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学校は勉強だけじゃない!と痛感できる中国で紹介されたブログが話題

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2015/02/03

J96
中国の小学校の子供たちは、勉強や習い事に追われ週末もありません。親は子供を少しでもよい大学に入れるため、子供の教育に全身全霊を注ぐわけですが、将来のためとはいえ子供たちは大変そうです。

また、こうした受験偏重の教育の一方で、生活能力や道徳心などの教育が軽視されていることに警鐘を鳴らす声も少なくありません。

教育の在り方とは

そんな中、日本の小学校教育について書かれた記事が、中国語ブログで話題になっています。ブログで紹介されたのは、学校公開日に訪れた娘のクラスで昼の給食時に起きた出来事です。私達が当たり前のように受けてきた学校教育の価値を改めて気づかせてくれるものです。

『日本の小学校は昼に給食が支給され、配送センターから送られてくる学校もありますが、学校内の食堂で作られるところが多いです。小学校では栄養士が献立を作り、栄養やカロリーを計算して子供たちの栄養を管理しています。

毎日正午になると、各クラスの当番が食堂に給食を取りに行き、クラスメイトに配りますが、どの家庭の親も子供たちがちゃんとやれているか一番気になるところです。

30人クラスで1日の食事当番は7,8人、1週間交代で順番が回ってきます。淡いピンクの白衣を着、マスクを付けて、廊下で手を洗ってから列を作って食堂に向かいます。他の生徒たちは、机を並べ、手を洗い、マスクを付けて、食事が運ばれてくるのを待ちます。

1年生が入学してすぐは、6年生が各クラスについて、配膳の手伝いをし、1年生と一緒に給食を食べて、1年生に見本を見せます。約二か月が過ぎると、1年生は自力でやらなければならなくなりますが、公開日は入学から数ヶ月がすぎ、子供たちも自分ですべて準備することに慣れた頃でした。

廊下に出て待っていると、給食を取りに行った子供たちが続々と戻ってきました。

(中略)

30人分の食事と牛乳、食器を子供数人で運ぶのは、大変なことです。私はもう少しで近寄って手を出してしまうところでした。教室にはお腹を空かせた子供たちが待っています。

すると、1人の男の子が、揚げ魚の入った大きなお盆を両手で運んできました。香ばしい香りが漂い、どんな味がするのかなと考えていた矢先、事件は起きたのです。

男の子は何かに足をとられ、私のすぐそばで転んでしまったのです。手に持っていたお盆は、ガシャンと音を立てて地面にたたきつけられ、揚げ魚はあたりに飛び散ってしまいました。

私は一瞬あっけにとられ、男の子は立ち上がるとどうしたらよいか分からず立ち尽くしていました。担任の先生が、音を聞いて廊下に飛び出してきましたが、一目見て何が起こったのかを理解し駆け寄ると、散らばった魚を素早くお盆に拾っていきました。

私は咄嗟に、手にしたデジカメのシャッターを押すと、廊下のモップを手に取り、先生と一緒に床掃除を手伝いました。

メインディッシュの魚が食べられなくなったので、私は子供たちが昼食をどうするのか、心配せずにはいられませんでした。担任の先生は、1人の生徒を呼び止め、放送室に行って給食の魚がなくなったことを伝えるように言い、その子は小走りで駆けていきました。

また転んでしまった男の子に、「大丈夫よ、教室に戻りなさい」と声をかけました。教室では、食事当番のこどもたちがそれぞれの分担の仕事を秩序正しくこなしていました。

すると、校舎に放送が鳴り響きました。「皆さん、余った魚を1年1組に届けてください」私は、次に何が起こるのか興味津々でした。ほどなくして足音が聞こえ、ほかのクラスの子供たちが揚げ魚を運んできたのです。

続いて続々と、1,2匹の魚を運ぶ多くの子供たちがやってきては自分のクラスに帰っていき、見る見るうちに、お盆にはクラスの人数分の魚が集まりました。それは奇跡のようでした。

(中略)

一連の出来事が起こっている間、子供たちは誰一人驚いた様子なく、先生も転んでしまった生徒を叱りませんでした。お盆が落ちた音を聞いて、教室から顔を出して何が起こったかを見た生徒もいたでしょうが、喧嘩や混乱も起こらず、皆静かに自分の席に座って待っていました。

同じクラスの子供たちも、誰一人自分の魚がなくなったと恨み言を言いだしたりせず、不思議なくらい落ち着いていました。まだ1年生であるのに、まるで訓練を受けた戦士のようでした。

夜、娘の帰宅後、私は娘に、「ねえ、今日給食の時間に何が起きたか知ってる?先生はあの男の子を叱らなかったの?」と尋ねました。娘は落ち着いて、「もちろん知ってるよ。先生は一言も言わなかったし、○○君を叱ったりしてないよ」と言ったのです。

