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日本のラーメン文化を世界に伝えた映画「タンポポ・ラーメン」

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2016/10/29

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今や日本のラーメンはそのままRAMENで通用するぐらい世界中で人気です。ラーメンの故郷・中国ですら日本のラーメンは絶大な支持を受けています。

この日本のラーメン文化を世界に広げる先駆けになった映画が伊丹十三監督作品の「タンポポ」(1985年)です。

観るたびに発見がある映画「タンポポ」

この映画はユニークな構成になっています。メインは売れないラーメン店を立て直すある未亡人の物語ですが、直接物語には関係のない食や性、暴力に関するインパクトのあるショートストーリーが出てきます。

また、映画には社会風刺やパロディが満載となっています。とにかく、繰り返してみれば観るほど、面白い作品です。

初めて観るとちょっと混乱しますが、いろいろな味のエッセンスを絶妙に組み合わせた作品です。言ってみれば、極上ラーメンのようです。

作中では人々の思惑や欲望が描かれますが、ラーメン道を極める人たちは、とにかく純粋で一切の見返りも求めません。

この映画では、監督の妻で女優の宮本信子、山崎努、津川雅彦、大滝秀治(故人)、渡辺謙そして役所広司など、その後の日本の映画界を牽引する役者たちが好演しています。

日本人の食文化が垣間見られる

主役は未亡人のタンポポ(宮本)とタンクローリー運転手のゴロー(山崎)です。一生懸命なタンポポの周りには、背景の異なる5人の達人たちが集まってきます。

究極のラーメンが完成すると、スッと協力者たちは立ち去ってしまいます。まるで、黒澤明監督作品「5人の侍」のエンディングのような清々しさが残ります。

また、この作品には高級フランス料理や家庭的なチャーハンやオムライスなど、いろいろなエピソードが登場します。特にヤクザを演じる役所広司の食事シーンは強烈に官能的です。

ある海外の記事の特集で「最も官能的な食事シーントップ10」のランキングがありましたが、「タンポポ」は2位にランクインされています。ちなみに1位はミッキー・ローク主演の官能映画「ナインハーフ」です。

映画「タンポポ・ラーメン」の名場面はユーチューブ上にアップされており、この映画に対するコメントが世界中から寄せられています。その一部を紹介しましょう。

この映画で初めてラーメンの食べ方を知った(笑)
日本にバケーションで訪問した時に家族でこの映画のDVDを観ました。それから日本のラーメンを堪能しましたよ。
作中でラーメン達人はゆっくり味わって食べているけど、俺は一気に食べちゃうよ。だってうまいもん。
あの日本人俳優・渡辺謙が出演しているじゃないですか。若いですね。
日本人のラーメン哲学って奥が深いのね(^_^;)
私は芸術のクラスでこの日本映画を鑑賞しました。食材に謝意を示すって面白い文化ね。
映画「硫黄島からの手紙」に出ていた渡辺謙だ。
懐かしい映画ですね。昔この映画を見た時のインパクトは大きかったです。日本の食文化は凄い。
渡辺謙は世界で最もセクシーな男性の1人です。昔から色男だったのね(笑)
この映画はラーメンを知る上で最高の教材だ。
この「タンポポ・ラーメン」は大好きな日本映画の1つです。
作中で出てくるラーメン達人のような食べ方を全ての日本人がするのかな(^^)
ラーメン達人はラーメンを食べる前に「イタダキマス」って言っていないぞ(笑)
↑「ゴチソウサマデシタ」も言っていない!!
「タンポポ・ラーメン」には名シーンが多いけど、このラーメン達人が食べ方を指導するシーンが一番のお気に入り。
どんなラーメンのCMを観るよりも、この映画を観たほうがラーメンを食べたくなる。
ラーメンの発祥は中国だけど、日本人のこだわりがラーメンを発展させたのね。
この映画はラーメンだけでなく、日本人や日本の食文化を知るための最高の教科書!
何度観ても腹の底から笑える楽しい映画です。
この映画がきっかけで、ラーメンのファンになりました。
あのラーメンの上に乗っているピンクと白の渦巻き、何?
俺にもわからん!
あれはナルトという食材です。アニメのナルトではありません(^^) 最近のラーメンにはあまり入っていません。
この映画が気に入ったので「ラーメンガール」も観ました。
食を扱った映画の中では最高レベルね。
シンガポールでも日本のラーメンはとても人気がありますよ!
ラーメンって芸術なのね。この映画でそれを感じました。
「タンポポ・ラーメン」以上の名作映画を観たことがない。
日本で食べるラーメン店の味が最高だけど、日本のカップ麺も質が高い!これならば好きな場所で食べられる。
アメリカのアマゾンでも明星「中華三昧」が注文できるよ。
私は「マルちゃんラーメン」が大好き。でもいつかは日本のお店でラーメンを食べてみたい。
実に素晴らしい映画だった!!おかげで腹減った~
チャーシュー最高!スープ最高!
私の住む街にも日本風ラーメン店があるけど、オーナーは韓国人だよ。
誰か!美味しいラーメンを作ってくれ!
ラーメンの食べ方の基本はスープからだと思うね。
いやいや、このラーメン達人の言うとおり、先に麺だね。
能書きはいいから。早く食べないと麺が伸びるよ(笑)
ユーモアに満ちた作品で、とても笑えました。観た後に幸せな気分になりました。
日本人らしさが各所に溢れている作品ですね。

