからどうでもいいよ

    ただ、旅行で行くときには気を付けないと酷い目にあうな

  2. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 2:14 AM

    日本もこうなるべきなんだよ
    すき家のワンオペなんて、日本の過剰サービスの弊害の最たるものでしょ
    上のバカはなんのために労働法規が存在するかわかってないみたいだけど、そこがまぁ日本人らしいっちゃらしいかな

  3. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 3:58 AM

    働きたくないだけのクズニートが安逸を貪れるのは俺たちが休日や深夜にも懸命に働いて日本を豊かにしてるからなんだけどな

    少なくとも日本の場合は労基法を増やしたり厳しくするより、労基法の施行や摘発を厳格化すべきなんだがクズニートやサヨバ力には分からないだろうね

  4. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 10:03 AM

    ニートは問題だけど、社畜であることに誇りもってるやつはただのバカだな
    必要性より必然性から休日や深夜に仕事はわかるが、サービスの過当競争の被害にあうのは従業員で、それは規制しなければどんどんエスカレートする
    なぜなら、消費者は自己の利益のために会社を倫理で選ばないから
    現実にはっきりしてることなのに、バカウヨには未だにこれが分からんらしいな(笑)
    これは企業の首も絞めるので、マクロ経済的にも全くよくない
    コンプライアンスも監査も当然大事だが、現行の労働法規も全く十分ではない
    ただ、なにより足引っ張ってるのが、日本人全体の社畜意識とアホな真面目さ
    社畜は労働時間に優越感を覚え、それが効率的と思いこむほど教養がなく、仕事がなくても定時まで会社にいたり、だらだらやったり居眠りした分サービス残業したりして、それで頑張ったと思い込む
    愚かすぎるだろこんなの
    ブルーカラーは必死にやってるかもだが、ホワイトカラーで効率的な現場は見たことがない

  5. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 10:58 AM

    日曜働いたら平日休めばいいじゃん

  6. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 3:48 PM

    ※4
    まあそんなに顔真っ赤にしてないで落ち着けよ、長いだけで内容が薄っぺらでバラバラだぞ

    あと未だにバカウヨとか使ってると千ョンだと思われるだけだぞ、まあ本当にそうなら仕方がないけどな

  7. 日本の名無しさん
    2014年12月8日 11:31 PM

    平日休むって発想はないのか

  8. 日本の名無しさん
    2014年12月9日 1:02 PM

    米6
    要点以外はしょってるからアホにはわかり辛かったろうな
    例えば宿泊施設、輸送、警備など、土日祝でも営業が望まれる職種は必然性があるといえるけど、小売や外食、建設、流通なんかは、休んだり限定的な営業でも問題ないだろ
    特に深夜営業はガンガン規制してもいい
    不買運動が消費行動をたいして抑制しないのは証明済み
    消費者は、そういうところは現実的
    つかバカウヨはだめでバカサヨに言及しないのはなんでなんだ?
    まぁ、チョンだなんだと思いたければ勝手に思えばいいよ(笑)
    あんたらは思い込みが激しくて、物事を自分の都合のいいように解釈するのが好きなんだろ
    因みにオレは韓国嫌いですけど(笑)

  9. 日本の名無しさん
    2014年12月9日 1:15 PM

    平日休むとかいうてるけど、年中無休は効率が悪く、実質的に平日分の売り上げを休日に分散させてるケースも多い
    深夜営業の飲食も赤字が少なくない
    つまり、その分のしわ寄せが必ずくるわけで、人件費削減によるコストカットを目論んで、組み込みの残業や休日出勤を強いるケースがすごく多いんだよ
    正社員は、健康保険や年金や賞与などの福利厚生費がかさむから、欠員あり状態で人を回そうとする
    だから、残業だらけ、休日出勤だらけの激務になる
    ひどいとサービス残業、それも労基法違反の発覚を恐れるが故に、証拠残さないようにサビ残にする会社すらある
    残業代払うと超勤時間の証拠が残るからな
    とくに、日本の会社は企業倫理が低いから、休みを与えないんだよ
    土日休業を法律で強制すれば、絶対に休みが生まれる
    つまり、企業にズルさせないための規制なんだよ
    つか、ここはニートばっかなのか?

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