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死ぬに死ねない?!大富豪でも買うのが大変…香港の墓地

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2015/02/05

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香港では、たとえ大富豪であっても手に入れるにの苦労するものがあります。それは墓地、彼らの永遠の安息地です。

深刻な土地不足と不動産価格の高騰に悩まされている香港。香港全土のわずか30%の土地に、700万人もの人々が暮らしている状況を改善するために、政府が大規模な地下都市の建設を本気で検討し始めているのは御存知の通りです。

死者さえも土地不足に泣く

そしてこの問題に悩むのは、何も生きている人間だけではありません。深刻な土地不足は、死者からも安らぎの土地を奪っているのです。

こうした問題を憂慮した香港当局は、1970年代後半より遺体を永続的に埋葬する墓地の新たな建設を禁止しています。香港のお墓は、日本で一族が同じ墓に入るのとは違って、一人一人がひとつの墓に入るのが一般的です。

しかし、新たな死者へのスペースを確保するために、こうした墓地を利用できるのは、埋葬から六年間に限られています。その後は遺体を掘り起こし別の墓に移動するか、もしくは火葬した上で、ロッカー式の納骨堂に遺灰を納めなければなりません。

香港では毎年4万人が亡くなっており、こうした対策をとっていても、墓不足それほど改善されているとは言えないようです。

民衆は決して火葬を望んでいるわけではありません。香港でも中国本土と同じく、長らく儒教思想に基づいた土葬と先祖崇拝が行われてきました。先祖の墓を立派に守ることで、一族に幸福と繁栄がもたらされると人々は信じていますし、儒教において火葬は、身体の毀損行為であるとされています。

墓地不足から火葬が進む香港

しかしながら、この埋葬規定により、火葬を行う人々の数は急激に増加しました。1975年にわずか38%の人々が火葬を希望していましたが、2013年には、死亡者の約90%が火葬されているのです。

また、火葬したとしても、今度は遺灰を納骨するスペースの問題が前に立ちはだかります。コンクリートで作られた味気のない公共の納骨堂の利用には3000香港ドル(約4万円)かかります。

公共納骨堂は、民間のロッカー式納骨堂に比べ安価なために、すでに5年待の状態が続いています。公式的には21,800人以上もの死者が、このリストに名を連ねているといいます。

ある葬儀会社の話によれば、市内の葬儀場や葬儀会社には、10万を超える骨壷があるそうです。多くの人々は依然として納骨場所を求めるリストに名を連ねていますが、いち早く納骨場所を確保したい人々は、対価として高額のお金を支払うことになります。

しかし、彼らが100万香港ドル(約1320万円)ものお金を支払って得るスペースは、わずかA4サイズでしかありません。

粉嶺にある龍山寺では、「もっとも運気のよい」といわれている0.04平方メートル(20cm四方)のスペースに、180万香港ドル(約2380万円)の値がついています。青龍と白虎の像が左右に置かれるこの安置場所は、風水的にも最高級の仕様だといわれています。

香港市内の高級住宅地の地価は、1平方メートルあたりおおよそ15万1389香港ドル(約200万円)ですから、死者の家は生者の家よりも高いのです。

墓不足をチャンスにしている人も

一方、こうした墓に対する需要を商機と睨んだ企業からは、高齢化する富裕層にターゲットを絞った新たなビジネスが提案されています。

マイダス・インターナショナル・ホールディングスとセージ・インターナショナル・グループは、中国本土やマカオに墓を設ける事業を展開し始めました。

中国南部、広東省の墓地の価格は、過去十年間で10倍に跳ね上がり、約20万元(約328万円)になりました。香港からフェリーでわずか一時間の距離にあるマカオでも墓地の価格は高騰し、最低でも100万香港ドル(約1320万円)の値がついています。