日本人が知らない日本映画の良さ

この映画には正式な続編はありません。しかし、公開から20年以上経ってから、ロバート・アラン・アッカーマン監督によるオマージュ作品「ラーメンガール」(2008年)がアメリカ映画として公開されます。

これには「タンポポ」で主役を演じた山崎努もラーメンの大師匠として出演しています。師匠・西田敏行の下で修行をする主人公のアメリカ人女性は、32歳で夭折したハリウッド女優のブリタニー・マーフィです。

「タンポポ」は日本では興行的に成功したとは言えない映画でした。でも、アメリカでの興行成績は邦画部門で歴代2位という輝かしい記録を持っています。今でもDVDやブルーレイはアメリカの大手通販サイト、アマゾンで好評です。

現在、日本政府は「クール・ジャパン」とネーミングをして、日本からの文化発信に力を入れています。個人的には日本のラーメン文化を広めた先駆けとして、「タンポポ」に特別賞を授与して欲しいです。

(参考)http://www.complex.com/pop-culture/2011/09/the-10-sexiest-food-
scenes-in-movies/tampopo

この映画は見たことないけど、アメリカの興行成績がそんなに高かったなんてビックリした。日本のラーメンはそれだけでも魅力が高いので、映画の題材にはもってこいだと思う。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2016年10月29日 10:45 PM

    七人の侍だよおお。
    あとの2人どこいったんだよおお

  2. 日本の名無しさん
    2016年10月29日 10:46 PM

    あと七人の侍のエンディングは
    けして清々しくありませんよ。
    活気を取り戻した農村の風景と、
    対照的に侍達は悲哀を帯びて
    立ち去るのですよ。

  3. 日本の名無しさん
    2016年10月29日 11:50 PM

    ウドンとかいう二番煎じの映画もあったな。あれも興行収入はボロボリだったろ。
    ラーメンに関しては「男おいどん」がクールのはしりだよ。

  4. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 12:06 AM

    オムニバスのフランス料理のスケッチが超笑えるんだが…

  5. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 12:22 AM

    ラーメンのシーンの他にも面白いエピソードが沢山ある映画だった。
    餅を喉に詰まらせようとする資産家の妻とか、死ぬ間際に料理して満足そうに微笑む母親。ヤクザと情婦の牡蠣貝を通じて出会い、死ぬときまで二人で食べ物の事を共有していた事とか・・・
    久しぶりに観たくなっちゃった。

  6. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 6:35 AM

    ※3
    小池さん「サルマタケ喰い過ぎて幻覚見てるんか?」

  7. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 9:02 AM

    麺類は音を立ててすすって食べるのが店主への礼儀でありマナー
    みたいな間違った認識を海外に拡めた一因でもある

  8. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 10:51 AM

    >>5
    え?資産家の妻って、餅は食べないで、先生が言ってたでしょ、みたいに声かけて出て行ってなかった?
    餅を思い出させることで食べたい気持ちにさせるって作戦なら、余りに迂遠な方法だと思うけど。

  9. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 3:01 PM

    管理人、これほどの名作映画、観たことないの?
    記事に取り上げておいて、怠慢じゃないか?

  10. 日本の名無しさん
    2016年10月30日 4:22 PM

    乞食が厨房に入ってオムライス作ったシーンが好き

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