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家庭の米粒でパンが焼ける?!海外からも予想外の反響が!

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2014/08/27

gopan
どの家庭にもある米粒からパンが焼ける世界初の「ライスブレッドクッカー」(お米食パンの焼けるホームベーカリー)Gopan。

佐野社長はGopan開発陣に次のようにはっぱをかけたという。

「食パン1斤は200円で買えるんや。コメでパンを焼くために4万9800円も出す客はそんなにおらん。これは数を売る商品と違う。三洋電機からのメッセージや。伝説になる商品にせい」

米粒からパンを作るホームベーカリー

米パンベーカリーという新しい市場を作り出すと意気込みはあったものの、通常のホームベーカリーが3万円程度の中、Gopanは5万という価格を聞いた広報部門担当者は腰が引けたと語っている。大ヒットを名言できる人などいなかった。(三洋電機 最後のヒット商品「ゴパン」の全て(2/2))

当初、目指した目標台数は3~4万台、ホームベーカリー市場の年間43万8000台(2009年)の10%足らずであり、販売見通しとして5万8000台が用意されていた。

蓋をあけてみると、2010年7月に発売予定を発表すると同時にテレビで話題になり、予約が殺到した。予約だけで5万8000台をはるかに超えてしまいったため、1ヶ月の発売延期が早々に決まった。

11月11日に発売が開始されると、瞬く間に売り切れ、わずか2週間で半年分の生産台数5万8000台を上回る注文が新たにきた。そのため2011年4月まで、予約を打ち切る事態が発生し、ネットオークションでは実勢価格の約2倍の10万円という価格までついた。

結局、発売開始から2011年9月末までの1年足らずの間に約16万台を売り上げる大ヒット製品となった。

その後、三洋がパナソニックの完全子会社になったことを受け、パナソニックブランドとなった2代目が2011年12月15日、3代目が2013年1月23日に発売されている。現在ではユーザーの声に合わせ、コンパクト化、低騒音化を実現している。

では海外の反応はどうだったのだろうか。日本での発売発表のときのものと思われる動画が2010年7月13日にDigiInfoTVから英語での吹き替えと字幕付きでアップロードされた。それを見た海外の声を紹介してみよう。

これを買いたい!!!
すてき!ところで米パンの味ってどうなの?
私はオーストラリアに済んでいるが、このすごいアイデアが好き。それに炊く前の米を使って初めから作るなんて。感心した。
来年までは売り切れってことになりそう。
とても高い:((
アジアに住んでいるのだが、誰もが米は毎日食べるなじみの食材。
米粉からホームベーカリーでパンを作る方がはやいかも。
ちょっと高いと思うが、小麦粉を食べられないアレルギーの家族がいるならいいかも。
これは絶対に買う。
なんと。日本人って天才だ。
かっこいい
米パンのレシピをもっている人います?日本語わからないので。
ほしい
おもしろそう。今まで米パンはためしたことない。買って、Gopanの価値があるかどうか試したい。イギリスでも売るだろうか?
香港やオーストラリアでも速く販売してほしい。娘が小麦と卵のアレルギーなんだけど、Gopanで作ったらパンを食べられる。
すごいね。機械で米をこんなに短時間で粉にしてパンを作ってしまうなんて。
アメリカでも販売してほしい。グルテンフリーダイエットで禁止されている小麦でなくて、推奨されている米を食べるのだから、よさそう。
大好き!お金ができたら絶対すぐに買う!

評判は上々である。

GOPANを海外で販売する際の問題点

しかし、実際のユーザーの製品レビューはそれほど多くない。やはり価格的に高いこと、必ずしも家庭で米を常備しているわけではないというのが原因だろう。おまけに海外で使うには他にも二つの問題がある。

まず、製品のマニュアルは日本語のみという状態なのだ。AmazonのGopan発売サイトに「ユーザーマニュアルが日本語しかついてきませんでした。英語版の簡単なマニュアルを手に入れることができないでしょうか」という質問に対して、Amazonに掲載されていた回答は、

「三洋とパナソニックは英語版のGOPANマニュアルを作っていません。ですから、英語版のマニュアルを提供することはできません。ご理解ください。GOPANがどんな製品か理解するためには、youtubeをご覧ください」