フォーチュン・ウェルス・メモリアル・パークでは、広東省四会市内に持つ500エーカーの敷地を10倍に拡張する計画を発表しました。

「殆どの場合、富裕層の高齢者達は、中国本土に行くことを希望しています。そこには非常に高額であっても素晴らしい場所があるからです」

生きている時は波瀾万丈であっても、死後はせめて安らかに眠りたいもの。香港の深刻な墓事情に対し、世界からも様々な声が届いています。

火葬が最良の方法だと思うけど、香港には大富豪がたくさんいるって豪語してるんだから、高層建築のお墓を建ててみたらいいんじゃないかな?
香港の人々は死後ですら安らかに過ごすことはできないんだね…世界は一体どこへ向かってるんだろう…
火葬しか解決方法がないようだね。
これは信条の問題だろう。この点に関しては、ヒンドゥー教やパルシー教なんかにも受け入れられている方法のほうがいい気がするよ。

(注)ヒンドゥー教では、死者は火葬された後、その遺灰はガンジス川に流される。パルシー教(イスラム教の侵略を逃れ、ペルシャからムンバイに逃れたゾロアスター教徒)では、鳥葬・風葬が一般的。

墓(grave)を探すのが本当に困難になったら、本当にゆゆしき(grave)事態だね。
土地不足の問題は死後ですら続くんだね。「ご冥福をお祈りします」って祈る前に、よーく考えなきゃいけないなぁ。
香港が世界的なスケールへ成長した結果なのかな。
こんな状況なら、遺体を燃やしてしまうのがよりよい選択だ感じるよ。インドでは、大多数が遺体を燃やすという手順を踏んでいるのはいいことだ。この方法なら、土地なんか一切必要ないんだからね。
香港でしかありえない出来事だね!
ヒンドゥー教は火葬だから良かったよ!
いかなる宗教的信条に逆らうわけでもないんだけど、でも香港が置かれている状況を考えると、火葬以上に良い方法はないだろうね。
これは、いつの日にか世界中のあらゆる国家で起こりうることだよね…
本当に興味深い話だよ。
生きているうちに家を買って、で、死んだら墓を買うために売ったらいいんじゃないの。
家を買うのも墓を買うのも関連性があると思うけどな。どちらも取り扱っている業者がいるはずだよ。
インドで受け入れられているように、遺体を燃やすのがいいんじゃないのかな。
香港では家を買うより墓が高く付くんだね…
年金制度を見習えばいいよ。一平方メートルのスペースを買うために似たような制度が実施できるだろ。
ホントに奇妙な話だね、でもこれが真実なのさ!
マレーシアでこんなことしたら政府が非難されるよ。

確かに、コメントにあるように、遺体を燃やした後遺灰を川に流したり、海に散骨したりすれば土地不足への対策にはなるかもしれません。

政府もすでにこうした方法は考慮しており、海への遺灰の散布に関して、厳格に散布可能な場所や時間帯を定め、必要事項を書類に記入した上で申請を受けつけるなどの策をとっています。

また、散骨により墓標を持たない人々にはネット墓地も用意されており、散骨の様子をビデオに収めてアップロードするということも行われています。他にも、遺灰の炭素を抽出し、純度を高めた上で合成ダイヤモンドにするというサービスを提供している企業もあります。

ネット墓地に、遺骨から作る合成ダイヤモンド、海を渡らなければ墓参りもできない中国本土への墓の設置。いずれの方法も、我々日本人の感覚からすると、少しばかり現実離れしています。

しかし、土地不足に悩む香港の人々は、以前ほど埋葬方法にこだわっていないのが実情のようです。今後も政府は生者へ住宅を提供するだけではなく、死者に対しても同様に墓を用意する対策に追われることになりそうです。

(参考)http://timesofindia.indiatimes.com/world/rest-of-world/
In-Hong-Kong-it-costs-more-to-house-the-dead/
articleshow/36039381.cms

似たような記事で、中国で火葬は嫌だ!っていうのがあったけど、香港の人はそれでも90%の人が火葬を行ったなんて、やはり中国と香港は違うんだなぁと思う。ネット墓地ってテレビで冗談っぽくやってたけど、香港では冗談じゃなく実際にやってるなんてビックリした!これからはネット墓地でしょ!

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