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パリで車を運転するのは大変!文字通り車を押しのけて駐車場を探す運転手たち

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2015/11/01

W356
フランスの首都、パリの路上にはいつも隙間なくぎっしりと車が駐車されています。パリで駐車する場所を見つけるのは至難の業だという話は以前からよく聞きますが、その状況は年々厳しさを増しているようです。

どうして状況はますます悪くなっているのでしょうか。また、どうしてもパリで駐車場をみつけなければならない場合はどうしたらよいのでしょうか。

年々少なくなる駐車スペース

2001年以降、パリでは2万3千台分の駐車スペースが消失し、これらのスペースはバス専用車線、乗合自動車用駐車場、ヴェリブ (パリ市が提供している自転車貸出システム) 用駐輪場建設などにあてられました。

パリ市役所の調べによると、パリには現在約15万4千台分の駐車場があり、私有地内の駐車場なども含めると合計で80万台以上の駐車スペースがあるといいます。

それでもなおパリの駐車場の数は足りておらず市内中心部では駐車スペースを見つけるのが非常に困難であります。

そのため、身体障害者用車両、配達用車専用の駐車スペースといった普通車の駐車が禁止される場所に違法に駐車する車がでてくるなど無秩序な状態になっています。

このような状況を受けて、インターネット上では駐車場探しに日常的に困っているドライバーたちが中心となり、パリの駐車場の数をすみやかに増やす要望書への署名を呼びかけています。

他の地方都市の2倍もするパリの駐車場代

ある消費者団体がパリとフランスの他の地方都市の有料駐車場に対し、アンケート調査を行いました。

アンケートに答えた307施設のうち54施設がパリ市内の有料駐車場で、このアンケートの結果、パリと地方都市の駐車場代の大きな格差が浮き彫りとなりました。

調べによると、パリ以外の地域での1時間あたりの駐車場代の平均は1,71ユーロであったのに対し、パリでは平均3,11ユーロで、パリの駐車場代は他の地域の約2倍高いという結果が報告されたのです。

そして24時間駐車した場合は、地方では平均16, 54ユーロなのに対し、パリでは平均29, 41ユーロもかかります。

パリの駐車場代はフランスの他の地方都市と比較して法外に高く、駐車違反キップを切られた場合の罰金17ユーロを超えてしまうこともしばしばあります。

このように見つかりにくく、値段も高いパリの駐車場ですが、何かよい解決策はないのでしょうか。

パリで賢く駐車場を探すコツ

駐車できる可能性をあげるのに効果的なのは、まず混雑する大通りを避け、比較的空いているパリの南側の地域を探すことです。また週末の場合は住宅地が密集する地区の近郊を探すと空きスペースがみつかることが多いです。

そしてパリ在住の駐車場所有者の中には、仕事が終わり自宅に戻る夜間だけ車を停め、他の時間は駐車場を利用していないという人がいます。

Moby Park、Monsieur Parking、Parkadom、Shared Parkingといったインターネットサイトにはそういった使われていない駐車スペースが登録され数時間や数日単位で貸し出されており、価格もしばしば良心的です。

加えてNéo Parking、Parking Dispo、Park infoといったスマートフォンのアプリを利用した駐車場検索サービスも最近始まり、リアルタイムでパリの有料、無料駐車場の空き状況を調べられるようになりました。

このような新時代のサービスを利用するのも一つの手といえそうですね。

ここでパリでの駐車場を巡る問題について、パリやパリ近郊に住む人の意見を聞いてみましょう。

都会に住むのはお金ばかりかかってうんざりするよ。
車の数が多すぎるのは確かだよ。政治家たちはもっとこの問題に真剣に取り組むべきだ。大気汚染、騒音、渋滞問題など問題はたくさんあるし、公共の交通機関の使用だけではすべての問題を解決できないだろう。
パリは交通機関がとても発達してるから、私は自家用車は不要だという考えだ。
5歳以下の子供を連れている場合など特別なケースを除いて、パリでの自家用車の使用は禁止すべきだと思うよ。車なしでは生活できない人はパリを去るべきだ。
車が多すぎてうんざり。パリで暮らすのは悪夢のようだよ。
地下鉄とRER(首都圏高速交通網)が24時間休まず動いていればいいのにね。
一般的に言って、パリは貧乏人にとって暮らしにくい場所になったよ。駐車場を持っていて高級セダンに乗ってるような人は特に困ってないだろうけどね。
僕の仕事は朝がとても早くて地下鉄やバスは動いてないから、自家用車がないと通勤は不可能だよ。
将来的にはパリは自家用車ゼロを実現するべきだ。今までの生活様式を見直すべき時がきている。
仕事に行くのには車は必要ないけど、車は俺の唯一の娯楽だから、手放すつもりはないよ。
私のうちのそばには地下鉄もバスも通ってないから仕方なく車を使うのよ。
たしかに公共の交通機関の利用を促進しないといけないと思うけど、必要な人には車を使わせてあげようよ。
パリに住んでいて駐車場と自家用車を所有していますが、パリでは車はほとんど使いません。バスや地下鉄で十分事足ります。
スーパーで買い物するのに自家用車は不要だと思うよ。大荷物なら配達を頼めばいいわけだし。
タクシーの数を増やして値段を下げればいいんじゃないの?
中心地より土地に余裕がある地下鉄のターミナル駅に大きな駐車場を建設して夜間はそこに車を停めてもらい、そこから地下鉄で通学・通勤してもらえばいいんじゃないですか。トゥールーズやニースなど他の都市ではそうやっていますよ。
乗合自動車の利用がこの問題の解決策だと思うわ。
パリに住むなら車は持たないほうがいいと思うよ。
パリ中をもっと効率的に移動できる交通機関がどうしてないのかしら?
パリ市内では自家用車はそんなに必要じゃないけど、郊外や田舎に行くにはやっぱり車が必要なんだよね。

大都市パリは交通マナーも悪く、通勤の時間はいつも大渋滞。そして、少ない駐車スペースを確保するために文字通り他の車を押しのけてやっと駐車しているといった有様です。聞いているだけでストレスが溜まりそうな生活ですね。

そんな状況なので小さなアクシデントが頻発し、取れかけたサイド・ミラーをガムテープでぐるぐる巻きにして応急処置、なんて車も実際ちらほらみかけます。日本の大都市でも駐車場探しは大変ですが、パリはさらに上を行くようです。

(参考)http://france3-regions.francetvinfo.fr/paris-ile-de-france/2012/
07/19/paris-il-est-de-plus-en-plus-difficile-de-se-garer-la-ville-perdu-15-de-
de-places-de-stationnement-41459.html
http://www.20minutes.fr/societe/1171677-20130611-20130611-comment-
garer-a-paris-prendre-tete
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2012/01/18/01016-20120118ARTFIG
00436-se-garer-a-paris-coute-deux-fois-plus-cher-qu-en-province.php
http://www.lemonde.fr/mobilite/article/2012/07/19/se-garer-a-paris-un-
cauchemar_1735817_1653095.html

日本もすでに2倍以上の差があるけど、フランスと比べたらもっと酷そうな気がしてきた。ネットを使った空き駐車場検索システムはいいと思うけど、絶対数を増やす対策もしないと根本的解決にならないと思う。

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