レビューを残している使用者は日本語がわかるのか、youtubeをみたか、あるいは何度も試用を繰り返して、うまくパンを作り、満足のいく製品と考えたことになる。

もう一つは変圧器の問題がある。なくても使えるようだが、火事の原因になるので避けたほうがよいというアドバイスがAmazonのサイトに出ている。

しかし、この難点があるにもかかわらず、Amazonで掲載されている商品を購入したレビューアーのうち3人は5点、1人は4点(1点引きは英語版のマニュアルがないため)をつけている。

とても使いやすい。まだ使い始めて数日で、日本人の友達に基本的な指示やグルテンフリーの米パンレシピを翻訳してもらった。基本設定(材料の量など)が分かってから作ってみると、とても簡単だった。

グルテンフリーの米パンを作るときに必要な材料は限られている。米、米粉、水、砂糖、塩、オリーブオイルとイースト。イーストなしで作ろうとしたので、普通のパンより難しかった。

まずはイーストを入れて作ってみたのだが、うまくいかず。二回目はイーストをいれて作ってみて味がもう少し濃いほうがいいと思ったが、うまくいった。もう少し密度を増そうと、少しあたためて、オイルと塩をいれてみたら、子供達が大喜び。

夫と一緒に食べてみると、二人ともおいしいと言った。日本のレシピのパンは甘めなので、レシピよりもう少し甘みを抑えてみてもよい。機械の中ではイーストや米粉を自動的に投入する。フルーツ、ナッツなどをいれることもできる。

これまでも日本製品を使ってきたが、アメリカで使うには変圧器が必須。(5点満点の評価をした上で問題点を書いているのは、商品はよいが、変圧器の問題について、Gopan購入予定者に注意を促したかったためと思われる)
見た目も性能も良いのだが、日本語のユーザーマニュアルしかついていない。店に英語版がほしいと頼んだのだが、対応してもらえなかった。だからめくらめっぽうに作ることになった。

4回試してみて、なんとかグルテンフリーの米パンができてものの、100%正しいレシピを使えば味や歯触りもよくなるはず。おいしいパンを作りたいので、ユーザーマニュアルの英語版ができるのを待ち構えている。既存ユーザーの助けになると思う。

すばらしい機械だ。びっくりするほど素晴らしい。たくさんのことをしてくれるので簡単に使える。大好き。おいしいパンができる。メーカーさん、ありがとう。

海外販売はされているものの、国内ほどではない、というのがGopanの販売実績なのかもしれない。だが購入者やYouTubeのコメントを見る限り、コンセプトや性能への評価は高い。

販売国にあわせたマニュアルや電圧対応をして売れる素地を作ってしまえば、事情は変わってくるのではないか。数年前から流行しているグルテンフリーダイエットの波に乗ることもできそうだ。

小麦・ライ麦・大麦などに含まれる「グルテン」というたんぱく質を避け、米、魚、肉、野菜、果物などを摂取して、アレルギー予防などの健康や美容上の効果を狙うダイエット。

スーパーモデルのミランダ・カー、クリントン元大統領ファミリー、テニスのノヴァク・ジョコヴィッチが実行しているとされ、数年前からアメリカでは大流行しているこのダイエットに、Gopanはぴったりの製品なのだ。

(参考)https://www.youtube.com/watch?v=3EKGAnWKHmI
http://www.amazon.com/Panasonic-Gopan-Bread-Cooker-Sd-rbm1001-t/dp/B00B4PCCC4/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1401164238&sr=8-2&keywords=gopan
http://www.amazon.com/SANYO-GOPAN-Premium-White-SPM-RB1000/dp/B0046ZS42Q/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1401164238&sr=8-1&keywords=gopan
『会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから』 大西泰之。日経BP社

三洋電機の社員でさえもヒットするとは思わなかった商品が、世界中の賞賛を浴び、発売前から販売予定数の予約を得たのはすごいと思った。

当時のニュースでも見たが、子共が小麦アレルギーでパンを食べさせられない親は、この商品を使って子供にパンを食べさせることができ、とても喜んでいた。人のためになる商品を開発できる技術は素晴らしいと思う。

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コメント一覧
  1. 日本の名無しさん
    2014年9月29日 11:53 PM

    CMで江角マキコが食べてたパン、もの凄く美味しそうだったのを覚えてます

    それはそうと、これだけ英語マニュアルが求められてるなら
    さっさと作成したらいいのに……と思いました
    印刷するのが無理なら、ネットに上げるだけでもかなり喜ばれるだろうにねえ

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