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街金のキャッシングは怖い?正しい知識と利用法を徹底解説!

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私達がお金を借りたいと思った時、そのキャッシング先の候補は、主に銀行か消費者金融になります。それ以外にもお金を借りるところはありますが、大抵はこの2つのどちらかを利用します。

銀行と消費者金融には、それぞれ大手と中小といった組織規模の違いが存在します。利用目的や審査の難易度が異なり、私達は自分の目的に合わせて利用先を選択します。

「街金」とは消費者金融の一種ですが、この名称はマイナスイメージが強く、闇金との区別がついていない人もいます。街金というだけで怖くて利用を躊躇ってしまう人も多いです。

今回は、この誤解されやすい街金のカードローンについて解説します。街金は適切な活用をすれば、便利な存在であることをお教えします。

何故、街金は悪いイメージを人々に持たれてしまったの?

十数年前まで、現在の消費者金融には3つの名称がありました。その業務内容や規模によってそれぞれ使い分けられており、利用者側のイメージも既に出来上がっていました。それが「サラ金」・「街金」・「闇金」の3つです。それぞれを知っていきましょう。

通称「サラ金」。現在でいう消費者金融のもとになる、大手の貸金業者と中堅の消費者金融の一部です。「脱サラ」という言葉が流行った時期で、「サラ金」とは、サラリーマン金融の略でした。つまり、貸金業者の利用者の大部分はサラリーマンだったのです。

「脱サラ」は、サラリーマンをやめて、貸金業者からお金を借りて事業を興す人を呼称したのが起源とされています。それと同時に、サラ金は女性などが手を出しにくい金融業者であるというイメージも出来てしまったのです。

サラ金と街金の違いとは?

当時、利用者にお金を貸す業者の大半はサラ金と言われましたが、その中でも特に高利率でお金を貸す業者を街金と呼びました。サラリーマンほど安定した収入がなくても借りられるので、サラ金という名称ではなく、「街金」と言われました。

街金という呼称の由来は、その営業事務所が市街地の中心にあることが多く、業者の看板を表(街の通りから見える場所)に出していない業者が多かったため、それらの業者を一括りにして「街の中心にいる金融業者=街金」と呼んだのです。

サラ金と街金の違いは、利用者に対して求める条件と金利です。サラ金は主な顧客のターゲットは安定収入があるサラリーマンです。そのため、銀行ほどではないにしても、金利は比較的安くお金を貸していました。

それに対して街金は、顧客ターゲットがもっと幅広く、収入も不安定な人が多かったため、お金を貸す際の金利は法律ギリギリ(この頃は利息制限法がなかったため出資法利率限界)に設定しており、高利貸しとは専ら街金のことを指していました。

闇金と街金はどう違うのか

サラ金よりも広い人に高い金利でもってお金を貸している街金ですが、それとはまた別の金融業者も存在していました。それが現在でも生き残っている「闇金」です。

闇金は、今まで紹介したサラ金や街金とは根本的に異なる存在であり、融資を断るということを基本的にしません。

闇金の基本理念は、「本来であればお金を借りることが出来ない人に違法な金利でお金を貸す」という点にあります。

いくら審査が緩い街金といえども、どうしても審査で弾かなくてはいけない利用者がいます。例えば、住所不定無職の人であったり、既に膨大な借金を抱えており、明らかに返済能力を満たしていない人だったりします。

しかし、闇金はそういった債務不適合者に対しても、躊躇なくお金を貸します。そして、違法に高い金利を課し、執拗な取立てを行い社会問題となったのです。闇金と街金の違いは法律的には、金融庁の営業登録を行ったか否かによって分けられています。

実質的な違いで言えば、闇金はどんな利用者にもお金を貸し、街金は最低限の条件を満たす者にのみ融資を許可していました。

法律がより厳しくなり、それにともなって取り締まりも厳重になった影響もあり、近年(2016年現在)では、こうしたあからさまな闇金はほとんど姿を消しました。さらに出資法から利息制限法に切り替わったこともあり、超高金利の貸金業者がほぼ全て無くなったと考えられています。

国民に誤解を与えた街金のイメージについて

法律的、実質経営的にも明確な違いがある街金と闇金ですが、一般市民は、この2つを同一視する人が多数いました。その最大の理由は、情報の不透明さです。

簡単に言ってしまえば、お金を借りることがない人からすれば、街金も闇金も「よく分からない金貸し」と一緒くたにされてしまったのです。サラ金はその名称が定着し、利用者も明確だったため差別化が出来ており、誤解を受けることはありませんでした。