先生は、失敗した子供に対し、感情を抑えて最大の寛容と許しを与え、最も効果的な解決方法を即座に探したのでしょう。これは、子供にとって一番の教育なのかもしれません』

この記事には、中国のブログ読者からたくさんの書き込みがありました。いくつかを紹介したいと思います。

素晴らしい。子供も大人も見習わないといけないと思う。先生が子供の失敗を責めなかったのは、彼がうっかりやってしまって、うしろめたさを感じているのを知っていたからでしょうね。

もしも責めていたら、きっと逆効果になっていただろう。またやらかしたら、厳しくしからないといけないだろうけどね。こういう教育方法は人間味があるし、有効ですね。私たちも大人として、よく見習うべきです。

この解決方法はいいね、でも自分では難しそう。日本だからこそ、こうした雰囲気が作られたんだろうし、幼稚園やもっと小さな時から、子供たちは知らず知らずに影響を受けてきたんじゃないかな。

時間が経つとともに、子供はどのように緊急事態に対処するか、困難をどうやって抜け出すかというのを学び取る。これが日本民族の生き方なんだな。日本人は好きではないけど、我々が学ぶべきことはたくさんあるよ。

中国の教育と比べると、自立能力の育成は、日本の教育精神の表れだね。
どういう教育をしたら、1年生でこんなに冷静かつ秩序を保てるんだ?
ママたちは本当に見習うべきだ。
日本の子供に対する教育方法には心服する。先生は子供の見本なんだな。
今回日本に行ったとき、娘と一緒に遊んでくれた日本の女の子がとってもかわいくて聞き分けのいい子だったんだけど、その子がまだ3歳にもならないと聞いた時には本当にびっくりしたわ。日本の教育と大人の振る舞いは、見習うべきですね。
校内放送に感動した。
教育のやり方で、全然違った国民の素養が作られるんだな。
すごいな。。。見習わないと、特に親。
そうだね、日本が発展しているのは、科学技術だけじゃなくて教育もだ。
中国の幼稚園、小学校、中学校の校門にいる親を見ると、僕はなんて言ったらいいか分からないな。学校も家庭も、子供に自分で考え自立精神を養う機会を与えないといけない。
これは参考に値するいい方法ですね。日本人は何をやるにも責任を持つし、何かあっても放り出さないのは、思うにこういう教育の賜物なのだろう。小さな頃からちょっとしたことで咎められていたら、子供は自分が怒られないように言い訳をすることばかり考えるし、成長しても責任逃ればかりするようになる。
寛容は一番の教育だね。誰しも自尊心があるから、尊重されれば自律性も強くなる。
これこそ素養教育ですね。素養が身につかなければ教育とは言えない。
この文章を読んで本当に恥ずかしくなりました。以前の自分を思うと、感情を抑えられずに子供を叱ってばかりでした…。国の教育についてとやかく言いませんが、この文中の先生に習って穏やかな気持ちで子どもに接しないといけないと思いました。親として失格だったわ!
どうりで日本人がすごいわけだ!
日本の小学生が皆で食事をとるプロセスを知って、驚きました。彼らは幼い頃から他人を気遣う良い教育を受けているんですね。これは中国の一人っ子政策でなくしてしまったものです。日本の子供たちには、中国の子供のような「自己中心」さがないし、失敗したクラスメイトをあざ笑うこともない。
日本人は、いつ何をやるべきか、幼いころから知っている。民族の基本的な素養は、代々受け継がれてきたものなのだ。
子供のころから生活資源を分け合うことを学び、公平な環境を作り出すことで、社会的リスクや対立をできる限りなくすことができるわけだ。
日本の伝統的な教育で、こうしたことは一度や二度ではないと思う。また、起こり得るものだし、だれがやっても起こってしまうことで、よくあることです。だから子供たちは、普通のこととして驚くこともないのでしょう。

訓練によって素養は磨かれると言います。つまり、普段からの訓練で素養は高まるということ。これが答えなのかもしれません。

いかがでしょうか。教育に対する関心の高さをうかがわせるとともに、教育の在り方について考えさせられたという意見もたくさんみられました。

私たち日本の教育にも、様々な課題があると言われていますが、改めて享受してきたものの素晴らしさを思い返すきっかけにもなったのではないでしょうか。

(参考)http://blog.sina.com.cn/s/blog_6271652b0102e3gc.html

中国人だけでなく、日本人が聞いても関心する。1年生なのにとても冷静で素晴らしい教育の成果だと思う。普通なら「ちゃんと見なさい!」的に生徒を怒ってしまいそうだけど、放送室へ生徒を向かわせるなんて、なんてできた先生だ。

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