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高級羊羹といえば、誰もがまず思い浮かべるだろう虎屋。創業500年の歴史を誇る日本の老舗中の老舗企業だ。室町時代に京都で起業し、後陽成天皇の頃から現在まで皇室御用達の和菓子屋としても名高い。1869年の東京遷都に伴い、東京へ移転した後、資本を増やし、日本橋や三越など東京の一等地に出店した。
和菓子業界で確固たる地位を築いた虎屋だが、ずっと順風満帆に発展していったというわけではない。長い歴史の中では、天災や戦争など、岐路に立たされることもあった。その中で淘汰されずに今日の発展に至るのは、常に時代の流れを読み、新しいことにチャレンジし続けた企業努力の賜物である。
そんな虎屋が初めての海外進出として、パリに出店したのが1980年。華やかな雰囲気のサンフロランタン通りに「とらや」の暖簾を掲げたお店を出店した。当時のパリでは、ファッション界で活躍する日本人デザイナーが少しはいたものの、日本に対する知識や関心はまだ一般的ではなかった。
当然、フランス人にとって和菓子自体が未知のものだったに違いない。当初は、食材の調達もままならないこともあり、異国での和菓子作りや集客に大変苦労したという。そうした中で、羊羹に新しく斬新なフレーバーを加えた「ようかん・ド・パリ」を開発し売り出した。
海外進出の際、第1の目標に置いた「和心を結ぶ和菓子」としての使命感は、様々な試行錯誤を経て実を結び、2010年にパリ店は30周年を迎えた。今では8割のお客がフランス人だという。
パリ店では、日本の伝統的なお菓子と共に、フランス向けにアレンジされた季節のフルーツを使った羊羹やケーキ、マカロンなどが並ぶ。マカロンはフランスで活躍するパティシエ、青木定治とのコラボレーションから生まれたものだ。
日仏のエッセンスを上手く調和させている虎屋が現在のパリの人々にどのように評価されているのか、探ってみたい。
お茶もとても繊細で日本らしさを感じるわ。気に入ったら、この小さな甘いお菓子をお持ちかえりもできるわよ!!
とてもバランスが良くてボリュームもあって。商品は新鮮で良質です。さらに言えば、この和菓子屋はとっても繊細です。とても美味しくて独特な味わいがあります。1つ欠点を挙げるとすれば、ここは人が殺到することがあるので、席を取るのに何日も前から予約する必要があることです。
雰囲気は居心地が良くて、サービスは控え目で効率的で、季節のお菓子は繊細です。お昼のメニューはシンプルで軽いものですが、いつもと違った気分にさせてくれます。商品は新鮮で季節によって変わります。
もしこの辺りに来たら、立ち止まって抹茶と静けさを味わうために30分でも時間を割いてみてはどうでしょう。お茶に関して素人であっても魅力的でしょう。少し値段は高いですが、気に入ったのなら問題ないはずです!土曜のお昼は予約を取ることをお薦めします。
メニューは実に独特で、季節によって変わります。小さなカウンターで売られているのは持ちかえり用です。私はよく抹茶を頼みますが、家で再現するのは難しいです。通好み、または好奇心のある人のためのお店です。
注文したものがテーブルに運ばれてくると、ここから色んな味を楽しむ時間。食感のニュアンスが味蕾を魅了し、日本の素材を発見する。今までになかった感覚だ。まず行ってみて下さい。だけど予約しないとね。虎屋はいつも混んでいるから。
季節の和菓子は、形式的にはお茶を飲む前に、その甘さを味わうように言われました。他にも珍しくて伝統的な日本のデザートを見つけました。あんみつ、どらやき、羊羹、ぜんざい、そして夏にはおいしい抹茶のかき氷-シロップが掛かっている氷のことよ(まだ涎が出てくるわ)。
日本の祝日に虎屋に行くチャンスがあれば、他にも未知の様々なお菓子を味わえるでしょう。お正月休みのときは装飾も美しい(前もって予約した方がいいですよ)。このお店の幾つかの小さな和菓子は驚くほどすばらしいの。あと、抹茶のホットチョコレートもね。雨の季節にぴったりよ。
小豆のマカロンには参ったという感じだし、抹茶のマカロンもすばらしい。和菓子も重さがなくてとても軽い。私たちフランス人の舌に千もの味わいを与えてくれる。好もうと好まざろうと、衝撃に値する。それは好奇心のためだけではないだろう。
私たちは心から日本の商品を楽しんだよ。虎屋で食事をして、とっても幸せな気持ちになった。サービスもとてもよかったよ。少し高いけどね。私たちはまた行くつもりだよ。こんな場所を見つけられるのはパリでは稀だからね。
パリ30周年を記念して、虎屋のホームページではその歩みについて紹介されている。
その中で、和菓子を外国に紹介することの目的を次のように述べている。
単に日本の和菓子を外国に普及させるのではなくて、その先に文化や日本的な価値観を伝えることまで見据えた視野の広さに驚かされる。だからこそ、店の外観から内装、メニューから接客の仕方、和菓子の品質、等々、細部に至るまで隙のない完璧な虎屋のイメージをパリで確立できたのだと言えるだろう。
そして、ただ日本のものを押し売るというのではなく、その地域の人々の求めるものに合わせて、新しいものを生み出す努力も惜しまなかった。伝統という傘の下で安穏とするのではなく、常に時代に応じた挑戦を続ける虎屋。この進化し続ける老舗企業のさらなる飛躍が期待される。
(参考)http://www.tripadvisor.fr/Restaurant_Review-
g187147-d947562-Reviews-Toraya-Paris_Ile_de_France.html
それほど長く続いている企業があるなんてビックリした。室町時代から500年も続くなんて、世界的に見てもトップクラスに歴史のある企業だと思う。この先も世界を舞台に長く続いて欲しい。
金剛組も、思い出してやって下さい。
金剛組は食べらんないじゃないですか
最古の店は多いが、京都自体は応仁の戦火と織豊の区画整理でわりと新しい町
とらやの羊羹好き〜
虎屋は元々安くはないけど、フランスだと相当に高価なんじゃないかな?
まあそれでもフランスに住んでたら行くだろうけど
管理人さん、
長く続く企業の多さは日本がダントツでトップのようですよ。500年もすごいですがその上をいく企業が沢山あって、歴史の深い国っていいなあと思います^^
和菓子は苦手だけど海外でも受け入れられているのは嬉しいですね。