ですが、表社会に目立たず、誰に貸しているのかも定かではない街金は、実際には違法ではないにもかかわらず、「よく分からない」という理由だけで、違法経営をしている闇金と同じような目で見られることになってしまったのです。

その結果、当時の街金と呼ばれていた中小消費者金融は利用者が激減、その多くが倒産・廃業に追い込まれました。次第に街金という名称は鳴りを潜め、現代の貸金業のもととなる「消費者金融」と、それ以外の違法な貸金業者である「闇金」に二極化したのです。

かつては「消費者金融」という名称ではなく、サラ金・街金・闇金という呼ばれ方をしていました。

サラ金と街金は合法ですが、闇金は違法で誰にでもお金を貸しています。お金を借りにくい人は、街金と闇金の区別をつけることが困難であり、そのため街金は多くが廃業に追い込まれました。

正しく理解しましょう!街金ってどんな消費者金融か解説!

さて、こうした情報の齟齬を理解した上で、現在でも使われている街金がどういったものかについて解説していきます。街金という言葉は一旦は使われなくなったのですが、サラ金が「消費者金融」と名を変える過程で、再び「街金」という言葉が使われるようになりました。

かつては闇金の一部と思われてきた街金ですが、国民の貸金業者へのイメージが変わる過程で、人々の知識も身につき、街金と闇金を同一に考える人の数はだいぶ減りました。

では実際に、街金とはどういったもので、何故消費者金融と呼ばれていないのかについて考えていきます。まずは「街金」が何を指しているかについてです。

街金という言葉は現代では何を指すのか?

昨今、消費者金融といえば、テレビのキャッシングCMなどでしきりに宣伝されている大手の消費者金融の名前が頭に浮かぶはずです。お金を借りたことがない人が想像する「消費者金融」は、メディアによって作られたイメージが主となるでしょう。

事実、「消費者金融で利用したいと思う企業はどこか?」ということを、借り入れについて詳しくない人に聞くと、大半の人は大手の消費者金融の名を答えます。他の小さい消費者金融のことを知らないのですから、当然でもあります。

しかし、例えば借り入れを過去に利用した人におなじ質問をすると、その人の債務状況によって、様々な貸金業者の名前が挙がります。返済に自信がない人が上げるその多くの企業が、CMなどではほとんど流れない中小の無名の消費者金融です。

「街金」とは、現在では、大手ではない無名の中小の消費者金融を指しているのです。街金は消費者金融の一部です。

以前のように「サラ金」「街金」「闇金」という3つの区分ではなく、「消費者金融(街金含む)」と「闇金」という2つの区分になったのです。

街金と大手消費者金融は何が違うのか?

街金は消費者金融の一部ということは知ってもらえたと思います。では、何故消費者金融と街金というように、名称の区別がいつまでも残っているのでしょうか。単に、大手消費者金融と中小消費者金融というように分ければいいと考える人もいると思います。

かつてサラ金と言われてきた貸金業者が、現在の大手消費者金融の原型であり、それ以外の中小の消費者金融をまとめて街金と呼んでいた風習が、現在でも残っているのです。

街金は依然として事業規模が小さく、広く浅く多くの人にお金を貸すという経営方針をとっています。そのため、大手消費者金融よりもさらに契約のための審査が甘く、その分金利が高く設定されています。

違法金利ではありませんが、現在の利息制限法の限界まで金利があげられています。街金を利用する顧客層は、銀行はもとより、大手消費者金融の審査にも落ちた人が多いのです。

街金を利用する上で気をつけなくてはいけないのは、審査が甘いと言われる貸金業者でも借り入れを断るケースがあるということです。街金が借り入れをしやすいというのは、あくまで「銀行に比べて」という意味であり、「誰でも借り入れ出来る優しい業者」ということではないことを知っておく必要があります。

街金は違法ではありませんが、中小の消費者金融なので銀行や大手消費者金融に比べて金利が高くなっています。

街金の主な役割は、こうした金利の低い金融業者でお金を借りられなかった人に対してお金を貸すことです。

街金は、大手貸金業者で落ちた人たちの受け皿的な存在!

街金の存在意義は何かと問われた時に、確固たる回答として言えるのが、「大手消費者金融で借りることが出来ない人の受け皿」ということです。

消費者金融があるんだから、街金は必要ないのではないかというと、決してそんなことはありません。利用者や必要としている人がいるからこそ、規模が小さくでも街金は無くならずに残っているのです。

ここでは、街金の利用者や、実際に利用するメリットとデメリット、そして、街金が大手に対抗して業界で生き残るために、どういった戦略を立ててきたのかについて解説します。

街金が狙う顧客はどんな人か?

