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4人に1人は失業者!あのスペインが失業率第4位ってどういうこと?

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スペインの失業率が高い!ということが話題になっています。2012年の統計で26%と4人に1人が失業、世界で第4位という結果です。

1位から3位までは無視されて、4位のスペインが注目されてしまうのはやはりEU先進国の看板を背負い、かつては列強国の一つとして世界を股にかけてきた国ですから、「え、あのスペインが!なぜ?」という反応なのでしょうか。

高失業率としてギリシャも入っていますが、「最近、政治も乱れているし、紛争もあったしね。しょうがないね」とか……ちなみに日本は4.03%で第92位。なんだかんだ言っても、やっぱり日本は幸せなんですね。

ニートにひきこもりにパラサイト

特に若者の失業率60%というのも大変です。ところが、この現象はスペインだけでなく、イタリア、フランスでも若者の失業率が30%、40%と上がってきているのです。ヨーロッパ全体の若者が活力を失ってきているのでしょうか。

「ニート」「パラサイト」など、一昔前日本で活躍した言葉がヨーロッパでも使われ始めています。街をぶらぶらして、時には物乞いまでする若者たち、親の年金を当てにして、家でだらだらとテレビを見るなど問題はつきないようです。

スペインの失業率のニュースに世界の反応はすこぶる冷たいようです。当のスペイン人たちからはのんきな声が聞こえてきますが……

人々はアメリカの失業率が低くなったことを不思議がるだろう。でもそれはヨーロッパの失業率計算を使っているからだ。アメリカ式に換算されたスペインの失業率は6.7%。大したことではない。どうして人々はそう悲観的なんだろう?スペインの42.3%の人々は仕事があるという意味なのに。
スペインの若者はメディアで1年以上言い続けている。政府はかれらが充分な票を持っていないから、そんなに気にしていない。高年齢層は地位があるから、引退させるのはすごく難しい。

30歳以下か卒業したばかりで仕事をしていない人で野心がある人は、もう他国に行ってしまった。スペインは過去2年間で、特に高い技術を持ち教育を受けた多くの若者が移住してしまった。

パートを増やして、仕事を分け合ったらどうかな。もともとスペイン人は楽観的だから、ちょっと仕事をして、食べられるだけお金が貰えたら、満足するよ。
教育を受けていない若者の失業率、医療費の急上昇はスペインの大きな変化だ。他国が受けた危機の状態と類似している。
”若者の失業率”の話題なんてもう充分だよ。この統計はばかげているし、”衝撃の要因”としてはいいネタだ。大学で勉強している学生数に関しては考慮されていない。スペインでは多くの学生が奨学金を受けている。この記事を読んでいる人に聞きたいんだけど、18~25歳の間で働いていた人って何%いる?
BCCのドキュメンタリーで、スペインのこんな若者が同じ家に住んでいるのを見たことがある。テレビの前に座っているか、ただどこかに座っているだけだった。彼らは5年もそんなことをしていると言っていた。

かわいそうだけど、彼らは単になまけものなだけだ。もし10人友だちがいて、誰も仕事をしてなかったら、誰が働く気になるだろう。お金を稼げるかどうか分からない事業をするだろうか。でも、少なくとも何かしなきゃ。5年間のテレビ生活は頭をぼーっとさせるよ。

欧州全体がだんだん崩壊に向かっていて、政治家は若者のせいにするけれど、国のシステムに責任はないのか、と考えたことはないのだろうか。観光業に頼って、他に産業を作る姿勢はないのだろうか。若者だけの責任にできるのだろうか。
スペインとギリシャ経済は、社会主義教育システムやビデオゲーム、携帯で育った技術のない若者は必要ないと言っている。
スペインの子どもたちは結婚するまで家にいる。自活できないんだ。でも、親たちもお金がなくて…。外で泥棒するより安心じゃないのかな。
苦労に直面しているとき、目の前に誰がいるかは大した問題ではない。仕事を経験の機会を若者に与えられないシステムは暴力、激動、衰弱に陥る運命にあるだろう。
政府がスペインの無職の若者のためにいくら費やしているか分かっているのだろうか。働かなくても最低賃金と同じお金を政府からもらったら、誰が仕事を探すだろう?
彼らは一日中テレビを見ているんだ。ワールドカップもあるしね。仕事をしたいなら、そんな時間を削るべきだ。
数年前、わたしがスペインの観光業でフルタイムの仕事をしていたとき(大都市ではない)、わたしの給料は税金を含めて2,300ユーロだった。この仕事の経験は6年あった。

お金のためにスペインにいったわけではないけれど、EUの他の国、例えばドイツやオーストリアに比べて、外国人としては少なかった。わたしの友人はその会社での仕事はあるし、働くことは楽しいと言っていた。

スペインの若者の失業率は高い。それは彼らが”正社員”として、登録されることがないからだ。車を盗んだり、泥棒したり、薬を売ったり、犯罪して、お金を稼いでいるんだ。
教育を受けているスペイン人はメキシコで多くのチャンスがある。多くの頭のいいポルトガル人はブラジルかアンゴラに移住する。
彼らはテレビを消して、外に出て行くことが必要だ。たとえ仕事がなくても、何かできるはず。近所のお年寄りを助けるとか何かを修理するとか…年配の人は若者に技術や商売を教えることができる。

欧米では再びコミュニティが必要とされているんだ。そのためにはばかなテレビを消して、外に出て、人々と話すことが必要だ。お金持ちにはなれないかもしれない。でも、自分自身がよりよく感じられるようになるよ。

統計は単なる数字だ。自分が率先して、自分の目の前のことを解決していかないと、国は助けてくれない。
今スペインの若者はどんどん外国に行くことを考えているよ。がんばって高学歴や資格をとっても仕事がないからね。ドイツにでも行ったほうが未来があるよ。
個人的に攻撃的にならないように話すわね。ばかな経済を融合させた馬鹿な政府が馬鹿な投資をし、払えない借金をこさえて、スペインの経済を崩壊させたことを理解するのを忘れてはいけないわ。借金とは別にこの状態を何とかしようと努力はしているようだけど。

働かない若者が悪いのか?首を切る企業の責任か?

スペインには一旦正社員として雇ったら、簡単には首にできない規制があります。労働者を守るシステムですが、このため逆に簡単に首を切ることのできる非正社員がそのとばっちりをくっているのです。

観光業、建設業と浮き沈みの激しい産業に支えられているスペインで、その現象は如実に現れてしまいます。でも、なんだかこれって日本の派遣社員制度に似ていませんか??

(参考)http://www.zerohedge.com/news/2014-01-08/spain-youth-
unemployment-rises-record-577-surpasses-greece

スペインのコメントを見ると楽観的で最低限食えればいいやっていう人が多そう。EUの中でも暖かい地方の人は、価値観もそんな感じでわかりやすいなぁと思った。失業率はどこも高いけど、スペインみたいに4人に1人は失業者なんて、やはり特に多過ぎだ。

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