事業資金や経営規模で大手には大きく劣る街金は、顧客の取り合いで大手と戦うのはあまりに愚行だと考えました。企業戦略において重要なのは、「ヒト・モノ・カネ・情報」の4つです。そのいずれにおいても街金は、大手企業には敵いませんでした。

そうであれば、正面切って大手とぶつかるのではなく、別の対象の狙ったほうが良いと判断し、差別化戦略を採るようになりました。それが、大手の審査にあぶれた人を吸収する受け皿戦略でした。

大手はその資金力で、広告戦略を展開しますが、資金力に乏しい街金はそういった行動が取れません。しかも、知名度でも圧倒的に大手に負けている街金は、最初から勝負にならないとすっぱり広告戦を諦めました。

そして言い方は悪いですが、大手のおこぼれにあずかる戦略を採用しました。その結果、街金の顧客のターゲットは大手でお金を借りることが出来なかった人になり、大手よりも緩い審査・高い金利で融資を行うようになったのです。

街金を利用するメリットとデメリットとは

街金を利用したことがある人ならわかると思いますが、街金の借り入れのかかる金利は、銀行や大手消費者金融に比べて大幅に高いです。正直、他の条件をすべて無視して、金利だけで借り入れ先を選ぶのであれば、街金は真っ先に候補から外れます。

しかし、その欠点を補って余りあるのが、審査の甘さと早さです。審査に時間がかかる銀行は言うに及ばず、比較的短時間で契約が完了する大手消費者金融に比べても、街金の審査は圧倒的に早いです。

申し込みから1時間以内はザラで、早ければ10~30分でお金を引き出せる街金もあります。そして、審査に必要な条件も、基本的には本人確認と収入証明だけです。借り入れ金額が多くなければ、ある程度の定期的な収入があるだけで借り入れ出来ることもあります。

こうしたことから、街金のメリットは短時間で借り入れができることと、審査に落とされる可能性が大手などよりも低いことです。
街金は大手との差別化戦略をとって経営しています。街金(中小の消費者金融)を利用するメリットは、銀行よりも素早く利用できることと、本来なら借り入れが出来ないような人でも可能性があることです。

デメリットは、無名のため闇金かそうでないかを判別しなくてはいけないことと、金利が高く高額の融資に向かないことです。

街金をうまく利用する前に知っておいてほしいこと!

最後に、街金を効果的に利用するために知っておくべきことと、注意点について解説していきます。原則として、収入が高く、なおかつ安定している人は、素直に銀行や大手の消費者金融を利用したほうが得でしょう。街金はあくまで、大手で落ちた人の受け皿ということを知っておきましょう。

街金は、業者によってはブラックになっていても利用することが出来る場合があります。その際に重要なのは、その業者が合法の街金なのか違法の闇金なのかを見極めることです。

この2つの見分け方は、金利上限がどこにあるかを調べることと、金融庁が認めた貸金業者にのみ発行している「貸金業営業登録番号」を見つけて、それが正しい情報か照合することです。金利は、利息制限法の上限である20%を超えているか否かで判断しましょう。

街金の依存性と信頼評価の変化について

極稀にですが、街金の利便性に嵌り、収入が安定していても借り入れの際に街金ばかり使うようになる人がいます。別に違法ではないので、その人の自由なのですが、金利で損をする上に管理が雑になってしまう傾向が強く出やすいので、注意が必要です。

すぐに借り入れができることに味を占め、「お金に困ったらちょっと借りればいいや!」と安直に債務を繰り返しやすくなるのです。これは、多重債務に陥る人に多い性格です。返しきれなくなった借金を返すために、別の借金をするという流れになる危険性があります。

「街金ばかり利用していると銀行から信用されなくなるのでは?」と考える人もいますが、それは違います。返済をきちんとしており、過剰な借り入れを繰り返さない限り、債務実績として、銀行はむしろプラスの評価をしてくれるでしょう。

いずれにしても重要なのは、街金は銀行や大手消費者金融で借りるよりもリスクの高い相手であることを理解した上で、その特性と自分の目的に合っている場合にのみ利用するのが一番良いということです。

街金は闇金とは異なり、合法な中小の消費者金融のことです。街金の主な役割は、大手消費者金融と銀行で借り入れできない人が、少し高い金利を負担する代わりに借り入れ出来るようにすることにあります。

中小の消費者金融を利用する際は、大手とのメリット・デメリットをきちんと比較することが重要です。特に、金利と自身の返済能力の「バランス」が大切です。その業者が本当に法律に則って営業しているかを確認するとともに、安易な借り入れをしないように心がけましょう。

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